現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

ノルマンディの悲劇 女性は米兵のえじきに

2015-08-15 14:59:02 | 地球人類の問題

米映画 『ノルマンディ上陸作戦』。 アメリカ兵は フランスをドイツの支配から

開放するヒーローとして、かっこよく描かれていた。ところがところが、

この地方では「ドイツ兵を見たら男が隠れ、米兵を見たら女を隠さねば

ならなかった」という証言があからさまになった。

『What Soldiers Do: Sex and the American GI in World War II France

(兵士らは何をしたのか:第2次世界大戦中のフランスにおけるセックスと兵)』

 

米軍では当時「フランス人に対して優位に立つ手段として性欲、買春、レイプ」が

取り入れられていたという。

米兵たちは、ノルマンディーの人々から 「セックスに飢えた荒くれ者」と見られていた。

■「女性を隠せ」、街中いたるところで性行為

 米メディアは、ノルマンディーに上陸した米兵について、キスをする米兵と

若いフランス女性の写真を掲載するなど ロマンチックな視点で、解放者として

描いていた。

フランスは「売春宿」、口説き文句も紹介――米誌プロパガンダ

米誌「ライフ(Life)」は、フランスを「快楽主義者4000万人が住む巨大な売春宿」と表現した。

米軍機関紙「星条旗新聞(Stars and Stripes)」は、フランス女性を口説くためのフランス語

フレーズを連載。「きみ、とても可愛いね」「たばこをあげようか」「ご両親は今、家にいるの?」と

いった会話の糸口を紹介していた。

「GI(進駐軍)は どこでも 所かまわずセックスしていた」。

米兵たちは、女性を見れば既婚女性でさえ公然とセックスに誘い、公園、廃墟と

化した建物、墓地、線路の上など、街中いたるところが性行為の場となった。

全てが両者の合意のもとで行われたわけではなく、米兵によるレイプの報告も

数百件残されている。 

 

これには、「フランス人はセックス好き」という イメージもあった。事実そのようだが、

それで、フランスでは 特に 問題にしてこなかったのかも。

米兵は日本に進駐してきた時も、フランス同様、日本人女性を見ると、優しい言葉で

なれなれしく声をかけてきた。米兵と腕を組んで歩くパンパンの姿はいたるところで

見られた。レイプで殺された女性も 5,000人ほどいたようだが、敗戦国の悲しさ、

騒ぎたてることはなかった。