沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

国頭村まつり

2014-08-31 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)

海岸沿いに自転車こいで行くと、何やら人が集まってます。

国頭村まつり ハーリー大会!

これは、見なくっちゃ。

予選が始まってました。

9人乗りの手漕ぎ艇が、沖合に向かって一斉スタートし、浜辺まで戻ってくる早さを競います。

予選を勝ち抜いて、いよいよ決勝です。

船は遠くで、どっちがリードしているのか、よくわからない。

実況中継の人が、力の入った中継で、会場を盛り上げています。

よくみると、上半身裸で、熱が入っているね。

迫力ある3艇のデットヒートは、以下をご覧ください。

Jalプライベートリゾートオクマが優勝しました。

お疲れ様でした。

一方、向かいの国頭中学校会場では、お祭りの準備をしていました。

国頭漁協の人たちが、活魚車から、活きのいい魚たちを次々とプールに投入しています。

これって、定置網で獲れた魚。本格的!

魚つかみ取り大会は、金魚などの観賞魚と思ったけど、これは食用魚。

国頭村、はんぱないね!

主役となる子供たちも、真剣です。

入念に、捕獲のシミュレーションしています。

迫力あって、きっと盛り上がる行事に違いないけど、開始時刻は16時。

自転車で戻るには3時間かかるので、残念ながら断念して、帰路についたのでした。


伊江島の塔頭(たっちゅー)

2014-08-27 | 伊江島(伊江村)

「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)の家」の隣は、青少年旅行村。

伊江ビーチで、日光浴。

対岸には、阿波根さんの出身地、本部町山川が見える。

白い屋根が美ら海水族館。その右側が本部町山川。

自分の生まれ故郷が、いつでも見渡せるところに、家を建てたんだ。

サンゴのかけらで、文字を書いてみました。

伊江島のシンボル、塔頭です。

近づくと、こんな感じ。

登ってみると、こんな感じ。

すごい急こう配、登山というか、階段のぼり。

頂上からの景色は、抜群です。

水納島の向こうは、恩納村。

汗をかいて降りると、伊江島特産のアイスとソーダ。

おいしーい。


奥間ビーチの環境保全

2014-08-24 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)

今日は、国頭村(くにがみそん)までサイクリング。

歩道をゆっくり走って、3時間かかった。

奥間(オクマ)ビーチに到着。ここでお弁当のサンドイッチをいただく。

広いサンゴの砂浜では、海水浴をしている家族と、波打ち際を歩いて何かを探している若者3人だけ。

しばらく日光浴していたら、少し雲がかかってきた。

この海岸、よく見ると、水面下に、テトラポットがある。

波を弱める堤防で、潜堤(「もぐり堤」ともいう。)がある。

すごーい。景観に配慮してるんだ。

普通、離岸堤のテトラポットは、海面上にドサッと横に並んで、景色が台無し。

でも、それだけじゃなかった。

本島から突き出たこの海岸は、海流が当たり、ウミガメの産卵場所でもあった。

隣の海岸から車が進入するのを、黄色いテトラポットが防いでる。

隣は、レジャーボートを車で運んで遊ぶエリアで、車が不可欠。

砂浜に車の轍が残ると、孵化した子ガメが海に帰れなくなる。

潜堤は、ウミガメが上陸しやすいようにする意味もあった。

‥同じように、ウミガメの産卵地で景観も大切な中田島海岸(浜松)では、潜堤は認められなくて離岸堤となってしまい、残念だった。

 

国頭村は、ヤンバルクイナの保全をはじめ、カニさんトンネルなど自然環境保全への意識が強いところだと感じた。

 


貝がら工作体験24 日まで

2014-08-23 | 本部町

海洋博公園の海洋文化館で、貝がら工作体験イベントがあったので、やってみました。
参加料200 円。 海洋文化館の入館料大人170 円、子供50 円が別途必要。
家族連れに混じって、久しぶりの工作。

貝がらは、イベントを企画したスタッフとその協力者たちがたくさん揃えてくれてました。綺麗に洗って有る。
ロウを溶かして、半田ごてのろうそく版で、くっつけます。

見本はこんな感じ。
結構、上手です。

貝がらを手にして、何を作るのか?迷うこと、 想像力が無いんだねと実感。

葉巻咥えて、ちょいワル感出して、出来た。




命こそ宝(伊江島)

2014-08-21 | 伊江島(伊江村)

日本のガンジー 阿波根昌鴻(あはごん しょうこう)の足跡を尋ねて、7年ぶりに伊江島の「ヌチドゥタカラの家」(命こそ宝の家)を訪れた。

ガンジーは、支配していた英国政府が塩の専売を始めた時、人が生きていくために欠かせない塩にまで占領政府が課税することに反対して、無抵抗非暴力の行進を始めた。多くの市民が賛同して「塩の大行進」となり、インド独立運動のきっかけとなった。

阿波根は、支配していた米国政府が伊江島の農地を強制収用し始めた時、農民が生きていくために欠かせない土地を奪ったら農民は乞食になるしかないと訴えて、無抵抗非暴力の行進を半年間かけて行った。多くの沖縄の人が賛同して「乞食行進」となり、米軍基地に収用された土地返還運動のきっかけとなった。

琉球政府前をスタートした「乞食行進」。

政府に回答を求める阿波根さん(中央)。

資料館は、阿波根さんが、自宅に作った。

阿波根さんの考え、生涯、沖縄に起きたことを知ることができる。

日本軍4300人、伊江島住民1500人、米軍800人が、この小さな島で戦死した事実を想起させる、さまざまな「事実」が展示してある。


東村といえば…

2014-08-17 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)

東村(ひがしそん)といえば、パインアップル。

東村特産品加工直売所「サンライズひがし」には、採れたてのパインやマンゴーが並んでいます。

ピーチパインやちぎって食べるスナックパインが100円。目玉商品になってます。

お部屋に飾る花パイン、サンゴパインが、1本30円。ひとけた安い破格の値段。

パインの香りが楽しめ、ドライフラワーや酸性土壌なら育てることも。

それに、橋の欄干の上にも、パインが置いてありました。

生産量日本一だけあって、パインで押してます。

東村は、それだけではなく、こんな珍しいものも。

サキシマスオウノキの板根。

樹高18メートル。見事な板根で、東村指定の天然記念物です。

木を守るための木道や駐車場が整備されて、以前来た時よりよくなっていました。

気が付くと、なんか生き物が、こっちをじっと見つめています。

リュウキュウイノシシのこんすけ君。

尻尾を絶え間なく振って、かわいい。臭くないし。

東村立の山と水の生活博物館

初めて行きました、なかなか、しっかりした展示内容の博物館だと思います。

昔、村の産業は山仕事。イタジイやイヌマキなどで、大きなものは建築用材に小さいものは薪に。

これらは、共同売店で生活用品と交換でき、共同売店は、糸満など南からくる山原船と交渉して生活用品を入手していたらしい。

国頭村や東村などのやんばる地方で、共同売店が発祥・普及した理由が、よくわかった。


東村へサイクリング

2014-08-16 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)

イオンで自転車をゲットして、東村に向け出発です。

日本製は扱っていなく、某国性ですが安全だというので。18段変速ギアもついてる。

以前、押して歩いた心臓破りの急坂も、止まることもなくスイスイ。

ペダルが洗濯機みたいに回転している割には、歩くような速さだけど。

サイクリングは、面白いモノ見つけて、すぐに戻れるのがいい。

たまごの自動販売機。建物の中にクーラーボックスがあります。

ドキッ、家の影で、猫のバスが泣いてるような…。

パインのおおきな看板も、現認したよ。

パイン畑の向こうには、ウッパマビーチ。

ビーチの入口って、なんでもない風景ですが、素敵ですね。


マンゴーヨーグルト

2014-08-09 | 料理

毎日、マンゴー食べてます。

マンゴーと言っても、ミニマンゴー。

小粒ですが、毎日のデザートにはちょうどいい大きさ。1個70円くらい。

表面は、黒くなったり見かけは悪いのですが、ピーラーで皮をむくとこんな感じ。

これを、果物ナイフで切り取ります。

タネは、500円硬貨を潰したように薄っぺらい。そのほかは甘い実です。

これに、ヨーグルトとたっぷりかけます。

私の楽しみです。 

7月から旬で、8月いっぱいは、あるのかな。


イヌマキ育樹祭

2014-08-06 | 琉球・首里城

首里城の木造建築材として使われていたイヌマキ(方言ではチャーギ)ですが、沖縄にはほとんどありません。

このため、首里城の建物補修などに備えて、平成5年に首里城友の会などが6000本のイヌマキを植樹しています。

沖縄の土地は肥沃ではなく、イヌマキはスギやヒノキに比べ成長が遅いので20年経ても、用材としてはまだです。

下草が生えてくると、イヌマキ林が変化してしまうので、年2回、育樹祭と称して、下草がり、施肥、枝打ちなどを行います。

首里城友の会を中心に100名くらいの方が、那覇からバスでやんばるの山奥までやってきます。

幹に絡みついたツルも、アリが上って、木を弱らせるので、取ってやります。

途中、通り雨も降ってきました。

カマを使うのは、久しぶり。地面を這うツル植物を引っこ抜くと、服が泥んこになります。

この方は、テレビで見かける方ですが、ご存知でしょうか。

高良倉吉(たからくらよし)さん。首里城復元の中心メンバーとして若いころから活躍され、今は沖縄県副知事。

公務超多忙の中でも、年2回(友の会事務局としてさらに2回)の育樹祭には、毎年参加されているそうです。

参加者に、これまでの経緯と育樹祭の意義、森林組合や県など関係者の努力などをわかりやすく伝えていました。

労働の後は、ぜんざいです。冷たくて、あまくて、美味しい。

参加者は、服や靴を着替えて、那覇まで、戻ります。

途中、名護市で、JAの産地直売店、オリオンビールの工場見学をして、楽しく帰路につきました。


沖縄の湿度と除湿器

2014-08-03 | 沖縄の気象・台風

 「各部屋に一台、除湿器を置いているよ。」

そんな衝撃的な発言を、地元の人から聞いた。

前回の沖縄暮らしでは、クローゼットの背広にカビが生えてしまった。

洋服タンスにいれる「湿気取り」では不十分だったようだ。

 

さっそく、家電ショップを回って、安くてよさそうな除湿器をゲット。

仕事で出かける際、タイマーでセットして、帰宅してびっくり。 

3リットルの水が、溜まっていた。(普通は2リットルくらい)

トイレで一回流せるくらいの、大量の水。

この水は、いったいどこから来たのだろうか。

 

沖縄の湿度を調べると、夜は90%、昼は72%くらい。

昼と、夜で、大気が移動するわけはないのに、なぜ20%も値が違うのか。

空気中の水蒸気は、気温によって、空気に吸収される量(飽和水蒸気量)が違う。

28度の夜は、1立方メートル当たり27.24グラム。

32度の昼は、1立方メートル当たり33.82グラム。

⇒昼の方が、空気に溶け込む量が多い。

 昼の湿度が100%だったら、気温が下がる夜には露がつくことに。

 

湿度は、空気中の水分量/飽和水蒸気量なので、1立法メートル当たり、

28度の夜の水分量は、27.24×0.90=24.5グラム。

32度の昼の水分量は、33.82×0.72=24.4グラム。

⇒ほぼ同じ。温度の違いで湿度が変わるが、空気中の水分量は、昼も夜も同じだった。

 沖縄の蒸し暑さの原因は、海に囲まれており、昼も夜も、空気中には1立方メートル当たり約24グラム(24cc)の水分が含まれていること。

 

除湿器の働きを検証してみると、

除湿器が届く範囲の部屋の面積は、約18畳で30平方メートル。

部屋の高さが2.5メートル。

部屋の中の空気量は、30×2.5=75立方メートル。

部屋の中の水分量は、75×24.5=1838グラム=約1.8リットル

⇒空気中の1.8リットルの水が、除湿器の活躍により、除湿されていた。

寝ている間に、0.3~0.5リットルくらいの汗をかくといわれ、室内外の空気の出入りはあるので、

2リットルから、多い時では3リットルの水がたまるのかな、と納得。


雨上がりのヤモリ

2014-08-02 | 沖縄のくらし

台風の影響で、洗濯物を外に出せない日が続いていましたが、今日は大丈夫。
ベランダのサンダルを右脚で履いた瞬間、足が水浸し。

サンダルの中に雨水がたっぷり溜まっていた。ああ 、よく有ること。

そして、スネになんか、つかまっていた。
サンダルの中で潜んでいた3センチくらいのヤモリが飛び出して来たようだ。 ああ、どうすればいいの。

ヤモリも驚いて、必死にしがみついて、じっとしてるけど、つかまっているものは、普段と違って体温のある人間の足だと気づいているはず。

両手には洗濯物をたくさん抱えていて、 左脚は、まだ部屋の中にある。

洗濯物を置こうと部屋に戻れば、そのままヤモリも着いて来て、部屋の中に隠れるかもしれない。

動けるのは、私の右脚とヤモリだけ。

どうする?

右脚を降ったら、まだ、しがみついている。ヤモリも必死だ。

もう一度、 今度は素早く振りほどくような動作も入れてみた。

ヤモリは、何処かに消えていた。