バスは大変な浮気者で、毎日毎日違う運転士を乗せている。朝と夜とで違う運転士を乗せるなんて当たり前、1日に3人の運転士を乗せることもあるのだ。時には、その合間に整備の人を乗せることもあるし、ちょっとだけ上司を乗せることもある…
ということで、運転士は… 毎回毎回バスに乗る度に、座席の位置やミラーの角度を調整して、自分に合わせなければならないのだが… 私は最近になって、というか今頃になって気付いたことがある。それは“私の腕が他の人に比べて短いのではないか!?”ということである。
まずは自分がブレーキペダルなどを踏みやすい位置に座席を上下&前後にスライドさせ、次にハンドルの位置を決めるのだが… 目一杯に引き寄せても、私の手が届かないのである! というのはオーバーだが…
30年くらい前に自動車学校で習った(と思う)“10時10分の位置”でハンドルを握ると、肘が伸びきってしまい、いかにも余裕がなさそうな構えになってしまうのである。そう、思いっきり緊張している子供のように… だから私は8時20分の位置でハンドルを握っている。
その腕の短さの代わりというわけではないだろうが… 私の車内名札が、他の運転士のものより1~2mmだけ長かったようだ。先日、あるバスに乗り込んで準備をしていたのだが… 車内名札(横書き)の横幅が長くて入らなかったのである。
所定の位置には車内名札用の“枠”があって、そこへ上からスライドさせて入れるようになっている。しかも、その枠には多少の余裕があるのが普通なのだが… その時はまったく入りそうもなかったのだ。これまでにも、半分くらいしか入らなかったり、入るには入ったがガチガチにはまって取るのに苦労したことはあったけれど… そのバスには、これまで何度も乗っていたので、何らかの理由で枠の幅が変わっていたと思われる。
その後、他の運転士の名札は入ることを確認し、整備の人に削ってもらって解決したのだが… 私の車内名札だけ長いということは… 低評価運転士の名札らしく、余った材料で作ったのかな?(そんなアホな!) どうせなら“カマボコの板”でも良かったのに… しかも、名札の端っこにピンクのカマボコが少し残ってたりしてね。ハハハ…