あるバス停から子供を抱っこした若い女性が乗ってきた。しかし、席に座ろうとせず、乗車扉付近で立ったままだった。彼女以外の乗客はわずか3名… 空席が腐るほどあるのに座らないということは、何らかの理由があるのだろうと思ったので、あえて何も言わなかった(ちょっと性格がキツそうな顔だったし…)。彼女は握り棒につかまっていたので、走り出しても危険ではないと思って発車した。そして、終点の某駅よりも2つ手前のバス停で、一人のお婆さんが降りたところ… 彼女はツカツカと通路を歩いて来て、そのお婆さんが座っていた席に着いた。そこは、人気ナンバーワンの“助手席”ではなく、“背後席”のさらに後ろの席(前から2番目)だった。なぜ、そこまでこだわるのか、私には分からない…