【離島行きフェリー】
630発礼文島行きサイプリア宗谷号、715発利尻島行きアマポーラ宗谷号が見えます。
離島航路なのに、村営では無く民間フェリーです。それに稚内が出発拠点。旅行者には便利です。
沖縄のフェリーは村営。離島が出発拠点だったので、1日1往復の島だと離島に行くのは不便だった。
【稚内駅】
宗谷本線の終点、新しくなってます。
最北端の線路 最南端から北へ繋がる線路はここが終点です。
宗谷本線稚内駅 昭和3年12月26日開駅 指宿枕崎線西大山駅 昭和35年3月22日開駅
と書いてある。

運賃表を見て、びっくり!
稚内から札幌まで約400kmで10,560円(特急自由席)。
東京ー名古屋(のぞみ利用)約366kmも10,560円で、同じ料金。
北海道は広いというか、県庁に行くのも片道1万円もかかるのでは経済的に大変だ。
所要時間は、札幌まで特急で5時間。のぞみは東京名古屋間が1時間40分。
懐かしい夜行列車はダイヤから消え、今では夜行バスになっている。

駅を突き抜けて、
線路は北に延びていた。
【稚内港北防波堤ドーム】
線路の先は防波堤ドーム。
1936年に完成。樺太がまだ日本だった戦前の話。ここから樺太行きの船が出ていた。
波しぶきを避けて安全に船に乗れるよう作られた。
稚内から樺太(サハリン)までの連絡船は、当時は8時間かかった。


ガソリンを26L給油して、国道40号を通って、旭川を目指します。
【道の駅なかがわ】
岡山から自転車で来た青年と会いました。若い冒険家だ。
【北海道命名の地】 音威子府(おといねっぷ)村
谷沿いに「北海道命名の地」の看板を見つけた。
探検家 松浦武四郎が松前藩や幕府の命を受け蝦夷地を探検。アイヌ民族・文化を研究し、アイヌ文化を知って理解して貰おうと尽力した。
松浦は、北海道の地名9000箇所をアイヌ人への聞き取りによって収集した。
音威子府を探検中に、アイヌ語の「カイ」が「この土地で生まれた者」を意味すると教わり、1869年に「北加伊(カイ)道」)を考案。それが北海道になった。
偉大な人だ。
【道の駅びふか】
約3時間かかって、到着。
美味しそうな牛乳、かぼちゃあんパン、チーズクリームパン、人気の揚げたてコロッケ(北あかり)。

入口にパンが並んでいて、正面では何種類も揚げ物。いいね。

高速道路はまだ一部だけ。道の駅で休憩しながら走行します。
【道の駅もち米の里☆なよろ】
看板商品の「ソフト大福」は何種類もある。もち米で作った大福、美味しいよ。
近くの幌加内(ほろかない)町は、日本一のそば生産量(作付面積・収穫量)だと。お世話になってます。
こちらはもち米だね。
もち米を作るときは、稲の花粉が混ざると品質が落ちるので、地域で一斉にもち米に取組んでいるんだね。
【面白いバス停】これなんだろう。「42線」
羊さんじゃ無くて番号の方。
バス停の数字が39線,40線,41線、42線と変わっていく。
調べると、開拓時代に農地整理が行われた際、土地が整然とした碁盤の目状に区分けされたため、番号の付いた「線」や「号」で呼ばれ、今も続いていると。

こちらも、味のあるバス停。さび付いてるね。
運行会社は「士別軌道」
「軌道」とあるが、既に鉄道事業は廃止され、今ではバスだけを運行。

行き先が士別とスクール。調べると、学校路線の巡回バスのようだ。
沖縄でも、学校の登下校時間帯だけ運行するバスがあったね。

続く。