現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

警察発表を鵜呑みにするメディア

2009-06-24 15:16:36 | 社会問題
取り調べは全て録画の国から日本の刑事システムを見ると――JAPANなニュース(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース

 足利事件に関連して、英国のフィナンシャル・タイムズ(FT)と
 ロイター通信が、日本の刑事訴訟制度の問題点を指摘。

 ・ロイターは「日本では、自分で自分の無実を証明できなければ、
  釈放されない」と。

 ・FTは「日本のメディアは“警察が逮捕する被疑者は有罪に違いない”
  と当たり前のよう思い込んでしまい、検証も不十分だ」と手厳しい。

足利事件に関連して、中日新聞の編集長も
「菅家さん逮捕時の新聞を見ると、警察発表を疑わず、読者に対し、
いかに悪い男であるかを印象付ける記事になっている。これからは、
警察発表を鵜呑みにせず、メディアとしての検証も行い、中立性を
保つ報道にしていかなければ」とコメントしていた。

英国人はさらに「裁判員制度」についても、「お上の云うことは
なんでもごもっともと受け入れる日本人だから、素人の裁判員は
プロの判事の云うことに素直に従うだけだろう」と批判している。
なるほど、裁判員に選ばれて、個人的な意見を言っても“どうせ
無駄だろう”という空気は、想像がつく。

無料体験レッスン

2009-06-24 09:13:59 | 虚無僧日記
6/23「邦楽ラウンジ」の無料体験レッスンに、お二人みえた。
一人は付き添い。「65歳で年金暮らしとなり、何か趣味でもと
通信講座でプラスチック尺八を購入した。吹き方を教えてほしい」
とのこと。

一応、音が鳴らせるまで指導した。「それでは、これで練習して、
吹けるようになったら習いにきます」でサヨナラ。「自己流で
始めると、口のカタチ、尺八の持ち方など、変な癖がついて、
直すのに時間がかかるから、最初が肝心」と説明しても、もう
習いに来る気はないようだ。

琴のKさんも、「無料体験ばかり廻っている人もいて、その後、
来ない人が多い」とぼやいていた。無料体験で集めても、残る
人は稀。生徒さん獲得にあの手この手だが、これといった良策
はないものよ。

努力を忘れるまで

2009-06-24 08:48:35 | 虚無僧日記
「一路先生は全然違いますよ。せんだみつおとは」と、
“宴の桜”さんからコメントをいただいた。自虐的な
私に、いつも力強く励ましの言葉を掛けていただく。
ありがとうございます。

「一休語り」の講演で、「暗を明に変える。過去を捨て
きれば、生き方楽になる」と人に説いている私だが、
それは自分に言い聞かせる言葉でもある。

かつて、25年前、尺八1レッスン1万円、演奏は1舞台
7万円いただいていた私。このところ老人ホームへの
ボランティアばかり。先日は交通費として1,000円いた
だいた。1,000円でも、今の私にはありがたい。
“捨てきれば、必要な額だけは入る”から金に困って
はいないが、つい過去と比較する心が出る。

盲目の辻井伸行さんのCDが、売り上げ25万枚を超え、
オリコンでも2位にランクされたとのこと。私のCDは
せいぜい1,000枚だ。その差250倍。でも、辻井さんは
私の250倍以上、いや1000倍以上の努力をしてきた。

今日の中日新聞の人生訓「一に努力、二に努力、三に
努力、努力努力で、努力を忘れて到達点に達する」と。
努力を忘れるには、まだまだ早い。がんばろう!