今日の3分間法話
「あなたは、今 正しく生きてますか?」と 聞かれて、
「はい、やましいことはしていない」と、胸を張って答えられるだろうか。
誰もが “良心” を持っている。 良心=仏心 と言ってもいい。
自分は、“仏” と 一体になったであろうか。み仏のように誰からも信頼され、好かれ、尊敬される人になっているだろうか。
そう問われれば、否かっぺだ。
死んだら、あの世の入り口で、三つの質問をされるそうだ。
1 あなたは 誰のために 生きてきましたか?
2 あなたは 何のために 生きてきましたか?
3 あなたは 何を残してきましたか?
この三つの問いに、正解しないと、あの世とやらには行かれないそうだ。
ゲゲゲのゲ。「誰のために?」「何のために?」と問われれば、
「自分のため」にしか生きてこなかった。自分の身勝手な願望、
やりたいこと、したいことのために、家族も友達も 犠牲にしてきた。
そして、家族に社会に 何も残せなかった。財産も記憶も。
このまま死んだら、私という人間が、誰の記憶にも留まらないのでは、
あまりにも空しい。
「あなたには、あの世行きのパスポートは まだ 発行できません。
今からでも やり直して、出直してきなさい」 と 天の声。
そこで目が覚めた。