「次は○○三丁目~」とコンピューター音声が流れ、「ピンポーン!」と降車ブザーが鳴り、「次、止まります」と低評価運転士が返事をして… しばらくすると、一人のお爺さんが立ち上がり「間違えて押しました。その次の○○二丁目で降ります」と言ってくれた。
こういう場合、私の対応は… その時の乗客数やバス停によって異なる。「他に降りられる方がいらっしゃるかもしれないので止まりますね」と言って止まる場合もあるし、「それでは一旦消しますね」と言って降車ランプを消す場合もあり… 今回は「他にはいない!」と勘が働き、後者の対応をした。
すると、数秒後に再び「ピンポーン!」と降車ブザーが鳴ったので、私も再び「次、止まります」と言いながら「あっちゃ~、勘が外れたか…」と思った。そして、○○三丁目でバスを止めて中扉を開けたのだが… なんと、そのお爺さん一人だけが立ち上がって降りようとしたのである。
私は慌てて「あ、ここは三丁目ですよ。二丁目は次ですよ」と声を掛けたのだが… お爺さんは「いや、ここで降ります」と言ってバスから降りて行った… う~む… 「お爺さん以外に降りる人はいない!」という勘は当たっていたのだが… お爺さんの思考回路は読み切れなかったなぁ~ 残念!