バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

鼻か口か… 温度調節は難しい

2010年09月25日 20時58分37秒 | バス運転士

昨夜9時過ぎ、某駅に到着して忘れ物チェックをした。すると、最後部の窓が開いていたので、私は「わずか数名の乗客だったけれど、少し暑かったのかな? 今夜はかなり涼しいから、5~6名だけならば車内の温度調節をやらなくても大丈夫かと思ったのだが… だからと言って、冷房を入れなければならないほどの人数は乗らないし…」ということで、私は車内の“換気”をしながら某駅で10名ほどを乗せて発車した。

しばらくすると、背後から妙な音が聞こえてきた。「ジュルジュル」というか「ヒュジュヒュジュ」というか… 最初は「寒くて鼻をすすっているのかな?」と思ったけれど、ちょっと音が違うような… 私の経験上、あれは鼻(鼻水)ではなくて口から出る音である(多分…)。そう、化け物が人間を見て「美味しそうだな」と舌なめずりをする時のような…

私のいつもの悪い癖… 変な想像をしてしまったばかりに、私は気味が悪くなってきた(お客様に対して、なんて失礼な!)。結局、その男性が降りるまで「ジュルジュル」という音が繰り返されたのだが… やっぱり鼻(鼻水)だったのかなぁ??? ま、とにかく… これからしばらくは車内温度調節が難しい日が続くのである。しかも、車内の前と後ろでは温度がかなり違うからなぁ…


潮時か…

2010年09月24日 12時13分14秒 | いろいろ

昨年暮れからの3か月間で、何度か通った昼のキャバクラ… 指名していた女の子が大学を卒業したことなどもあって、2月を最後にスパッと行かなくなった。楽しいと言えば楽しいのだが、高給取りではない私が高いお金を払ってまで行くところではないのである。

ただ、当時メールアドレスを交換した中の一人とは、今までずっとメール友だちのようになっていた。少なくとも私はそのつもりだった… が、日常的な会話のメールは一日一通がほとんどなのに、彼女が新たに始めた夜のクラブの話になると、せっせと何度も返事があったりして…

私は“メールごっこのお礼”として、一度だけ夜のクラブへ行った。その後、彼女が「今度はカラオケに行きましょう」と言ったのだが、その内に「軽く夕食にしましょう」となり「その後、私は仕事(夜のクラブ)なんだ」と… さすがに鈍い私も「夕食後に同伴するということか!?」と気付いて「私もその夜はテニススクールがあるんだ」と… その後、彼女からの返信はない。

もしも私がまだ30代だったら… 「もう少し頑張れば、彼女をゲットできるかもしれない!」などという野望を持ってメールごっこを続けてしまい、その結果ドツボに嵌ったかもしれないけれど… さすがに親子ほどの年齢差なのでそれはない。まぁ、そろそろ… いいタイミングかもしれないなぁ…


眠れるバスの美女!?

2010年09月23日 16時56分46秒 | バス運転士

夜遅く、終点の某バス停に到着… そこには一人のおばさんが傘を持って立っていた。私は「さすがに乗客ではないだろう。誰かのお迎えかな?」と思って、降車口(前扉)を開けたけれど誰も降りて来ず… 車内ミラーを見ても人影はなく… それじゃ、外に立っているおばさんは…???

おばさんがバスの後方へ歩き出したので、私は「このバスに乗っていなかったから、一旦家へ戻るのかな?」と思ったのだが… 突然「ゴンゴンゴン!」とバスの窓を叩いたのである。すると、座席の背もたれの陰からムクッと一人の女性が起き上がった…

まぁ、終点では忘れ物チェックをするようにしているので、どこかであったようなことにはならなかったとは思うが… ただ、眠っている女性を起こすには、何かと気を遣うので助かった。もしも、眠っている乗客が白雪姫だったらいいんだけど… あ、誰がどう見ても私は王子様というよりも… ですね。ハハハ…


もう3秒だけ早ければ…

2010年09月22日 23時52分07秒 | バス運転士

夕方、終点(某駅)の一つ手前のバス停に接近しつつ「誰もいないし、通過だな」と思っていたら、バス停の陰で見えなかったベンチに男性が腰掛けていて… ちょうど煙草に火を着けるところだった。

それを見た私は、アクセルを緩めながら「乗客なのか? ただ休憩しているだけなのか? あるいは…」と迷った。実際に“ただバス停で休憩しているだけ”という人に時々遭遇するからである。そして、そのような場合… 慌ててベンチから立ち去る人もいれば、知らぁ~ん顔して座っている人もいる。

今回の私は「多分、乗客ではないだろう」と思いながらもバスを止めて扉を開けた。すると、私の予想に反して、男性は慌てて煙草を捨てて「いくらですか?」と言いながら乗ってきたのである。

もう少し… せめて3秒だけでも早く私のバスが到着していれば、その男性は煙草を損しなくて済んだのに… その煙草が来月から値上げされるようですが、今後も同じように捨てられるのか、もったいないと思うのか…???


自分で自分の首を…

2010年09月21日 21時18分11秒 | バス運転士

先日の夕方、某駅で30名ほどの乗客が待っていた。そして、10名ほどが乗車した頃… バスに乗ろうとした男性がステップで立ち止まり、何かを拾い上げて「これ、落ちてましたよ。今、乗った誰かのじゃないかなぁ?」と言った。

私はその男性から落し物(=定期入れ)を受け取り、すぐに「定期入れを落とされた方…」とスピーカーを通して言いながら、車内の様子を窺っていた。しかし、人の動く気配がなかったので、続けて「○○様、いらっしゃいませんか?」と、定期券に印刷されている名前の“姓だけ”を呼んでみたのだが…

結局、誰も動かず… 私は定期入れを営業所へ持ち帰ることになってしまった。すると、すぐに上司から「松井くん、定期入れ…」と声を掛けられた。どうやら問い合わせの電話があったようで… 多分、そいつはバスの中では“耳栓男”だったに違いない。まぁ、今回は自分で自分の首を絞めたような感じだからいいんだけど…