現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

お釈迦様と悪口男

2023-02-02 20:24:38 | 虚無僧日記
FB「しあわせになるレシピ」から転載させていただきました。
 
、「す べ か 用 不的 憎 か か か 誰 悪 0 口 て に し に を に を 自 利 よ 憎 言 分 心, 利 誰 誰 用 う ま め 口 え に さ と れ ば を 悪 ば 返 れ す て 言 れ わ て ば れ ものまえている」というテキストの画像のようです
 
【お釈迦様と悪口男】
お釈迦様が多くの人たちから尊敬される姿を見て、ひがんでいる男がいました。
「どうして、あんな男がみんなの尊敬を集めるのだ。いまいましい」
 
男はそう言いながら、お釈迦様をギャフンと言わせようと、
その男は、お釈迦様を群集の中で口汚くののしってやることにしました。
「お釈迦の野郎、きっと、おれに悪口を言われたら、
 汚い言葉で言い返してくるだろう。
 その様子を人々が見たら、あいつの人気なんて、
 アッという間に崩れるに違いない」
 
そして、その日が来ました。
男は、お釈迦さまの前に立ちはだかって、ひどい言葉を投げかけます。
お釈迦さまは、ただ黙って、その男の言葉を聞いておられました。
弟子たちはくやしい気持ちで、
「あんなひどいことを言わせておいていいのですか?」
とお釈迦さまにたずねました。
 
それでも、お釈迦さまは一言も言い返すことなく、
黙ってその男の悪態を聞いていました。
 
男は、一方的にお釈迦さまの悪口を言い続けて疲れたのか、
しばらく後、その場にへたりこんでしまいました。
どんな悪口を言っても、お釈迦さまは一言も言い返さないので、
なんだか虚しくなってしまったのです。
 
その様子を見て、お釈迦さまは、静かにその男にたずねました。
「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、
 その贈り物は 一体誰のものだろうか」
 
こう聞かれた男は、
突っぱねるように言いました。
「そりゃ、言うまでもない。相手が受け取らなかったら
 贈ろうとした者のものだろう」
男はそう答えてからすぐに、「あっ」と気づきました。
 
お釈迦さまは静かにこう続けられました。
「そうだよ。今、あなたは私のことをひどくののしった。
 でも、私はそのののしりを少しも受け取らなかった。
 だから、あなたが言ったことはすべて、あなたが受け取ることに
 なるんだよ」
 
 
 


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