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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

運賃箱に異常あり

2011年03月01日 22時19分39秒 | バス運転士

昼寝休憩後、誰も乗らない某住宅地行きを走り、続けて某駅行きを走った。特に何事もなく順調だった。が、その復路で異変は起こった…

運賃箱には様々なボタンが付いていて、それらの中には“フリーパス乗車”をカウントするボタンもあるのだが… それがカウントできなくなった(ボタンを押してもランプが点灯しなくなった)のである。私は「バスによっては一日何百回も(ちょっと大袈裟かな?)押されているだろうから、壊れるのも無理ないか…」と思った。

このような“電気系のトラブル”は、いわゆる“バスのメインスイッチ”を切れば直ることが多い(パソコンが動かなくなった時に、再起動するのと同じようなものだろうか?)。しかし、まだ運行途中だったし、カードも現金も普通に精算できていたので、私は「このままでも特に問題ない」と思っていた。

一部の信号と踏切によるプチ渋滞でバスは遅れ… 某住宅地へ戻った時には、既に次の発車時刻を4分も過ぎていた(もともと到着から発車まで2分しかないのだ!)。私は「時間があればメインスイッチを切ろうと思ったのだが… 運賃の精算はできるんだし… このまま行こう!」と思って、忘れ物チェックをしてから乗り場に着けた。

乗客の大半はフリーパスで運賃箱とは関係なし… カード使用も問題なくピンポォ~ン… 200円投入も問題なくピンポォ~ン… が、しかぁ~し! ある人が“運賃が半額になる手帳”を見せながら100円を投入したのである。すると、運賃箱は「プププッ!(100円不足だぞ!)」と言った。私はいつものように精算完了ボタンを押して“その100円については精算済みである”と処理して、運賃箱が次の乗客の精算をできるようにした…

と思ったのだが… なんと、そのボタンも壊れていたのである。というか、すべてのボタンが機能しなくなっていたのである。“現金(100円)が未精算”のままでは、次の乗客が機械にカードを通そうとしても通らない… 運賃箱は「プププッ!(さっきから100円足んねぇって言ってんだろぉ!)」と繰り返すばかり… 仕方がないので、私はポケットマネーの100円を投入した。すると、めでたく「ピンポォ~ン!(毎度ありぃ~!)」と精算され、次の乗客のカードも通ったのでありました。

その後、某駅でメインスイッチを切って、そのまま2~3分放置して、再びスイッチを入れて… 予想通り、運賃箱は“異常なし”となってしまった。あぁ、私の懐は“異常あり”なんだけどなぁ… ハハハ…