現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

4代将軍「家綱」

2012-09-29 16:08:31 | 私の尺八遍歴
映画『天地明察』に出てくる4代将軍「家綱」は、
心優しい将軍様でした。

「家綱」は、3代将軍家光の長男として生まれ、
11歳で将軍となります。

温厚な人柄で、絵画や魚釣りなど趣味を好んだと
いいますから、映画の冒頭の「碁の対決」シーンも
うなづけます。

政務を酒井忠清をはじめ老中らに任せ、決済を求め
られれば、すべて「左様せい」と答えていたことから、
「左様せい様」という異名が付けられたそうです。

保科正之の言を容れて、「末期養子の禁を緩和」し、
「大名証人制度の廃止」や「殉死禁止令」が出され、
これまでの「武断政治」から「文治政治」への政策
切り替えが行われました。

保科正之は、全国諸藩には「文武両道・文治政治」を
命じていながら、自藩の会津藩では「武一点張り」の
教育を強いたのです。それが 幕末に、会津藩が親藩中
最強の藩とされた所以です。

また、当家の先祖は、初代が 90歳まで長生きし、
子供や孫の方が先に死んだため、「末期養子の禁」で、
お家断絶になるところでした。それが「末期養子緩和」で、
養子を迎えて牧原家は継続することとなりました。
そして 私がいます。ありがたや、ありがたや。

家綱は生まれつき病弱で、世継ぎがなく、40歳で死去。
末弟の館林藩主「松平綱吉」が五代将軍となります。

中学の日本史の授業教では、歴代将軍の治世を覚える
のも大変だったのですが、こうして「歴史小説」を
読めば、すんなりですね。


(実は、慶応中等部では「日本史」の授業は2年かかって
鎌倉幕府まででした。今の大学受験生の方がはるかに
知識あるはずですが・・・・。 受験が終わると、全部忘れる
そうで>)

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