沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

Back Story(真相)

2013-02-11 | 映画・テレビ・本・英語

ロバート・B・パーカー Robert B.Parkerのスペンサーシリーズ第30話です。

私立探偵スペンサーSpenser が相棒のホークHawkとともに、28年前の銀行強盗の殺人事件の真相を究明していく。

報酬は、被害者の娘が手土産に持参したクリスピー・クリームKrispy Kremeドーナッツ6個。

30年前の迷宮入り殺人事件を、無報酬で解決することに興味を惹かれるスペンサー。

事件へのFBIの関与。ギャングのボスからの脅迫。身に迫る危険。

そして、銀行強盗の背景の、読者がとても想像できなかった真相がスペンサーによって明らかにされる。

依頼者が望まなかった真相が解明されたが、真実を依頼者に伝えることはあるのだろうか。

 

物語が62シーンに区分され、読みやすい。

会話が面白い。面白いのですが、わからないことも多く、早川文庫で楽しみました。

菊池光さんの訳は、素晴らしいですね。

自分の語学力のなさももちろんですが、こんなに面白い本だったのかと強く惹かれます。

 

1か所誤訳かなと思われるとことがありました(23節)。

"Can you get it?"「手に入れることができるのか?」(スペンサー私立探偵)

"Classified."「秘密資料だ」(エプスタインFBI捜査官)

"Don't you have clearance?"   「あんたは閲覧資格を持っていないのか?」(スペンサー)

"Need-to-know basis,"Epstein said.「必知事項扱いだ」(エプスタイン)

"You need to know."「あんたは知る必要がある」(スペンサー)

スペンサーのシャレにもなっているneed to knowに引っかかったのだ思いますが、"Need-to-know basis, "は「情報適格性に基づいているから,(知る立場にない)」、すなわち「知る必要がある人ではないからだ」とした方がいいと思います。

ピリオドではなくカンマだし。

情報は知る必要がある人に伝え、知る必要のない人には伝えないのがneed to knowの原則です。「必知事項扱いだ」とすると、必ず知っていなければならない事項となり、逆になってしまい、FBI捜査官が資料を知らないとする理由にはなりません。


赤坂プリンスホテル新館が解体中

2013-02-06 | 

赤プリ新館の解体が始まってます。

赤プリ新館の概要

  • 設計 - (建築)丹下健三・都市・建築設計研究所
  • 竣工 - 1982年11月
  • 階数 - 地上39階
  • 高さ - 138.9m

外国では、ダイナマイトで一気に爆破解体してますが、こちらは日本らしく、高度な技術を駆使してます。

下の写真は、解体前の赤プリ新館。解体前の一時、東日本大震災の被災者を収容していました。

左右で比べると、こんな感じ。

11月中旬から開始して、1週間で1階分を解体して、その分低くなり、全体の解体は約40週間の予定らしい。

こっちの方が、わかりやすいかな。

この解体工法がすごい。

大成建設が開発したテコレップシステムという新技術。

解体するビルに、帽子のように、かぶさっています。

派手に爆破することもなく、上から順番に解体し、徐々にビルが縮んでいく。

美観も、環境対策も有効だし、「荷卸し発電」で省エネルギー。

  • 解体部材の飛散・落下、粉塵の飛散、騒音・振動等を改善
  • 屋根は、既存の屋根を活用し、仮設資材を軽減
  • 解体材の自由落下エネルギーを利用した「荷下ろし発電」
  • この発電エネルギーを解体クレーンの動力、照明等に利用し省エネルギー

無事に工事が終わりますように。


トヨタ自動車アンテロープスvsJXサンフラワーズ

2013-02-03 | スポーツ・将棋

川崎のとどろきアリーナで行われたWリーグのプレーオフ・ファーストラウンドへ行ってきました。

トヨタのキャプテンは25番・久手堅 笑美(くでけん えみ)選手。沖縄出身です。

ガードで、敵陣にボールを運ぶ切り込み隊長。

今日は3点シュートも何度か決まったし、切れ味のいいカットインもあって、魅せてくれました。

 

会場入りするとき、体育館の横を歩いていたら、ちょうどテーピングをしている姿が見えました。

がんばってね!」と手を振ったら、軽く会釈してくれました。

写真は撮れなかったので、これは会場にあった選手紹介のバナーです。ちょっと迫力。

表紙の写真で、ゴール下にいる白の10番は、JXの渡嘉敷 来夢(とかしき らむ)選手。身長192センチ。

名前からして沖縄出身かな、と思ったら埼玉出身でした。

シュートが外れても、身長と長い手を活かしてボールの方向を変えて、味方ボールにする。

人気者の吉田選手からのアリウープかと思うような、相手が届かない高いパスを受け止めて、シュート。これをやられると、ちょっと敵わない。

 

試合は、JXが、吉田大神の魅せるプレー、渡嘉敷の活躍で大きくリード。

トヨタ自動車は、矢野、久手堅、冨崎、の活躍があったものの、川原が不調で、残念。

昨日のケガが影響したのかな。59-79で負けました。

JXは26勝0敗。強い。

今年の正月に、全日本総合選手権大会(ALL JAPAN)で創部50年目に初優勝

今回は負けちゃったけど、プレーオフ、頑張ってね。