沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

夢の舎

2007-10-27 | 沖縄そば

「こんなところにそば屋がある?と思うような場所に、実に美味しいそば屋があった。」
こんな話を聞いて、早速、出かけて見ました。
確かに、こんなところ車で走っていいのだろうか、この先に店があるのかと思いながら、ゴルフ場の中を突き抜けると、山の中にありました。
レンタカーのお客さんも来ていました。

沖縄の民家を、そのままそば屋にしたようです。
家の中を吹き抜ける風が、心地よいです。
セミが、すぐ近くで鳴いています。
ここなら猛烈な台風が来ても、風をしのげるような地形です。

そばの揚げたものと前菜のお通しをいただきながら待つこと10分。
出てきました。三枚肉そばの大盛り700円。
豆乳とおからと漬物も付いています。
そばの器が大きいです。

こちらは、ソーキそばの大盛り。
頼んだ方が私のblogをご存知で、こちらも写しさいと差し出されました。
そばは手打ちで、巷にあるような油っぽさがなく、美味しいです。
スープは、ややあっさり系ですが、量が多いのでちょうどいい感じ。
器が大きいのでお肉が小さく見えますが、しっかり味が出ていました。

「これは美味しいからblogに書くべきだよ。」と、沖縄に詳しいソーキそば依頼人が何度もささやきます。
会計の際は、お二人そろって笑顔でお見送り。珍しい。
お店を始めて5年。
首里出身のだんなさんと三重県出身の奥さんだそうです。
お二人にとって、「夢の舎」なんですね。

ざるを差し出され、「お土産にどうぞ。」。
折り紙かなと思ったら爪楊枝が3本入っていました。
愛想がよくて、サービスがよくて、沖縄そばが美味しくて、「沖縄」が感じられるお店で、お客にとっても夢の舎なのかも。


ヘチマのストゥー煮

2007-10-24 | 料理
最近よく行く八百屋さん。
地ものを売っていて、うりずん豆もあります。
夕方に行くと、店内はがら空きで、友人達と楽しく歌う声が聞えます。

「野菜ありますか?」
「今日はゴーヤとナーベラー(ヘチマ)しかないよ。」
「ナーベラーは今朝食べたし。ゴーヤー1kgください。」

「ナーベラーは、どうやって食べてるの?」
「ナーベラー・ンプシー。味噌味の煮物です。」
「ストゥー缶で煮込むのが美味しいんだよ。」

「ストゥー?????」
おじさん、店の奥に引っ込んで、缶詰を持ってきた。

「これだよ。ストゥー缶。」
なあんだ、シチュー缶が、訛ってるのか。
いや、シチューの方が発音おかしくて、おじさんの方が発音正しいじゃん!

「ナーベラーの水分だけで煮て、ストゥー缶を加えて、ご飯に乗っけて食べるんが旨いんだ。」
おじさん、ホントに美味しそうな顔をする。
「じゃヘチマも1kgください。」
「食べたら感想聞かせてね。」

…ということで、作ってみました。

ヘチマの皮を剥いて輪切りにし、四つ切にして鍋に入れます。
弱火で焦げ付かないように煮て、軟らかくなったら、ストゥー缶を加えます。

完成です。
ご飯に乗せて、いただきます。
おいしい~(^o^)丿

ゴーヤーも種を取り輪切りにして、ラー油と醤油をかけて、かつお節を加えます。

もちろん、パイナップルも欠かせません。
沖縄料理三昧でした。

座間味村・サイクリング

2007-10-21 | 座間味村
12:15分発、座間味島行きの村内航路になんとか間に合いました。
阿嘉島と座間味島を、1日4往復する小さな船です。
周辺にいくつかの島がありますが、無人島です。
右の大きな島は、渡嘉敷島で、渡嘉敷村です。

座間味港にあるザトウクジラ。
ホエール・ウォッチングで有名な場所です。

港の待合ホールには、尾を識別したクジラ名がありました。
冬の繁殖期にザトウクジラがここへ現れるのは、クジラの成長に欠かせないプランクトンが豊富だからだそうです。

自転車を借りて、地図と水1リットル持って島巡りに出発です。
2時間はかかると聞きました。

いきなり上り坂です。早くも自転車を押します。

平和の塔です。
島を取り囲んだ米軍の猛烈な艦砲射撃に続いて、昭和20年3月26日に米軍が上陸すると、多くの島民が亡くなりました。

集団自決やスパイ容疑で殺された方、戦闘に巻き込まれた方など、600人以上の方々の名前が記されていました。
アイウエオ順ではなく、家族単位で名前が書かれています。
家族の大半をこの戦争で失った方がたくさんいることが、わかります。

お地蔵さんの気持ちが伝わったのか、お掃除をしたくなりました。
塔の周りや通路にあったマツの落ち葉や倒木を片付けました。

少し上ったところにある碑には、村長以下59名が集団自決したと書いてあります。

高月山展望台です。
眼下に座間味港と中心街が見えます。

手前は安護の浦、奥右手は渡嘉敷島です。

自転車は、反時計回りに、西を目指します。
山の稜線の林道がサイクリング道路です。

女瀬の崎(うなじのさち)展望台です。
夕陽がとてもきれいで、景色は最高だそうです。

少し道から外れると、足元がめちゃくちゃ怖いです。
夢に出てきそうな、思い出しただけでも足先に力が入ります。

高速船の出発時刻16時20分が近づいてきました。
急いで、港に戻ります。

港の入り口に、
 「太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩之地」
  昭和20年3月26日午前9時上陸
と、記されていました。

座間味村・北浜ビーチの魚たち

2007-10-20 | 座間味村
座間味村の阿嘉港から小高い山を越えた徒歩20分のところにニシバマビーチがあります。
赤い浮きがあるところまでがサンゴ礁で、その辺りはお魚も多くダイビングスポットになっています。
ビーチは、観光地化されていない感じです。

ここでは、道具のレンタルが1000円かからないです。
書いてないけどフィンも300円です。うれしいです。

最初に出会うのが砂地にいるホシミゾイサキ君かな。
結構大きな魚です。刺身にしても美味しいそうです。

ヤマブキベラ君です。
どうしてこんなサイケな模様になったのか…謎です。

ツノダシ君です。
おなじみの熱帯魚です。

アオヤガラ君です。
口が長い、棒の様な形をした不思議な魚です。

ヤシャベラ君かな?
目の辺りがかわいいです。

オビブダイ君です。
オビ模様が目立っています。何のためかな。

セナスジベラ君です。
セナカにスジが入っているからかな。
顔はオレンジ色のサイケ模様です。

2時間シュノーケル。疲れた(^o^)丿
急いで座間味島へ向かいます。

座間味村・ニシバマビーチ

2007-10-19 | 座間味村
朝6時のバスに乗り、泊港9時発の高速船に乗って慶良間諸島の阿嘉島へやってきました。
阿嘉島は、座間味村にあります。
ダイビングのメッカですが、家族連れに人気な北浜(ニシバマ)ビーチにやってきました。

ケラマジカがいたよ。
青いクーラーボックスの水を飲んでいました。逃げちゃったけど。
約400年前の薩摩侵攻降に鹿児島県から移入され、天然記念物になっています。

フィン、ライフジャケット各300円を借りてシュノーケル。
砂浜の先にはサンゴ礁が広がっています。透明な海です。

サンゴ礁の先端は、海底が深くなっています。
たくさんの魚とサンゴ礁でダイビングポイントになっています。

何か、近づいてきました。

ロクセンスズメダイ君です。
恐れることなく、興味津々でぐんぐん近づいてきます。

なんだか、案内してくれるよ。
竜宮城へ連れて行かれる浦島太郎の気持ちがちょっと分かります。

大きなテーブルサンゴがありました。
ロクセン・スズメダイ君に感謝です。

沖縄そば

2007-10-16 | 沖縄そば
沖縄そばが美味しい。
そばというとコメが作れない痩せた土地に栽培するものだけど、沖縄そばは違う。

1)麺は小麦粉。
「そば」というより「うどん」だね。
ラーメンを「支那そば」というように、「沖縄そば」が一つのジャンルなのだろうか。

麺にもいろんな種類がある。
上の写真は「首里そば」の大盛り。600円。
やや固めの麺とスープが美味しい。
老舗の味を受け継ぐ店で、首里城の東にあります。
美ら島物語 首里そば


2)「そば」なのに肉が乗っている。
三枚肉やソーキをそばに乗せるなんて、麺類の王様「天ぷらそば」より豪華じゃないの。

3)加えてダシ。
かつおだしやトンコツなど店によって味が異なる。
下の写真は、本部町に100年前からあるといわれる老舗、きしもと食堂。
そばの大、600円。
沖縄そばー岸本食堂

手打ちの太麺に、かつおダシが効いている。
本部は、かつおの産地だし。


4)カップめん。
ユニークなのは、道路際のお弁当屋さん。
トラック運転手などに人気のお店。
弁当はボリュームたっぷりだけど、プラス100円でカップめんの容器に入った沖縄そばをつけるお客さんが多い。
肉は乗ってないけど。


沖縄そばは、ボリュームたっぷり、店によって麺もスープも味もいろいろ。
コーレーグースを垂らしたり食べ方もいろいろ。
沖縄、楽しみですね。

グラス一杯の幸せ

2007-10-12 | 沖縄のくらし
琉球ガラスも、いろいろありますが、お気に入りを紹介します。
冷えたミネラルウォーターを入れました。
グラスが持ちやすく、口当たりがよくて、水が美味しくいただけます。

電気を消した暗闇でも、グラスの中の模様が光ります。
「海蛍さざ波ロックグラス」
蓄光体が模様となり、ガラスに混ざっているそうです。
水面から飛び出すような光の粒は、幻想的です。
明かりを全て消すと、ほんのり見えてくるのですが、写真には残念ながら写りません。

美ら海水族館へ行く途中の国道449号(海岸通)にあります。
ここで買いましたが、水族館でも販売しているそうです。

1500円で自分だけのオリジナルグラスも造れます。
ガラス工房 グリーンフラッシュ

パイナップルだよ

2007-10-10 | 名護市
冷蔵庫のパイナップルが残り少なくなってきたので、道の駅「許田」へ自転車で買いに出かけた。
パイナップルとヨーグルトが欠けると、毎日の食事が物足らない。

300円前後の露地ものパイナップルを4個ゲット。
一人だと食べきるのに2週間かかるので、一つは、まだ青いものにします。

食べ頃は、「半分緑で半分黄色くなった頃が甘さと酸っぱさが調和して美味しい。」と聞いていたけど、全体が黄色になったものが好きだなあ。
新聞紙の上で、縦に8等分し、皮に沿って包丁を左右から入れ、実を切り離します。

厚さ5mmで切り、保存容器に入れて冷蔵庫にしまいます。
皮などは新聞紙に包んで燃えるゴミに出します。
いつの間にか、手馴れたね。

冷蔵庫からパイナップルを取り出し、ヨーグルトをかけていただきます。


うりずん豆も、2パック調達。130円とちょっと高い。
1パックの半分弱の分量を、よく洗って、刻みます。

卵とじです。
ふわっと半熟にしたかったのに、ちょっと失敗です。
調理しながらの洗い物は、魅力的だけど禁じ手ですね。

ウインド・サーフィン

2007-10-09 | 沖縄の海
沖縄本島に台風は来ませんでしたが、先島諸島は猛烈な台風15号の影響を受けて大変でした。
先島諸島と本島とは名古屋と東京くらい離れているのですが、テレビの気象地図は途中の海が省略されていて距離感がわかりにくいです。
ひどい番組だと、九州の左上に沖縄本島がある。

強烈な台風にもかかわらず、けが人が少ないのは、沖縄の人が台風には真剣に取り組んでいる結果だと思います。
上陸する場合は、交通機関も公共施設も閉館し、外出を控える自衛策が徹底している。

名護湾では、軽快にウインド・サーフィンを楽しんでいる人たちがいました。
風下だけでなく、風上にも同じくらい猛スピードで動けるんですね。
不思議だ。どんな構造になっているんだろう。

こういう時はビデオが一番わかりやすいです。


陸上競技大会

2007-10-08 | 名護市
名護市陸上競技場大会が開催されました。
スタンドは地区ごとのテントが陣取り、華やかです。
市大会の勝者は県大会に出場できるそうです。

先月大宜味村で見かけたのは村大会なので、その後の国頭郡大会で勝たないと県大会に出れない。 大宜味村(2)
だけど昨年の県大会の成績を見ると、国頭郡は陸上競技で沖縄一位。
大学も大企業もなく人口も少ないのに、レベルが高いね。

各町村大会の上に郡市大会、その上に県民体育大会、そして国民体育大会。
国体には大学や企業の運動部が出場するものと思っていたけど、本来はこうした地方大会の積み重ねだった。

3000m障害です。平均台を飛び越えてます。
疲れてくると、乗り超えるのも大変です。

やり投げもあります。
円盤も投げてました。ハンマーは、なかったです。

走り幅跳び。
年齢別なのか、砂まみれで頑張っていました。

小中学生の学年代表がバトンするリレーです。
スタートは小学校1年生。100mも走ります。
中学生は、200mも走ります。
地区別の得点を争う競技なので、会場が盛り上がります。

男子100m決勝です。
年齢別に50代までありました。
大会記録は10秒台。
向かい風でしたが、50代の優勝者は12秒台でした。すごいなあ(^o^)丿

子供達の楽しみは、ビックアイス。
観光客むけに道路沿いにパラソル立てて、高校生バイトが売っているアイス屋さんです。

いつもはバニラですが、お祭りだとシーカーサーとか楽しめます。
チョコにストロベリーを重ねてるのかな。

チョコにバニラを重ねてもらいました。150円。
額に、ツーンときました(>_<)

ソーキカレー

2007-10-08 | 沖縄の食べ物・飲み物・泡盛
映画「ドルフィン・ブルー」に出てくるお店。
natural cafe haruナチュラルカフェ ハルHaru。
獣医、館長など水族館のスタッフが、ここでソーキカレーを食べます。
映画では、ブリヂストン技術者とも打ち上げしてました。

行ってみるとメニューはソーキカレー、ホットサンド、あとはドリンク。
ソーキカレーは結構、量が多いです。

地元の美味しいアセロラジュースがついたセットで900円。

海が見える景色のいいところです。
映画でおじいが住んでいた家は、この具志堅辺りらしい。

この辺りは蝶々がたくさん飛び回っています。
今の時期、本部町は蝶が多いです。
朝の出勤時には10匹以上のアゲハ蝶が車にぶつかりそうになります。

ここにも鮮やかな蝶がいます。

オオシマゼミも鳴いています。

海を背景に、花やセミや蝶を見て、風と陽射しを受けて、ゆっくりしたいですね。

うりずん豆

2007-10-07 | 料理
農産物直売所で「豆いらんかね。」って勧められた。
サボテンみたいな変な形。何の豆なんだろう。
いろいろ調べてみたら、「うりずん豆」ということが判った。
沖縄の夏の野菜不足を補うために、東南アジアの野菜を改良普及したものらしい。

炒めて、卵とじを作ってみました。
歯ごたえがあって、結構いけます。

浜松の人から頂いたうなぎといただきます(^o^)丿
ありがたいね。感謝します。


うりずん豆。
ソーミンチャンプルーにも加えてみました。
素麺の柔かさとうりずん豆の堅さがマッチします。
海ブドウの付け合せです。
これも、いけます。

デザートは、パイナップル・ヨーグルト。
満足です。

国頭村(3)もどる道

2007-10-06 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)
時計を見ると15時を過ぎていた。
帰路は寄り道ナシだね。
時速13kmで4時間走れば19時に着く。
辺戸岬から国道58号を急いで帰ります。

この辺りは交通の難所。
「もどる道」があったそうです。
裂けた岩の間で幅が狭く、たった一人しか通れない道。
すれ違いが出来ないので、後から来た人は引き返すルール。
やんばる国道物語
若き校長先生が呼びかけて、みんなで道路を広げたそうです。
他にも、引き潮では浜辺を歩き、満ち潮では峠を越える通学路もあったようです。

海は、銀色。
潮の流れなのか、銀色の道が出来ています。

共同売店で6本目の水分補給です。
今日は、合計3リットルも補給です。
リッター17kmだから、自動車並みだね(^^♪

店長は1年前に本土から来たそうです。
スローライフだね。
経営は難しいといっていました。

国頭の「道の駅ゆいゆい」です。
農産物コーナーを物色していると「豆、買って行きなさい。」と勧められました。
初めて見る野菜。1パック100円。
てんぷら、炒め、サラダが美味しいらしい。

建物の中には、ヤンバルクイナの剥製が展示してありました。
国頭村は、シェルターを作ったりヤンバルクイナの保全に努めています。

本も販売していました。
沖縄戦の写真集2冊、買いました。

女の子は渡嘉敷島で集団自決の現場から救出された少女です。
首に巻かれた包帯が痛々しいです。
昨夜テレビに出ていました。思い出したくない記憶なのか、救出以来全く現場に行かなかったそうですが、カメラとともに現地に入ると、具体的な状況を話されていました。

国頭村(2)辺戸岬

2007-10-03 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)
今回は、デジカメで撮ったビデオで国頭村を紹介します。
本島最北端の辺戸岬360度の風景です。


断崖絶壁に砕けていく波です。
強い風が吹いているのではありません。
台風の強風時には一体どんな光景になるんだろう。


海を見ながらサイクリングです。
国道58号線は歩道を自転車が走行できます。
もちろん歩行者がいる場合があるので、注意が必要です。


潮の干満時や夕方には釣りをしている人がいます。
自転車は、駐車や釣竿にちょっと注意です。


夕陽が沈んでいきます。
車を止め、サンセットを眺めている人も多いです。
ずっと眺めていたいけど、自転車は夜が苦手なのであきらめます。


58号線の9時間サイクリングは、こんな感じでした。

国頭(くにがみ)村・祖国復帰

2007-10-01 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)
約25km走行して国頭村に入りました。
2時間20分経過。あと半分あるよ。
スーパー島袋でパンを買って砂浜でいただく。
オクマビーチが見えた。

奥間を過ぎると、はるか先に目的地が見えたよ。
快適な海岸サイクリングは続きます。

辺戸(へど)岬まで、あと17km。
 
謝敷(じゃしき)という集落に、歌碑が立っていた。
 謝敷いたびせに うちやりひく波の
 謝敷みやらべの め笑れはぐき
意味は、
 謝敷海岸の板千瀬に 打ち寄せる白波は、
 謝敷乙女の ほほ笑む白い歯並みのようだ

海を見ながら、三線を弾いて、唄うのかな。
聴いてみたいね(^^♪
近くの海は、こんな感じ。

このトンネルを抜けると、岬はすぐです。
海岸の岩が、ゴツゴツしてきたよ。

本島最北端の辺戸岬に、着きました。
断崖絶壁の景色が、壮観です。
既に、4時間45分経っていました。

押し寄せる波が、結構激しいです。

遠くに、与論島が見えますか。

1952年のサンフランシスコ講和条約で日本が国際社会に迎えられ喜んだとき、切り離された悲痛な思いが、沖縄県民の心に残りました。
本土復帰を願って、はるか与論島を望みながら、かがり火を焚き集会を行なった。
条約から20年後、やっと本土復帰を果たした時、この地に「祖国復帰闘争碑」が建立された。

祖国復帰闘争碑
  全国のそして全世界の友人へ贈る
吹き渡る風の音に、耳を傾けよ
権力に抗し復帰をなし遂げた大衆の乾杯の声だ
打ち寄せる波濤の響きを聞け
戦争を拒み平和と人間解放を闘う大衆の雄叫びだ
 ”鉄の暴風”止み、平和の訪れを信じた沖縄県民は
 米軍占領に引き続き、一九五二年四月二八日
 サンフランシスコ「平和」条約第三条により
 屈辱的な米国支配の鉄鎖に繋がれた
    …(中略)…
 しかるが故にこの碑は、喜びを表明するためにあるのでもなく
 ましてや勝利を記念するためにあるのでもない
闘いを振り返り、大衆が信じ合い、自らの力を確かめ合い
決意を新たにし合うためにこそあり
 人類が永遠に生存し、生きとし生けるものが自然の摂理の下に
 生きながらえ得るために 警鐘を鳴らさんとしてある