沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

北条峠の蕎麦屋(佐久間民族文化伝承館)

2011-02-28 | 浜松のくらし

浜松市街から北へ1時間30分、佐久間の北条峠(ほうじとうげ)に江戸時代の農家を移築した蕎麦屋があります。


軒下には、大八車や農具が置かれています。白いのは根雪です。


こちらは、北の水窪(みさくぼ)方面を望んだところ。


この土地に、この風景に、数々の民話が伝承されているようです。



お蕎麦がおいしいというので、楽しみです。


江戸時代から続いてきた地ソバを味わえるというのです。



ざるそばセットです。美味しかったです!


御膳に、左上から、とじくり(米、大豆等で作った和菓子)、柚子味噌こんにゃく、山菜の炊き込みご飯、漬物、地ソバ。



土雛(つちびな)が、飾ってありました。


この地方では、土で作ったひな人形を、ひな祭りに飾るそうです。


とても土で作ったとは思えないほど、美しく着色されています。



ほかの地方にも、土雛はあるのかな。


美しい山並みなのに、亀裂が…

2011-02-28 | 浜松のくらし

浜松北部のつづら折りの山道を、左右に揺られながら車で登っていくと、美しい風景に出会った。

山並みが幾重にも重なり、絵画的だなあと思ったら…。

中央構造線の活動によって作られた、断層谷(だんそうだに)なのだそうです。

諏訪湖から流れる天竜川は、中央構造線沿いの谷あいを流る際に、崩れた土砂を運ぶことによって、長い年月をかけて、海に面する浜松の河口部に大きな砂丘を作った。

旧道 さくま 徒歩60分。

簡単に書いてあるけど、徒歩60分で出るのが佐久間、ということは、ずいぶんと奥山ですね。

杉の木は、花粉をたくさん用意していました。

間もなく花粉の季節ですね。

 今日は、目がかゆくなってきました。


燈火の人

2011-02-26 | 浜松のくらし

5年半ぶりに、住んでいたところに立ち寄ってみました。

歩道の花壇の中に、小さな彫刻がありました。昔はなかったのに。

「燈火(ともしび)の人」

ーこの作品の位置する場所は、火の守り神である秋葉神社の大鳥居跡で、土地の記憶を呼び起こします。-

うーん。小さいけど、考えさせる彫刻である。

確かに、「火」という文字になっている。

手に持っているのは、聖火のような。

聖火ランナー?

大鳥居から秋葉神社へと、続く道を表現しているのかな。

植樹ブロックも御影石で、おしゃれですね。

きれいに掃除してあります。

浜松は、音楽の街。

彫刻も、ビオラを弾いています。

 


本田宗一郎ものづくり伝承館

2011-02-19 | 浜松のくらし

ホンダの創業者、本田宗一郎ものづくり伝承館(2010年開館 入館無料 撮影OK)に行ってきました。

宗一郎が生まれ育ち、本田技術研究所や本田技研工業を創設した浜松市に、昨年オープンしました。

入ると、本田宗一郎の笑顔の写真と、大きな左手が飾られています。

   ハンマーをふるうのは右手

   左手は陰になっていつも犠牲になる

   だけど左手があるからこそやれる

よく見ると、ものづくりをしている最中にケガをした左手の傷跡の解説がしてあります。

左手が、本田宗一郎の多くの苦労と、たゆまぬ努力を語っているのでしょうか。 

1949年製のホンダC型が展示してありました。

宗一郎は、1946年 39歳にして本田技術研究所を浜松市に創設。

自転車に発電用エンジンを搭載した、バタバタと呼ばれる原動機付き自転車を開発。

ホンダC型は、ホンダ初のモーターバイクで、96cc の排気量。

戦後の物資不足のため、バイクのタイヤはリヤカーのタイヤを用いたそうです。

しかし、日米対抗オートバイレースで、クラス優勝し、驚かせたそうです。 

1958年製のスーパーカブ(C100)です。

2008年までに、6000万台という世界的なベストセラー・ロングセラー。

スーパーカブは、四輪、二輪を含め、世界最多の量産車だそうです。

こちらは、ホンダの四輪車の存在を世界に知らしめた1973年のCVCCエンジン。

1970年、自動車の排気ガス公害に苦しむ米国で、排気ガスに含まれる有害物質(一酸化炭素、炭化水素)を、5年後に発売する車は1/10に規制するというマスキー法(1975年規制)が成立。

この達成不可能と言われる規制に対し、自動車部門では後発のホンダは追いつくチャンスと、宗一郎の指示のもと開発されたCVCCエンジンは、1972年12月に世界で初めてマスキー法をクリア。

1973年には、CVCCエンジンを搭載したホンダシビックが発売された。

その特徴は、副燃焼室を設けてガソリンを完全燃焼させることで、汚染物質を減少させるとともに燃費も向上させることになった。

本田宗一郎ものづくり伝承館は、NPO法人が運営しています。

開館時間は10時-16時30分 (確認したところ、館内の撮影はOK)

休館日は、月・火(祝日の場合は水曜)と年末年始。

HP:http://www.honda-densyokan.com/

入口に、さまざまなホンダグッズが置いてありました。いくつか買いましたよ。

バイク好きの方は、 行ってみたいところでしょうね。


ワルミ大橋

2011-02-12 | 名護市

沖縄本島の今帰仁(なきじん)村と、屋我地(やがち)島(名護市)との間にあるワルミ海峡。

潮の干満時には、羽地内海の海水が、海峡を出入りするため流れが速い。

そのため、サンゴ礁が形成されにくく、サンゴ礁に囲まれた沖縄でも大型船が接岸できる数少ない場所です。

海峡の北側にあるのは、オランダ、フランス、英国、米国(ペリー提督)の外国船も来た運天(うんてん)港。

海峡の南側にあるのは、羽地内海。台風などの荒天時には大型の船が内海に避難します。

その海峡に架かるワルミ大橋が、長い間の工事を経て2010年12月に開通したので、さっそく行ってきました。

橋は、海面から約50mの高度があり、歩道から美しい景色が眺められます。

ワルミ大橋の北側です。

左側が今帰仁村で正面に運天港。対岸には以前紹介したオランダ墓(名護市のところにあります)。

右の奥が、屋我地島と古宇利(こうり)島を結ぶ古宇利大橋。

 運天港は、離島の伊平屋(いへや)島、伊是名(いぜな)島を結ぶフェリーが発着します。

ちょうど、伊平屋島からフェリーが到着するところです。

第1便は、伊平屋島を9時に出発して1時間20分で到着し、運天港に40分滞在して戻ります。

第2便は、伊平屋島を13時に出発して14時20分に到着。1日に2往復です。

今日は全国的に荒天。調べると全便欠航していました。離島の生活は大変ですね。

 古宇利大橋です。サンゴ礁の浅瀬が、エメラルド色に海を染めています。

大型船は通らないです。

奥に見えるのは、沖縄本島最北端の国頭(くにがみ)村の辺戸(へど)岬。中央の山々は国頭山地です。

南側の羽地内海(はねじないかい)です。

正面は名護市です。内海は、左の方に続き、大きく広がっています。

荒天時には、このあたりに、船が避難停泊していました。

大型船が通れるよう、ワルミ大橋はアーチ橋になっています。

 動画です。橋の上から360度の風景です。


If Tomorrow Comes

2011-02-11 | 映画・テレビ・本・英語

Sidney Sheldon シドニイ シェルダンの作品です。

フィラデルフィアの銀行に勤務する結婚間近の女性 Tracy トレーシーが、自殺した母親に続き、陰謀にはまり、懲役15年の刑に。

劣悪な刑務所生活から脱出することは、まったく不可能に思えたが…。

「もし、明日があるなら、不可能を可能にする」、という強い意志が、自分の未来を切り開いていく。

意外な方法で刑務所から脱出し、母と自分を不幸に追いやった悪人に復讐を果たす。

そして、前科者としてまともな職に就けないことを悟った主人公が選んだ道は、「不可能を可能にする」こと。

誰もが無理と思う状況下で、主人公は次々と難題に挑み、やり遂げていく…。

 

読みやすく、引き込まれていく展開です。

刑務所から脱出する方法って、こういう方法もあるのかと、思いました。

そして、不可能を可能にするって、職業としては限られていますが、成功すれば痛快ですね。


イルカのフジ

2011-02-06 | 美ら海水族館

海洋博公園に行ったなら、会ってみたいイルカのフジ。

病気で尾びれを失い泳ぐこともままならない状態でしたが、獣医、飼育員、ブリジストンの技術者たちの大変な努力でフジの体に合った人工尾びれが開発され、泳げるようになりました。

イルカ・ラグーンで、ちょうど人工尾びれを装着してもらっているところでした。

 尾びれの装着後は、おとなしく、歯や口の中の点検を受けています。

無事に点検が終わった後は、人工尾びれを振ってくれました。

かわいい鳴き声も聞かせてくれました。

 

もちろん、元気です。


新オキちゃん劇場

2011-02-05 | 美ら海水族館

35年ぶりに建て替えられた海洋博公園のオキちゃん劇場です。

場所はイルカラグーンの西に移動しましたが、スタンドも広くなり、伊江島を背景に、海に向かってジャンプするイルカたちがよく見えます。

側壁が透明になっているため、イルカの仕組みや、猛スピードで水中を移動するイルカの動きがよくわかります。

 15分間のイルカショーです。

前半は、イルカやクジラの体の仕組みを学び、

後半は、イルカの運動能力を楽しめます。

後ろのプールにいる子イルカも、一緒にジャンプしているのがカワイイです。

 

美ら海水族館から西へ向かうと、イルカラグーンの先にある大きな屋根が観客席です。