基本的に、平日よりも休日の方がバスの本数は少ない。ということは、何台かのバスは車庫でお休み、何人かの運転士は営業所で休憩… そんなわきゃない!
休日は「家族サービスをする」「友人の結婚式がある」などの理由で、いわゆる“有給休暇”を取る運転士もそれなりにいるのかも…(と思われる)。だから、例えば20人の運転士が余る休日に、20人の運転士が「休みたい」と言えば何も問題ないのである。
しかし、時には「休みたい」と言う運転士が少ないことも… そして、今回の私は正に“仕事がない”状態だった。そこへ運転士仲間から「もしも(与えられた勤務に)昼寝休憩の時間があったら、一緒にテニスをやろう」と誘われたので、私は「もしも仕事がないならば、有給休暇でもいいですよ」と上司に申し出て…
結局、貴重な有給休暇の権利を一枚使ってテニスをやった。まだまだ私は“初中級レベル”なので、ベテランの方々には“お荷物”だったかもしれないけれど、お陰で有意義な休日を過ごすことができた。男ばっかりだったけど… いやいや、私にはテニススクールのお母様方がいるじゃないか! ハハハ…(なんのこっちゃ!?)
あるバス停に一人のお爺さんが立っていた。ちょうど降車ブザーも押されていたので、私はバスを止めてから乗車&降車の両扉を開けた。しかし、お爺さんには“バスに乗ろう”という動きが見られなかった。
私が「違う行き先のバスに乗るのかな?」と思って扉を閉めようとした時、お爺さんは前扉のすぐ外へやって来て「このバスは※◎◆☆△…」と何か言った。しかし、肝心の行き先を聞き取れなかったので、私が「どこへ…」と言いかけたところ、お爺さんは「ひほほひはん…」と… と… と… なんと、口から入歯が飛び出したのだ。お爺さんは慌てて手で押し込んだ…
私は、その光景を目にしながらも「ひほほひはん… どこだろう?」と考えていて笑うどころではなかった。そして「あぁ、○○のことか!」と分かって「○○へは行きません」と答えてバスを発車させた。そして、後になって“あのお爺さんの入歯と顔”を思い出して… 笑ってしまいました。運転中にすいません…
夕方、あるバス停にスポーツウェアの団体さんの姿を見つけた。やや小さめのバスに乗っていた私は「まさか私のバスなのか!?」と半信半疑で扉を開けた。
すると、彼女たちは何か歌いながら乗ってきた。そして、アッと言う間にバスは満員になってしまった。すでに乗っていたお年寄りと彼女たちの会話によると、“遠くの学校からバスケットボールの試合に来た”ということだった。
その後、長い赤信号でアイドリングストップして、青に変わる時にエンジンスタートしたところ… 一人の学生さんが「キャッ! ビックリしたぁ~。地震かと思った」と言った。そ、そ、それを聞いたオッサンのハートは星になってしまいましたとさ…(なんのこっちゃ!)
朝夕のバスレーンくねくね路線(バス専用)を走るトラックやマイカー… その理由は、やはり「ルールを守って並んでいる他の車よりも早く行けるから」である。
ということは… 彼らにとってバスレーンは“高速道路”と同じようなものである。ということは… 有料にしてETCを取り付けても良いではないか! まぁ、バスレーンの端から端まで設置するなんて無理なので、バス停ゾーンだけでもいいでしょう… そうすれば、バスレーンを走る車もお金を払っているんだから、バスに遠慮せずに堂々と走れるではないか!
さて、その設置費用はどこから出るのか? バス停ゾーンの通行料でなんとか… と思うが、みんなが通らなくなる可能性が高そう… すると、無駄な出費だったということに… それどころか、バス停ゾーンの直前で「何が何でもバスレーンから脱出しなければ!」という車で渋滞したりして… そのせいで事故も増えそうだし… あんまり意味ないなぁ~! ハハハ…
また、電車専用カードなのに“バス”で使用しようとすることも多く… 先日も、そのようなおばさんがいて、慌てて正しいカードを取り出した。それを見た時、思わず私は「このカード、デザインが同じだから間違えますよねぇ~」と言ってしまった。
今、私が持っているカードもそうなのだが、電車バス共通カードと電車専用カードの図柄がまったく同じなのだ(黒い円形があるかないかの違いはあるけれど…)。もちろん、よく見れば“電車”と印刷されているのだが… もっとハッキリと違いの分かるデザインにした方が良いかもしれない。