バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

喋っていて… ボォ~ッとしてて…

2009年09月10日 20時12分51秒 | バス運転士

午前中は、某地域巡回バス3号だった。某大型商業施設○○停で一人の乗車、二人の降車があった。発車して、信号を右折、次の信号も右折… と、そこで「あれ? ○○停過ぎちゃった?」というオバサンの声が聞こえた。私は「おいおい… もう交差点を二つも曲がってるよ…」と思いつつ、「はい… さっき止まりましたけど…」と答えた。オバサンは「喋っとったら通り過ぎちゃったがね… まぁ、××停で降りて帰るでいいわ」と言った。特に大切な用事があったわけではないようで… なによりでした。

午後は、某学校と某駅を結ぶ路線だった。途中、私が「△△停、通過します」と言って通過する瞬間、「ピンポォ~ン!」と降車ブザーが鳴った。私はウッと息を呑んで、乗客に衝撃がないように… かつ、なるべく短距離で止まれるように、ブレーキを操作して止まった。すると一人のオバサンが「すいません、ボォ~ッとしちゃって…」と言いながら通路を歩いてきたので、私は「本当に△△停でいいですか?」と尋ねた。オバサンは「はい、すいません」と言って降りていった。もしも、私が入社当時のように“時間最優先主義”だったら、無言の応対になっていたかもしれませんねぇ… 今は、時間は二の次だと思っているから… ハハハ…