1963年 鶴田浩二主演の『人生劇場 飛車角』が大ヒットし「任侠映画ブーム」が始まる。なぜか映画界は やくざ(暴力団)を賛美礼賛してきた。裏でつながっていたか。
「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます」の名セリフは、私も随分と使わせてもらった。
曰く「尺八なんぞというと、古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます」
そして、その時々の「流行り歌」を尺八で吹いてみせた。
「でも、どこに新しい仕事がございましょう。今の世の中、コロナコロナで 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」
何から何まで 真っ暗闇よ
筋の通らぬ ことばかり
右を向いても 左を見ても
コロナコロナの せめぎあい
どこに男の 夢がある
付くな離れろと 鬼ごっこが罷(まか)り通る世の中でございます。
罹(かか)る 罹らぬは もともと自分が決めるもの
……こんなことを申し上げる私もやっぱり古い人間でござんしょうかねえ。
なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが、
そういう私も 日陰育ちのひねくれ者、
コロナ禍に背中を向けて歩く、馬鹿な人間でございます。
まっぴらご免と 大手を振って
歩きたいけど 歩けない
いやだ いやです コロナ菌よ
日陰育ちの 泣きどころ
暗すぎます おいらには