沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

2009-08-29 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第三話「ハリーポッターとアズカバンの囚人」について、原作と映画の違うところ、第二話に引き続き紹介します。ネタバレにならないようになるべく配慮しています。

■怪物的な怪物の本を贈ったのはハグリッド
映画では、漏れ鍋の宿屋でハリーは新学年で使用する教科書一式を魔法省大臣からもらう。その中に、生き物のように部屋を動き回り、ハリーに噛み付こうとするThe Monster Book of Monsters 「怪物的な怪物の本」がある。
原作では、この本は新学期から魔法生物飼育学の授業を担当することになったハグリッドが、ハリーに誕生日プレゼントとしてあげたもので、ダーズリー家のハリーの部屋でハリーに噛み付こうとする。また教科書一式は、漏れ鍋に2週間滞在したハリーが自分のお金で揃えている。

■ウィーズリー一家のエジプトでの集合写真
新聞の懸賞賞金でエジプト旅行をしたウィーズリー家の集合写真が、新聞に掲載された。この新聞は誕生日プレゼントと一緒にロンからハリーに送られる。アズカバンに12年間収監されていたシリウス・ブラックも偶然この新聞を見て、あるものを発見して脱獄する。
映画では、このことに触れていない。

■ブラックが罪を犯した時の様子を聞いたのは、三人
「忍びの地図」でホグズミードヘ出かけたハリーは、ロンやハーマイオニーと合流し「三本の箒」というパブで、マクゴナガル教授、ファッジ魔法省大臣、ハグリッドたちの会話を偶然耳にする。シリウス・ブラックが、親友のジェームス・ポッター(ハリーの父親)を裏切ってヴォルデモートにポッター夫妻の居場所を教えたため、ポッター夫妻がヴォルデモートに殺されたこと、シリウスを追いかけてきた仲間のピーター・ぺティグリューを指一本だけ残して粉々に吹き飛ばし高笑いをしてつかまりアズカバンに収監されたことなどを聞く。
映画では、ハリーだけが透明マントで店の中に入り、この話を聞いている。

■エクスペクト・パトローナム
ルーピン先生とデメンターを倒す呪文の特訓をするが、呪文に必要な「楽しかったことの思い出」は、原作では①初めて箒に乗った瞬間、②グリフィンドールが寮対抗戦で優勝したとき、③自分が魔法使いとわかりダーズリー家を出て学校に行けるとわかった瞬間、である。
映画では、①初めて箒に乗った瞬間、②父と母の顔、となっている。映画の方が説得力がある。

■「忍びの地図」の作者
ホグワーツ校周辺の詳細な地図で、GPSのように各人の居場所を映し出す不思議なThe Marauders's Map「忍びの地図」の作者は、ムーニー(Moony:月のような)、ワームテール(Wormtail:虫の尾)、パッドフット(Padfoot:肉趾)、プロングス(Prongs:角)となっている。
映画ではそれぞれが一体誰なのか紹介されていないが、原作では、ムーニーはルーピン先生、ワームテールはピーター・ペティギュー、パッドフットはシリウス・ブラック、プロングスはジェームス・ポッターである。このあだ名には重要な意味がある。

■スネイプの説教
保護者であるダーズリーから許可をもらえずホグズミードに行けないハリーが、ハーマイオニーの制止にもかかわらず「忍びの地図」で再び秘密のトンネルでホグズミードに行くが、スネイプ先生に疑われる。「シリウス・ブラックからハリー・ポッターを守るために、魔法省大臣をはじめ皆がハリーの安全を心配しているのにもかかわらず、“有名な”ハリー・ポッターは自分自身が法律と考え、行きたいところに出かけ、どんな結果を招くか考えてもいない。」と説教する。
しかし、映画では、ハリーを説教しているのはルーピン先生になっている。「ハリーの命は両親の犠牲の賜物なのに、身勝手な行動をし、「忍びの地図」をシリウスに見つけられたらハリーの居所がたちまちわかってしまう。かばってあげられない。」と説教する。

■スネイプ先生がハリーを恨む理由
原作では、ポッターに対するスネイプの恨みが明かされる。クィディッチのヒーローであるジェームスを妬んでいた。ハリーの規則破りの行動やクィディッチのヒーローぶりも父親にそっくり。説教が高じて、命の恩人であるはずのジェームスの悪口を言うスネイプに怒ったハリーに対し、事実は、ジェームスたちが悪ふざけをして死に直面したスネイプを助けただけで、勇敢なことなどではない、と知らされる。この悪ふざけは、ルーピンに関することだと後に判明する。
映画では触れられていない。

■暴れ柳の下にあった「叫びの屋敷」
ロンが黒い犬に暴れ柳の根元の穴に引きずり込まれ、その先にある部屋が「叫びの屋敷」。暴れ柳はルーピンがホグワーツ校に入学した年に植えられたもので、ルーピンのために作られた屋敷だった。暴れ柳は近づくものを枝が暴れて遠ざけるが、入り口に柳がおとなしくなるスイッチみたいなものがある。ジェームスたち(実際はシリウス)がスネイプにした悪ふざけとはこのスイッチの操作方法をスネイプに教えたことで、中に入ったスネイプが死にそうになったというもの。
映画には、この部分は出てこない。

■5人は、同級生
ルーピン先生により、リーマス・ルーピン、ピーター・ペティギュー、シリウス・ブラック、ジェームス・ポッター及びセブルス・スネイプの5人は、ホグワーツ校の同級生だと明かされる。
映画では、こうした背景は出てこない。

■ピーター・ペティギュー
シリウス・ブラックの魔法によって指一本だけ残して粉々に吹き飛ばされたピーター・ペティギューが、「忍びの地図」に現れ、ホグワーツ校内の廊下でハリーに向かってくるというシーンが、伏線として、映画に出てくる。
原作には、そのような場面は無い。伏線としては、漏れ鍋でエジプトから帰ってから調子が悪いスキャバーズを魔法動物ペットショップで見てもらう場面がある。

■ピーター・ペティギューの指
原作では、彼が人差し指を失っており、中指で(ブラックを)指しているのをハリーは見た(Harry saw that he used his middle finger,because his index was missing.)とある。また、ファッジ魔法省大臣の話では、ピーターがシリウスを追い詰め魔法を掛けようと杖を取り出したときに、シリウスの方が早く杖を振りかざし、ピーターは指一本を残して粉々に吹き飛んだ、とある。
おそらく、杖を持っていたため、利き手の人差し指だけが残ったという意味だと想像するが、映画では左手の薬指が失われていた。
もし、故意に切断するのなら、利き手の人差し指は不可能で、左手の薬指が妥当と言うことなのだろう。その点は映画の方に合理性があるが、シリウスとの戦いで残った指がなぜ薬指なのか説明が難しく、原作の方に合理性がある。

■ハーマイオニーの活躍
真相解明に向けて、ルーピンとシリウスにハーマイオニーが的確な質問をするが、映画では出てこない。
その代わり、自分に向かって石を投げてダンブルドアたちに気づくよう合図したり、狼男に襲われそうになった時に鳴き声をあげて窮地を救ったりと、ハーマイオニーが活躍する場面が映画では出てくる。

■バックビークに乗る3人の順番
ハリー、ハーマイオニー、シリウスの3人がバックビークの背中に乗る順番は、原作ではハリーたちがバックビークから降りなかったため、前からハリー、ハーマイオニーの順で、一番後ろにシリウスがまたがっている。
映画では、二人とも一旦バックビークから下りたので、乗るときはハーマイオニーを先頭に、シリウス、ハリーの順となっている。

■ハーマイオニーを褒める
シリウスがバックビークで立ち去るときに、「ハリー、君は本当にジェームスの息子だ。」とハリーに対して言う。
映画では、さらに、ハーマイオニーに対しても「君は若いのに素晴らしい魔女だ。」と褒める部分が追加されている。

■ファイアボルト
漏れ鍋に滞在中、ハリーはクィディッチ専門店で最高級の箒であるファイアボルトに見とれる。ワールドカップに出場するアイルランドの代表チームが注文したと言うものだ。その後、ハッフルパフ戦で暴れ柳により粉砕されたニンバス2000の代わりに、見知らぬ人からファイアボルトをプレゼントされ、レーベンクロー戦及びスリザリン戦でファイアボルトを使ったハリーは大活躍する。
映画では、ハッフルパフ戦は出てくるが、その他の試合はなく、ファイアボルトをプレゼントされるところで終わっている。
原作では、その後の手紙でファイアボルトの贈り主が明らかになる。

■そのほか原作の見どころ
映画では登場人物の行動の背景説明までされないことが多いが、原作には緻密に計算された背景があり、たくさんの見どころがあります。
・「忍びの地図」を作ったのはなぜか。
・ルーピンの秘密と、ジェームス、シリウス、ピーターたちの友情とセベルス(スネイプ)
・シリウスが恐怖の収容所アズカバンに12年間も耐えられた理由
・姿を見られてはいけないのに、姿を見られてしまったこと
もし、映画だけの方なら、原作も読んでみてください。

*********ハリーポッターの記事一覧***********

ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

第5話ハリーポッター原作と映画の違い「不死鳥の騎士団」

第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

第3話ハリーポッター原作と映画の違い「アズカバンの囚人」

第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


祝!首里城書院・鎖之間庭園 名勝指定

2009-08-28 | 琉球・首里城
沖縄から、うれしい手紙が届きました。
首里城公園で昨年復元したばかりの書院・鎖之間庭園(しょいん・さすのま ていえん)が、完成後わずか1年で、7月23日に国指定の名勝として登録されました。

首里城は、沖縄戦で燃えてしまったので、復元は沖縄の本来の姿を取り戻す大事な仕事です。
書院(向かって右側)は琉球国王の執務室。鎖之間(左側)は王子の部屋。どちらも和室で茶室もあります。
書院は見学コースですが、鎖之間に立ち寄ると300円で琉球菓子とおいしいお茶が、説明つきでいただけます。
庭園は、琉球石灰岩の地形を生かし、ソテツとマツの組み合わせがとても珍しい。
さらに、高台にあるので、庭園の背景は「空」しか見えない。

この写真は、名勝指定を記念して首里城公園が作った記念絵はがきです。
下の写真は、明治時代のもので石黒敬章氏から提供されたもの。
この一枚の写真が、建物の高さやデザイン、庭園の地形や植栽の配置など、復元をする上で、非常に重要な役割を果たしたそうです。

これまでの首里城の記事は、左にあるカテゴリーで「首里城」を選択してみてください。昔のことが書いてあります。

ハリーポッターとアズカバンの囚人

2009-08-22 | ハリー・ポッター
面白かったです。
読み終えるのに1ヶ月かかりました。
468ページもあり、1ページ読むのに2,3分かかるので。
単語数は10万7千語。通算150万語を超えました。やったねー(^^♪

この本は、22章からなる長編で、ハリーポッターがホグワーツ魔法魔術学校の3年生として過ごす1年間を書いています。
第1話が学校の1年生(11歳)、第2話が2年生、第3話のこの本は3年生。
ハリーポッターシリーズは第7話までで、ホグワーツ校は7年制の学校だから、1年で1冊と言うことなのだろうか。

この内容を映画にするのは、脚本家も監督も、大変だね。
映画はまだ見ていないけど、映画は映画で本とは別のまとめ方をするのかな。
ストーリーもいろんな展開があって、ある程度省略しないとまとまらないし。
といってもシリーズ物だから、後続の作品につながる部分は盛り込まないといけないし。
後半には、ハリーポッターシリーズの重要な謎も明らかにされる。

表紙の絵が、いつ出てくるのかと、不安に思いながら読み続けて445ページ。
驚かされること、たくさん。作者のJ.K.Rowlingさんに感謝です。

映画だけ見たと言う方も多いかもしれませんが、本も面白いですよ。
松岡さんの訳本は携帯版で1,000円で入手できます。こちらは639ページです。

第5回浜松やらまいか交流会

2009-08-20 | 浜松のくらし
今日は、浜松ファンが年に一度東京に集まる「やらまいか」交流会がありました。
浜松サポーターズクラブの会員として、参加してきました。
「やらまいか」というのは、方言で「失敗を恐れずともかくやってみよう。」という物事に前向きな浜松人の気質を表しています。
この不思議なマスコットは「ウナギイヌ」で、浜松のシンボルだそうです。

開始前に、鈴木康友市長から市政報告があり、鈴木市長の選挙公約が首長部門でグランプリを受賞したとの紹介がありました。これを実行するために頑張っていると歯切れのよい説明がありました。

若くて、さわやかな市長さんです。

その後、立食形式の懇親会があり、浜松の特産品がたくさん並んでいました。
浜名湖のアサリバターです。

こちらは、遠州灘のシラスです。醤油をちょっと垂らすとおいしい(^^♪

このほか、浜松ギョーザや地酒など、美味しくいただきました。

懐かしい方々と、旧交を温めることができ、とても有意義なひと時でした。
お会いできて、うれしかったです。お元気そうで、何よりです。

是非、9月19日から開催される「浜松モザイカルチャー世界博2009」に行ってみたいと思いました。
準備中の様子が紹介されていました。

こに奇妙なマスコット君は、「モザイ」君という名前のようです。
カワイイとは思えませんが、印象的な、不思議なキャラクターです。
右手に、棒のような、指揮者のタクトのようなものを持ってます。
マスコットも、大変だと思います。

ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

2009-08-15 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第二話「秘密の部屋」のDVDを見ました。
様々な話が複雑に絡み合っている長編を、分かり易くまとめており楽しめました。
原作・訳本とDVDと比べてやや異なるところもあります。第一話に引き続き、少し紹介します。

■ハリーの学校行きを妨害しているのは
学校に行くと悪いことが起きるのは、例のあの人 You Know Whoと関係があるのかというハリーの質問に対し、屋敷しもべのドビーは 名前を呼んではいけない人Who Must Not Be Namedとは関係がないと答える。新たな敵の登場か、秘密の部屋を空けた犯人が誰なのか、マルフォイ、ハリー、ハグリッド等、物語が進むにつれて謎が深まる。最後になって、ヴォルデモートが名前を変える前(リドル)は、彼の名前を自由に呼んでよかった、というヒントだった。映画では商談を妨害したことが幽閉の理由になっている。

■日本人ゴルファーのジョーク
バーノンが商談を成功させようとダーズリー家に招待したメイソン夫妻をもてなしている最中に、ドビーが2階のハリーの部屋で暴れたため、駆け上がってきたバーノンが「日本人ゴルファーのジョークの落ちを台無しにされた。You've just ruined the punchline of my Japanese-golfer joke.」とハリーをなじる。映画では「日本人ゴルファー」部分が省略されているようです。一体どんなジョークなんだろう。もう一つ米国人の配管工の笑い話というのも出てくるが、そーゆー話を用意してもてなすのだろうか。

■ケーキを頭から被ったのはハリー
ドビーの空中浮揚の魔法によって、ペチュニアおばさんが作ったデザート用ケーキを頭から被ったのはハリー。映画ではメイソン婦人が頭からケーキを被り、商談が壊れたことになっている。
原作では、このあと、魔法省からの手紙をふくろうがメイソン婦人の頭に落とし、鳥嫌いの婦人の堪忍袋が切れて商談が壊れている。

■学校以外では魔法は禁止
ホグワーツの生徒は学校以外では魔法を禁じられており、ふくろうが運んだ手紙にはケーキを空中浮揚させたことが規則違反という通知だった(実際はドビーの仕業)。ハリーがこのことを隠していたことに気づいたバーノンは怒り、ハリーは部屋の窓に格子を嵌められ幽閉されてしまう。映画ではこの部分は省略されている。
なお、このあと空を飛ぶ車でハリーを救出する際に、ロンは学校外で魔法を使ったのではなく、魔法がかかった車を借りただけ、と苦しい言い訳をしている。

■ノクターン横丁(Knockturn Alley)
ダイアゴン横丁に行くはずが呪文を間違えてハリーは怪しげな店(闇の魔術に関係ありそうな店)に行ってしまい、マルフォイ父子を目撃する。
その場所で、マルフォイ氏が魔法省の立ち入り検査に備え、怪しげなものを売りに来たこと。マグル保護法制定などにマグルの味方をするウィーズリー氏を快く思っていないこと。マグル出身のハーマイオニーに全ての試験科目で劣っているマルフォイを純血一族として恥じ入るべきと叱っていることなどを耳にする。第二話のテーマとなる純血主義のマルフォイ氏の考え方が書かれているが、映画では省略されている。

■本屋でのバトル
マルフォイ氏は、同じ魔法一族でありながらマグルに味方し、取締りをする貧乏な魔法省役人のウィーズリー氏を快く思っていない。ハーマイオニーの両親の目の前でマグルと付き合っているようでは落ちぶれたものだと言った瞬間、ウィーズリー氏が飛び掛って取っ組み合いになったが、映画では出てこない。

■空飛ぶ車での登校
汽車に乗り遅れたハリーたちはロンの運転する空飛ぶ車で学校にたどり着く。先生達からは処罰を受ける。映画では、生徒からは喝采を浴び、ウィーズリー氏は魔法省から罰金となる部分が省略され、列車に追いかけられる部分が加わっている。

■管理人フィルチ
石にされたフィルチの飼い猫を発見したハリーが、フィルチから犯人だと決め付けられたが、原作には映画では省略されている背景がある。クイディッチの練習で廊下を汚したハリーがフィルチに捕まり、連れて行かれた管理人室で魔法の通信教育を受講していることを知ってしまう。魔法使いなのに魔法が使えないスクイブSquibは「継承者の敵」であり、フィルチのネコが狙われたのはハリーがフィルチへ警告したと思い込んだため。

■ハリーのアリバイ
上記の事件が起こった際ハリーは、首なしニックの絶命日パーティに出席していてアリバイが難しかったが、映画ではロックハートのサインの手伝いしていたとロックハートが証言している。

■秘密の部屋の歴史
ホグワーツ校にあるという秘密の部屋について、ハーマイオニーが質問したのは魔法史のビンズ先生。映画では、魔法史ではなく変身術のマクゴナガル先生が質問され答えている。

■ジャスティン
マルフォイはハリーに向けて魔法で蛇を出し、けしかけるが、でしゃばったロックハート教授によって、蛇はマグル出身のハップルパフのジャスティンに向かっていく。ハリーは手を出すなと蛇に叫び、蛇はおとなしくなる。しかし映画では、ハリーが何かしゃべった後に蛇はジャスティンに向かっており、ハリーが蛇をけしかけたようにしている。ハリーが継承者と疑われるようになった状況が描かれている。

■ハーマイオニーの右手
巨大な蛇バジリスク basiliskの事を図書館で調べ、その紙を右手right handの拳に握り締めたまま石になったハーマイオニー。映画では右手ではなく左手の拳の中に握り締めていた。右手は上に伸ばした状態だったので、おそらく手鏡を伸ばしてバジリスクの目を直接見ないようにしていた。ハーマイオニーが右利きなら映画の方が説得力があります。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART1」

第6話ハリーポッター原作と映画の違い「謎のプリンス」

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第4話ハリーポッター原作と映画の違い「炎のゴブレット」

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第2話ハリーポッター原作と映画の違い「秘密の部屋」

第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」

2009-08-13 | ハリー・ポッター

ハリーポッターシリーズ第一話「賢者の石」のDVD、面白かったです。
原作と訳本とDVDで3回もポッターを楽しめました。
映画(DVD)は表現力豊かにポイントを凝縮してありますが、長編の原作と比べてやや異なるところもあります。
少し紹介します。

■ハグリットが空飛ぶオートバイに乗りハリーを抱いて登場する場面
映画は無言ですが、原作ではダンブルドア校長にオートバイをどこで手に入れたのかと聞かれ、「Young Sirius Black lent it me.シリウス・ブラックからオートバイを借りてきた。」と説明しています。第三話の伏線です。

■動物園の蛇の展示室の消えたガラス窓
ダドリーに怒ったハリーが、無意識のうちに魔法でガラス窓を消したため蛇が外へ逃げ出す。しかし映画では加えて突然ガラス窓が消えたためダドリーが蛇の池に転落しさらにガラス窓が元通りになり展示室に閉じ込められる。このシーンは第二話の伏線です。

■ハグリットの体格
原作では、身長は普通の人の2倍くらいで、横幅も5倍以上の巨人と紹介されている。(He was almost twice as tall as a normal man and at least five times as wide.)
映画では、かなり身長の高い人が配役となり背が高く映るようカメラアングルも工夫しているが、2倍というのはちょっと難しいようです。

■ハグリットの言葉
ハグリットには独特のなまりがあって、正確な意味は分かりにくい。
yeh=you, yer=your, fer=for, meself=myself, ter=there かな。
o'=of, lookin'=looking, ' cause=because, an'=and, ' em=themなど省略が多い。
訳本では、ハグリッドの言葉遣いに表されています。
映画の字幕では、そういう意味だろうと解釈した表現には点が振ってあります。
吹き替えは聞いていませんが、点が振れないので言葉使いを変えているのかな。

■ダドリーの尻尾
バーノンがダンブルドア校長を侮辱したことに腹を立てたハグリッドが、ピンクの傘で、バーノンではなく息子のダドリーに魔法をかけ豚の尾を生やす。しかし映画ではハグリッドが持参したハリーのバースデイケーキをダドリーが盗み食う場面を加えて、ダドリーに対する仕打ちの合理性を持たせている。

■ニコラス・フラメル
賢者の石(不老不死の石)の手がかりとなるニコラス・フラメルを図書館等で探す場面が出てくるが、実はホグワーツ校に向かう列車の中で、蛙チョコのダンブル・ドアのカードの説明文に書かれていた。映画では省略されている。

■ピービス(Peeves)
いたずら騒ぎを起こすのが大好きなピービスが原作ではよく出てくるが、映画では出てこない。ピービスは、ゴーストではなく、ポルターガイストと紹介されているが、どんな姿なんだろう。Peeves.A poltergeist.

■マルフォイとの出会い
ダイアゴン横丁及び列車の中でハリーと出会っているが、映画ではホグワーツ校でのクラス分け前に凝縮されている。

■立ち入り禁止の廊下
入学式でダンブルドア校長が4階の廊下(the third-floor corridorは立ち入り禁止と話すが、映画の日本語字幕ではそれが3階の廊下となっている。英国では1階はground-floorで2階がthe first-floor。字幕の間違いのようです。

■思い出し玉
マルフォイが投げたネビルの思い出し玉を取り返そうと、箒に乗ったハリーが急降下して地面すれすれでキャッチしマクゴナガル教授にその才能を見込まれる。映画では急降下ではなく、マクゴナガル教授の部屋の直前でキャッチする。

■三頭犬との出会い
マルフォイに真夜中の決闘を持ちかけられ、途中で出合ったネビルを加え4人で立ち入り禁止の廊下の右側のドアを開け三頭犬に出会っている。映画ではハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が、気まぐれ階段のせいで禁じられた廊下に迷い込む。

■ロンとハーマイオニーの友情
ロンたちの校則破りを嫌うハーマイオニーが授業で空中浮揚の呪文ができないロンに教え先生に褒められるが、ロンはハーマイオニーの悪口を言い、それを偶然聞いたハーマイオニーは女子トイレで泣いて、二人の仲は険悪になる。
女子トイレに侵入しハーマイオニーを襲うトロールを、寮に戻れとの命令に背きハーマイオニーを探しに来たハリーたちだが、ロンが空中浮揚の呪文でトロールを倒し危機を救う。
駆けつけた教授たちに対し、規則破りを嫌うハーマイオニーは規則を破ったのは自分でロンたちが助けてくれたと嘘を言ってロンたちをかばい、二人の間に友情が生まれたとしている。
映画では、トロールを倒すためロンが呪文を唱える際、ハーマイオニーが手伝っている。また規則破りのくだりも省略。

■クィレル
クイディッチの試合でハリーに呪文をかけるクィレルをハーマイオニーが突き飛ばし結果として呪文破りをしたが、映画では火がついたスネイプに驚いたクィレルが座席から転び呪文が破れた。

■みぞの鏡(The Mirror of Erised)
透明マントを使って見つけた鏡の上部には、意味不明の文字が書かれている。
Erised stra ehru oyt ube cafru oyt on wohsi.
原作でも解説は無く、映画でも文字を左から映すだけ。

本では怪文の謎解きが楽しめ、右から読むと次のようになる。
I show not your face but your heart's desire.

■スネイプとクィレル
ハリーが目撃するのは、原作ではクイディッチの試合後に禁じられた森の中での二人の会話だが、映画では図書館の中での会話となっている。
原作では図書館の中で聞いた会話は、クィレルとボルデモートの会話である。

■禁じられた森の処罰
ハグリッドが卵から孵したドラゴンをルーマニアでドラゴンの研究をしているロンの兄のチャーリーに届けるため、真夜中に透明マントを着た三人は学校の塔の最上階に上がりマクゴナガル先生に処罰を受けるが、映画では夜にハグリッドの家に行ったことで処罰を受ける。

■賢者の石の魔法の防御
学校の先生達が魔法を駆使して賢者の石を守っているが、最初の悪魔のワナの植物は薬草学のスプラウト教授、飛ぶ鍵は呪文のフリットウィック教授、動くチェスは変身術のマクゴナガル教授、魔法薬の瓶はスネイプ教授とハーマイオニーが明かしている。映画では魔法薬の瓶は省略されている。

■ハーマイオニーの貢献
最下位だったグリフィンドールが賢者の石をボルデモートから守ったことで、4人に得点が入りスリザリンを抜いて逆転優勝する。ハリーは飛ぶ鍵とボルデモートで、ロンはチェスで、ハーマイオニーは難関の魔法薬の謎解きで活躍した。
映画では魔法薬の場面がカットされているので、悪魔のワナの植物を抜けだすのにハーマイオニーが貢献したように変更されている。原作では3人で力を合わせて抜け出した。

などです。変えたからといって原作の面白さに影響を与えているものではなく、映画作品としての演出を考えて変えたということでしょうか。

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ハリーポッターのテーマ「死」

ハリーポッターシリーズ原語全7巻のまとめ

第7話ハリーポッター原作と映画の違い「死の秘宝 PART2」

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第1話ハリーポッター原作と映画の違い「賢者の石」


ポッターと花火

2009-08-09 | ハリー・ポッター
夏休みの方も多いと思いますが、いかがお過ごしですか。
毎朝、ゴーヤー君の掃除と水遣りをして、少し空いた通勤電車でハリーポッターを読んで、夏を感じております。
今は、第三話「アズカバンの囚人」を半分読み終えました。468ページもある大作なので、読み終わるまであと1週間はかかります(ーー;)
左側が、第二話「秘密の小部屋」、右側が第三話です。

今日、ツタヤの会員になり、第一話「賢者の石」」のDVDを借りてきました。
魔法の世界なので映画はうってつけなのかもしれないですね。面白かったです。
原作は長い話なので映画では省略している箇所も多かったのですが、ちっとも気になりませんでした。
普段はしませんが、本で読んでから映画を見るのもいいものだと思いました。

夏の夜空に、昭和記念公園花火大会2009のラスト3発です。
豪快に広がる花火と、少し遅れて届く地響きのような爆発音が好きです。

沖縄からパイナップル

2009-08-02 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)
沖縄から、楽しみにしていたパインアップルが届きました。
早速一ついただいたので、9.5kgで5個入りです。

配達のダンボール箱を見ると、生産者は東村慶佐次(げさし)の人。
地図は、こちら↓
東村慶佐次 Google マップ
この場所は、ヒルギのマングローブ集落内の道に寝そべっていた番犬に、突然追いかけられた場所なのだ。
斜面を上がると、太平洋に面してパイナップル畑が広がっていました。
暑い中、日焼けで真っ黒になって手入れをしていた姿が思い出されます。
東村へ行こう パインアップル - 浜松沖縄横浜での暮らし
露地物なので、8月中が旬です。
去年は暑かったので、出荷は早めに終わってしまいました。
沖縄のパイナップル、いかがですか。
露地パイン|【ふるさと小包】

ゴーヤー君成長記(8)

2009-08-01 | 家庭菜園・園芸
ゴーヤー君、気がつかないうちにオレンジ色になっていました。
急に暑くなって、一日で色が変わります。
今度は、どうなるか、様子を見ることにしました。
すると、…。
ざくろやあけびのように、柔らかくなった実が割れて、赤いタネが見えています。

もう一日すると、こうなりました。
これなら遠くからでも目立ちますね。
タネの周りが甘いのは、鳥に食べてもらうためでしょうか。

さらに一日すると、こうなりました。
そのうち、はがれ落ちそうです。
種の回りの部分は、粘着質になっていて、落下しないように張り付いています。

前回の答えです。
ゴーヤー君の葉の中にいたのは、カマキリ君でした。