バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

子連れのお母さん、耳栓お姉さん、後出しお兄さん!?

2017年08月26日 21時20分15秒 | バス運転士
あるバス停で、お母さんと子供二人が待っていて… お母さんが「このICカードで子供一人(100円)引けますか?」と言ったのだが、私には意味が分からなかったので「えっ!?」と聞き直したところ、「私は乗らないので、この子一人だけ終点までお願いします」と言ったので、「なるほど、そゆこと!」と理解したのだった。そして、終点では… お父さんの不倫相手が待っていた…(こらこら! 親戚のおばさんだろ???)

あるバス停で、耳栓お姉さんが待っていて… 無言でバスに乗ると、自分の世界に浸ったまま、運賃箱へ千円札を挿入… ジャラジャラと出てきた釣り銭790円を右手でつかんで助手席に座ろうとした時、「コン! コロコロコロ…」と硬貨の落ちた音が聞こえたのだが、耳栓お姉さんは気付かず… 私は、そのまま座って前を向いたお姉さんを見ながら、一応「落ちましたよ」と声に出しながら100円玉を指差し… ついでに、その指でお姉さんの秘孔を突いて「あなたはもう惚れている!」と…(どんな秘孔じゃ!? そもそも、突いた時点で犯罪だがや!)

あるバス停で、お兄さんが待っていて… 乗るや否や、運賃箱にICカードをタッチ、「ピピッ!」と210円が引かれた。すると、お兄さんが「あっ… 土日切符、買えますか?」と言いながら財布を出したので、私は「なんやて!? われぇ~」と心の中で怒りながら、土日切符と返金する210円を用意… と思っていたら、お兄さんが「明日、使いたいので…」と言ったので、私は「はい、買えますよ」とニッコリしたのだった。(お兄さんの「明日」という言葉が、もう少し遅かったら… オマエの怒りが顔に出てたな! ハハハ…)

これが忘れ物!?

2017年08月25日 22時24分37秒 | バス運転士
お昼過ぎの某地区巡回バス… 走行中に「終点でメッセージを確認して下さい」というメールがバスに入ったので、終点・某駅に到着してから運転席の背後にあるメール受信機器を確認したところ、「忘れ物の確認です。営業所へ連絡して下さい」というメッセージが表示された。

私は改めて車内を確認… 「忘れ物なんて… これ(食べ物の空き袋が入っているコンビニのレジ袋)しかないよなぁ~」と思いながら、営業所へ電話を掛けた。すると、電話に出た上司が「ゴミの入ったコンビニの袋があると思うんですけど… その中に、現金をチャージできる××カードが入っているらしいのですが…」と言われて、「えっ!? これが忘れ物???」と驚いた。

早速、袋の中を確認してみると… ありました、ありました! ドーナツか何かの砂糖がベッタリと付着した某コンビニの××カードが! もしも、そのカードだけが落ちていたならば、汚れを取り除いて保管しておくのだが… 正直なところ、「この野郎!」という気持ちがあったので、そのまま保管することにした。

夜、営業所へ戻って上司に“忘れ物”を手渡すと、「ゴミの保管、お疲れ様ぁ~」と言われたので、「ホントだよ、まったくぅ… ところで、これの持ち主は若い兄ちゃんだった?」と尋ねたら、「いや、若い女性… 電話の声は可愛かったよ」と言われて驚いた。くぅ~ それならば××カードを綺麗にして、私の連絡先とお菓子でも入れておけば良かった…(おい! ゴミを置いて行くような女だぞ! 悪魔に魂を売るのか!? いや、オマエの魂なんて… 買ってくれないかもな! ハハハ…)


この状況では言いにくいよなぁ~

2017年08月24日 17時44分21秒 | バス運転士
朝8時ちょっと前のA駅経由B駅行きを担当した私は、2分くらい遅れて▲▲停に到着… そこで他系統バスの後ろになり、ほぼ連結状態でA駅へ向かっていたのだが… A駅までの“カウントダウン”が始まる◆◆4丁目を発車して間もなく、異変に気が付いた。

そこは片側二車線の道路で、平日の朝7時から9時までは左車線がバス専用になっているのだが、右車線はもちろん左車線も渋滞で動かなくなってしまったのである。(その先のA駅交差点で、マイカーが“お腹を出して寝ていた”ことが原因だつた)

その後、◆◆3丁目… ◆◆2丁目… ◆◆1丁目と進んだ辺りで、右車線に並んでいる“白黒の普通車”に気が付き、「これは何だ?」と思ってよく見たら、それは“委託元のパトロールカー”で、屋根上のスピーカーから“とても小さな音”でメッセージを流していた。

「ん? 何を言っとるんだ?」と思ってよく聞いてみたら、「この時間帯はバス専用レーンです。決められた車両以外は走らないように~」という内容だったので、「なるほどぉ~! この状況では強く言えないし… だからと言って、流さないと仕事をしたことにならないからなぁ~」と納得した。

その後、A駅を20分遅れで発車… 久しぶりに何人もの乗客から「延着証明ください」と言われたのだが… その多くは若い女性であった。う~む… 予め延着証明の裏に私の連絡先を書いておけば良かったなぁ~ ハハハ…(それがたまたま私服の女性警察官に当たり、任意で事情聴取… だな! ハハハ…)

乗り場で勘違い、その後の食堂で…

2017年08月23日 17時12分47秒 | バス運転士
昨日の夕方、営業所での食事タイム(カ●リーメイト2本)を終えた私は「次の発車は… 私のバスが2番乗り場で、3番乗り場に同時刻発車のバスがあるから… そのバスよりも先に乗り場へ着けよう」と思って、通常は約2分前のところ、約3分前に乗り場へ着けた。

約1分後… 後方から1台のバスが接近して来ることに気が付き、右ミラーをジッと見ていたら… 「あれ? なんで1番乗り場のバスが来るんだ?」と不思議に思い、運転カードを確認したところ… 「あっ、しまったぁ~! 同時刻発車は3番乗り場じゃなくて1番乗り場だったのかぁ~!」と気が付いた。

営業所前ターミナルの1番乗り場は、2番乗り場から右へ90度曲がった所にあるので、私が先に止めてしまったことによって、後方から来たバスは乗り場へ着けにくくなってしまったのである。そのバスが私の右横に並んだ時、私は「ごめんねぇ~」と右手を挙げたのだが、その男性運転士さんは無反応だったので、「やっぱり怒ってるのかなぁ~」と思った。

そのバスは、乗り場へ着けにくい状況の中で頑張って着けようとして失敗… 一旦バックして着け直し… 私は「もう発車時刻まで1分しかない… 1番乗り場には20人くらい並んでいるし… 後方(地下鉄の出入口がある)から1番乗り場へ走って来る人もいるし… 発車が遅れそうだなぁ~ だからと言って“加害者”である私だけ先に行くなんてことは出来ないよなぁ~」と思った。

結局、1番乗り場のバスは1分半くらい遅れて発車… それを見た私もゆっくりと発車したのだが… その数分後、なんと! 私のバスだけが通る道路が渋滞していたのである。直前のゲリラ雷雨が影響したのか… いくら交通量が多い時間帯とはいえ、あまり記憶にないくらい酷くて… そこだけで10分以上も遅れてしまい、終点・某駅に着くや否や発車することになってしまった。

“同僚に迷惑を掛けた同時刻発車”から約1時間後… 営業所で15分くらいの休憩時間があったので、「私は明日(8月23日)休みだから… できれば今日の内にさっきの男性運転士さんに謝っておきたいなぁ~ この仕事は、次、いつ会えるか分からないから…」と思いながら、勤務コース一覧表で“同時刻発車だったバスが含まれているコース”を調べた。

老眼で小さな文字をガン見すること数分… 「あった! このコースだ! 今は… おっ! ちょうど営業所で食事休憩に入っているのか! ということは、食堂でコンビニ弁当か何かを食べているに違いない!」と思って食堂へ… するとビンゴ! そして、お互いに顔を見るなり「さっきはごめんね、勘違いしちゃって~」「こっちこそすいません、遅れちゃって~」とハグ&キス… 憎しみが愛に変わった瞬間であった… うっそぴょ~ん! ハハハ…


二度聞く真相は…

2017年08月22日 17時40分46秒 | バス運転士
ちょっと前の夜9時頃… A駅のバス乗り場で、一人のお婆さんから「▲▲4丁目は行かない?」と聞かれたので、私は「えぇ、行かないんですよぉ…」と答えた。すると、「少し歩いてもいいんだけど…」と言ったので、「う~ん… ●●3丁目で降りて、2区間くらい歩けば行けますけど…」と答えたら、お婆さんはバスに乗った。

数日後… 今度はB駅からA駅へ向かっている途中で、そのお婆さんが乗った。そして、A駅に着いた時、再び「▲▲4丁目は行かない?」と聞かれたので、「あれ? また同じ質問かぁ… この前とは違う回答の方がいいのかなぁ~?」と思った私は「ここから市内中心部行きに乗った方が、近くを通ると思いますよ」と答えたのだが…

ずっと自分の母親を見ているだけに、ちょっとでも「あれ?」と思うお年寄りを見かけると、すぐに「ニャンチ症か!?」と疑ってしまうんだよなぁ… いかんいかん…(いやいや… そのお婆さんは… オマエと話す切っ掛けを作りたかっただけかもしれんぞ。憎いねぇ~ この、婆さん殺し! ハハハ…)

そんな… 殺したくも殺されたくもないんだけど… もしも、それが若くて綺麗なお姉さんだったら、「このバスは、只今より▲▲4丁目を経由して…」と案内してから“迂回運転”したかもしれないけどね。なんちゃってぇ~(そうしたら、「運転士がバスジャックしました」と乗客に通報されて、信号待ちの時に「バキューン!」と… それなら本望だろう? ハハハ…)