午前11時半過ぎ… 少し遅れて某駅に到着すると、1番乗り場には50~60人のお年寄りが待っていた。私は「これが噂の“梅まつり(の会場近くまでバスに乗る人たち)”かぁ~! えらいこっちゃ~!」と思った。
そこで運行カードを見ると、私のバスは1番乗り場から43分発で、2番乗り場からも同じく43分発のバスがあるという表示があった。が、ここは1番乗り場と2番乗り場の間が広く空いているので、どちらが先に着けようが先に発車しようが問題なく… 気にするほどのことではない。
しかし、運行カードには“36分発の○○行きが、40分頃に遅れて来る”という一文が書き加えられていたのである。実は、梅まつり行きの団体さんは○○行きに乗るのだ。もしも、そのバスが大幅に遅れて42分30秒くらいになっても来なければ、私が先に1番乗り場に着けて“7~8名だけ乗せて”さっさと発車できるのだが…
そこで時計を見ると、既に38分過ぎ… 「そういえば、私が到着する直前に1台のバスが出て行ったような… あれが○○行きだったのかも!?」と思った私は、2番乗り場から出るバスの運転士に確認した。すると「○○行きは、まだ来てませんよ。(1番乗り場に多くの乗客がいるから)先に着けた方がいいですよ。遅れちゃいますから…」と言ってくれた。
それに対して、私が「そうですか… でも、もう少し待って…」と言っているところへ、○○行きのバスが来てしまったのである。時刻は40分30秒… その運転士は「あぁ… もう少し遅れて来れば良かったのにねぇ…」と、私に気を遣いながら2番乗り場へ着けた。
○○行きのバスは乗客ゼロで来たので、待っていた50~60人全員が乗れる… ということは、それだけ時間もかかるということで… 42分… 43分… 44分… そこで私はバスを待機場所から動かし、○○行きのバスの後ろへ… 少し間を空けて止めた。
それは、そのバスの運転士にプレッシャーをかけるのが目的ではなく、私のバスの乗客が「ワシらの乗るバスはどうした!?」と不安に思わないようにするためだから… 46分… 47分… 結局、私のバスは約5分遅れでの発車となってしまった。私は「梅まつりとは無縁だ」と思っていたのに、意外な形で影響を受けてしまったのでありました。チャンチャン!