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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

音声とブザーと私

2013年02月03日 21時01分23秒 | バス運転士

「最近ねぇ~」「そうなのぉ~」というような、お婆さん同士の世間話が聞こえていた。「次は○○停~」とコンピューター音声が流れると、「ピンポォ~ン!」と降車ブザーが鳴り、「次、とまります」と私は返事をした。

その先の信号が赤に変わってバスが止まると、「それじゃあね」「元気でね」という別れの挨拶が聞こえ、一人のお婆さんが立ち上がって中扉(降車口)の前へ… すると「あら、まだだったわぁ~」「そんなに慌てんでいいでぇ~」という会話が聞こえ、お婆さんは席に戻った… こういう光景は時々見られる。

そういう私も所詮ボケ運転士なので、人のことをどうこう言えないのが情けないところで… 降車ブザーが鳴っていないのに、「次、とまります」と言ってしまうことが… 時々(毎日のように!?)ある。

どうしても、冒頭のような“次は○○停→ピンポォ~ン!→次とまります”という流れが、私の意識の中に深ぁ~く根付いているからなのか… 「ピンポォ~ン!」以外の音に反応してしまうことがあるのだ。

先日も、「次は○○停~」というコンピューター音声の直後に、助手席に座っていた女の子が「ゴホン!」と咳をしたのに反応して「次とまります」と言ってしまったのである。つまり、どんな音であろうとも、その“タイミングだけ”で引っ掛かってしまうボケな私…

また、何も音が鳴らないのに「次とまります」と言ってしまうこともある。「次は○○停~」というコンピューター音声の後に、一拍おいてから「次とまります」と… すぐに降車ランプが点いていないことに気が付くが… 「止まる」と言った以上、そのまま止まって扉を開けるしかないのである。男に二言はないのだ!(そんなカッコいいもんじゃないだろう!)

う~む… 何だろう? 一連の流れを“歌の一節”みたいに覚えてしまっているのか… コンピューター音声と降車ブザーのデュエットに対して、ついつい“合いの手”を入れてしまうのか… そうそう、カラオケで誰かが歌っている時に「フッフ~! フッフ~!」とか「フォアフォアフォアフォア!」などとやってしまう… あんな感覚なのかなぁ~??? 自分でも分からん! ハハハ…(やっぱりアホだ…)