緑色、黄色、赤色と並んだ姿は、交差点の信号機と同じ。
緑色は美味しく食べれるけど、黄色は表皮が軟らかく、赤色は果物のように熟している。
二つに割ってみると、こんな感じ。
緑色は、種が固定され、種まで割れている。
黄色は、赤く熟した種が、緑の皮を赤く染めて、黄色になっている。
赤色は、表皮全体が種と同じ赤く染まり、種が下部に集まり表皮を破ろうとしていた。
変色した表皮には苦みがなく、赤い種は甘い。
鳥や動物たちに食べてもらい、種を運んでもらうためなのか。
ならば、緑色の状態で収穫されるのは、ゴーヤー君にとっては不本意なことではないか。
毎朝、見ているのだけれど、収穫時期の見極めが難しい。
もうちょっと大きくなるかな、と欲張って収穫を見送ると、翌朝には黄色に変色している。
まだ、大きくなると思わせておいて、翌日には黄色く変色する身替りの速さは、ゴーヤー君の知恵だったのか。
信号機のゴーヤー君と、毎日、知恵比べをしております。