“どうせ営業所から始発地へ行くのだから、回送じゃなくて実車でもいいだろう!”という路線がある(実際のところは、そんな理由ではないかもしれないが…)。例えば、某駅行きは平日の朝6時台に10本、某住宅地行きは7本もあるのだ。前者はそれなりに乗車があるが、後者は… 少なくとも、私が人を乗せた記憶はない。
また、当然のように逆向きでも走る。勤務によっては“実車で某駅へ行って、その駅での発着路線を何本もやって、最後に実車で営業所へ帰る”というものがある。もちろん、回送で帰る勤務もあるので「勤務の最後は、実車であれ回送であれ、とにかく営業所へ戻る」という感覚が… 少なくとも私にはある。
しかし、勤務の中には「最後に某駅から某ターミナルへ行って、そこから回送で営業所へ帰る」というものがあり、思い込みが激しい私は危うくワナに掛かるところだった。某駅を出発する時には「某ターミナル行きだぞ!」と思っていたのに、途中で「これで最後だなぁ~」と思った瞬間に“私の気持ち”は営業所へ… 幸い、赤信号で止まって気が付いたけれど… ボケで単細胞な私は、あまり先のことを考えず“次のバス停”“次の交差点”… それだけを考えた方が良さそうである。