バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

進化したシステムでプチパニック!

2017年08月17日 18時08分41秒 | バス運転士
つい最近、運行支援システムがまたまた進化(?)したようで… 降車ボタンが押されると、これまで通り降車ランプが点灯するだけでなく、“運行支援システムの画面に表示されている次のバス停がオレンジ色に変わる”ようになった。以前は、バス停・時計・降車ランプ等々バラバラに配置されていたものを、一つの画面で確認できるように少しずつ進化させてきた… ということだろう。

しかし、今回の進化については… 次のバス停がオレンジ色になってしまうと、バスが定刻よりも早い(赤色で表示されている)のか、定刻よりも遅い(黒色で表示されている)のか“画面をチラ見しただけでは分からず、数字(時刻)をガン見しなければならない”ので、個人的には少々不満… まぁ、「降りる人がいるんだから、とりあえず止まればいいだけの話だ」と言われたら、それまでなんだけどね。ハハハ…

さて、そんなシステムを搭載したバスで、昨日はこんなことが… あるバス停の乗降客ゼロと発車時刻を確認、「通過します」と言ってから“バス停表示送りボタン”を押したのだが、バス停が変わらなかった(押し方が悪いのか、スイッチの接触が悪いのか… そういうことは時々ある)。そして、私がボタンを押し直すよりも早く、「ピンポ~ン!」と降車ブザーが鳴り、“すでに通過したバス停”がオレンジ色に変わった。

その直後、私がバス停表示送りボタンを押し、次のバス停がオレンジ色で表示されたのだが… その瞬間、「チャカチャカ! チャカチャカ!」と聞き慣れた… 否、滅多に聞かない“早発警告音”が鳴ったのである。私は「えっ!? とっ!? そりゃあ… 確かに… 次のバス停の発車時刻よりは早いけど… まさか… 通過したバス停を早発してしまったのか!?」とプチパニックに陥ってしまった。

それから間もなく交差点を左折… 次のバス停で止まって乗降客扱い… そこで“通過したバス停の発車時刻と現在の時刻を比較して、「どう考えても、早発は有り得ないよなぁ~ 通過する前にちゃんと確認したし… うん、問題ない」と自分を納得させてから発車、その後も順調に運行を続け… 委託元特有の“ラスト一区間のサバ読み時間”のお蔭で、終点には定刻よりも4分ほど早く到着した。

「なぜ、あの時… 早発警告音が鳴ったのか?」という疑問を解決したくなった私は、バスを待機場所へ移動させてからバス停表示“戻し”ボタンを押し、運行支援システム画面の表示を“終点の一つ前のバス停”に戻した。当然、そのバス停の発車時刻は過ぎているので表示は黒色… そこで降車ボタンを押すとオレンジ色に変わり… 今度はバス停“送り”ボタンを押して、表示を“まだ到着予定時刻前の終点”に進めてみたところ… 「チャカチャカ! チャカチャカ!」と鳴ったのである。

そう、さっきと同じ状況を再現して、早発警告音が鳴ることを確認したのだ。そこから更にバス停表示送りボタンを押し、終点到着後に表示される“運行お疲れ様でした”や“次発転回”へ進めてみたのだが… 表示がオレンジ色のまま(降車ランプが点灯している状態)で“送り”ボタンを押すと、それが何の表示であろうと早発警告音(誤通過警告音!?)が鳴ることを確認した。よし、これでノミの心臓を持った私でも、この件でプチパニックに陥ることは二度とない… と思うけど… ボケは忘れるからなぁ… ハハハ…