バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

爺さん、爺さん、また爺さん!

2017年08月21日 19時22分52秒 | バス運転士
先日、あるバス停を2分ほど遅れて発車… その時、50mくらい前方で片側一車線の道路を右から左へ渡っているお爺さんを発見した。ところが、お爺さんはセンターラインを越えてから左へカーブ… (嫌な予感…) 案の定、右手を挙げながら車線の真ん中を真っ直ぐバスに向かって歩いて来たのだった。

バス停から5mほど前進した辺りでバスを止め、前扉を開けてお爺さんを待っていたら… 不意に「ドカッ」とバスに乗る音が聞こえてビックリした。どうやら、後方から別のお爺さんが来ていたようで… まんまとダブル爺さんの陽動作戦に引っ掛かったような気がした。くっそぉ~! ハハハ…

また、私がある待機場所から乗り場へ出てきたところ… 乗り場には“遠方から来た先発の同系統バス”が止まっていたので驚いた。これを新幹線で例えると… 新大阪発・東京行きの私が、新大阪のホームに着けようと思ったら、そこには博多から来た先発の東京行きが止まっていたということで… そう、そのバスが遅れていたのである。

通常、そのバスは私のバスの6分前に行っているので、私のバスにもチラホラと乗るのだが… 「さすがに2分前に行ったばかりでは、誰も乗らないだろうなぁ~ うん、乗客が少ないのに2台“連結”して行っても意味がないし… 私が少し遅れて行けば、前のバスに乗り遅れた“綺麗なお姉さん”を乗せることになるかも!」と思った私は作戦開始… すると、次のバス停に人影が… 「おぉ~!」と喜んだのも束の間… それは一人のお爺さんであった。あ~ぁ、さっさと行っときゃ良かった! ハハハ…(こらこら!)