朝の通勤通学時間帯… 私は某住宅地の転回場で、道路の反対側右方にある路上の某住宅地停へ着けるタイミングを考えていた。なぜならば、私のA駅行きバスと“同時刻発車のB駅行きバス”が、営業所前ターミナルから来ると運行カードに書いてあったからである。
2台のバスは、そこから5つ先のバス停まで同じ道を行き、その先は別々のバス停(道)を行くことになるのだが… 私が“優先順位”を決められずにいるうちに、発車時刻2分前を切ってしまった。
結局、土壇場まで決められず… B駅行きのバスが左折して来る交差点を転回場から見ながら「今の青信号で来なかったら、先に行こう」と思っていたところ、某住宅地停の発車時刻ちょうどになる感じでB駅行きのバスが左折して来たのである。
そして、そのバスが私の目の前を左から右へ坂を上って行き、私はそれを追走することにしたのだが… 2つ先のバス停でB駅行きのバスが止まったまま、なかなか発車しなかったのである。
「まさか… 半弊社ダイヤ特有の“同じ時間に同じ道を走る”のに、一つは1分、もう一つは2分という時間設定なのか!? しまったなぁ… 私が先に行くべきだったのかぁ~!」と思っても後の祭りであった。
時計が00秒を示すと同時に、前のB駅行きが「お待たせしてスイマセン」と言うようにハザードランプを点滅させながら発車するのを見て、「あぁ… 前のバスの運転士さんに余計な気を遣わせるわ、自分のバスは無駄な時間を使わされるわ… 最悪の展開… 次回は先に行こう!」と私は誓った。
その先の“分岐点となる交差点”で、前のバスは右折レーン、私のバスは直進及び左折レーンの先頭で止まることになり… その時、ほぼ同時に両者が「悪いね」「いえいえ」という感じで頭を下げながら挙手をしたのだが… もしも車内モニターが乗っていら「禁止されている挨拶の挙手をしたなぁ~!」とチェックされたに違いない。ま、いいんだけど…