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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

クラッチペダル恐怖症

2013年02月05日 21時36分49秒 | バス運転士
以前、あるタイプのバスに乗った時に「エンジンの回転数を上げないように、早め早めのギアチェンジを心掛けていたら、クラッチの繋がる位置がどんどん低くなって… 終いにはクラッチが切れなくなり、ギアが入らなくなってしまった」という話を書いたけれど、その後“普通にエンジンの回転数を上げて走っていれば問題ない”ことを知り、それからは何も気にせずクラッチ操作をしていたのだが…

今朝、久しぶりにそのタイプのバスに乗って営業所を出てから約1時間後… それまで普通に走らせていたのに、あるバス停を発車する時に… いきなり「ガツン!」とクラッチが低い位置で繋がってしまったのである。私はちょっとビックリしたのだが… “お客様の着席確認”をやっていたので、大きな問題にはならなかった。ふぅ…

「それにしても、なぜ急に?」と思った私は原因を考えて考えて考えて… 「そのバス停に向かっていた時、左車線には違法駐車車両があるわ、右の車線には後続車がビュンビュン走って来るわで、私のバスは車線変更のタイミングを計るために30~40キロでの走行を強いられ、エンジンの回転数も上がらなかったからだろう」と思った。

一応、原因が分かったものの… やはり“突然のガツン!”が怖いので、その後はバス停であれ信号待ちであれ、発進する時は常にビビリまくり… ゆ~っくりとクラッチを繋いでいたので、いつも以上に“鈍臭い運転”になってしまった。

それからは何の問題もなく運転をしていたのだが、午後になって油断してしまったのか… 朝ほどではなかったけれど、再びクラッチが「ガツン!」と繋がってしまったのである。はぁ… それから再びビビリ運転になってしまった私… が、幸いにも“坂道発進”の必要がほとんどない路線だったので、“クラッチの繋がりを意識し過ぎて、ペダル操作がギクシャクしてエンスト!”という恥ずかしいことにはならずに済んだ。

実は… 夜になって気付いたことがある。今日のバスは、「あれ? クラッチの位置が少し低くなったような…」と思っても、アイドリングストップした後にはクラッチの繋がる位置が元に戻っていたのである。ん? まさか、ひょっとして、そんなことは… このタイプのバスの常識で、みんな知ってたりして!? あいやぁ~、もしもそうだとしたら… エンストするよりも恥ずかしい無知な私…(何をいまさら…)