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現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

どっちが先?乃木希典の場合

2011-07-04 11:51:59 | 政治家
松本復興相が、宮城県知事に「お客さんが来る時は、自分が先に
入って迎えろ」と叱責した件。

フム、一般には「来客が先に部屋に通され、後から訪問を受ける側が
部屋に入る」が、では、天皇陛下が被災地を訪問された時はどうだろう。
たしかに、お待たせすることはない。全員、外までお出迎えするだろう。

松本龍は「自分は天皇から任命された国務大臣である」という自負が
あったか。しかし、県知事がそのように遇しなかったのは、国務大臣の
質と権威を下げた大臣側にある。

さて、この一件で思い出したことがある。乃木希典とステッセルの
「水師営の会見」だ。あれは美談になっているが、こんな証言もある。

乃木希典は、予定より2時間も遅れて水師営に着いた。部下が何度も
時間を知らせているから、わざと遅れたようだ。1月5日の寒い日で
ある。ステッセル等ロシア兵は、予定通り着いて、先に建物の中に
入り、暖をとって、乃木希典の到着を待った。

待つこと2時間。遅れてやってきた乃木は、ステッセル等が先に
建物の中に入ったことに激怒。「捕虜の分際で」とロシア人たちを
戸外にひきずり出させて、自分が入ってから、迎えたという。

2時間 ずっと、零下数十度の戸外で待たせる魂胆だったようだ。
こりゃ捕虜虐待だ。

乃木は、結婚式にも、遊郭で飲んだくれていて、遅刻している。
「人は待たせるもの」との松本龍に 相通ずるものがある。

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