現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「明日ありと思う心の仇桜」 親鸞

2015-04-07 13:29:24 | 虚無僧日記

昨日満開だった桜。今日にはもう葉が出て、桜吹雪。

吉川英治の『親鸞』。その第一巻。親鸞 9歳で 得度する時、

慈鎮和尚が、まだ幼い親鸞を見て、「明日に伸ばしては」と言うと、
親鸞はすかさず

「明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかわ」と
言ったとか。

(得度した時の名は、まだ「親鸞」ではありません。
「範宴」でした)。

この句が妙に気に入った私。「あなたの座右の銘は?」と
聞かれると、必ず、この句を挙げていました。

「世の中は 3日見ぬまの桜かな」という句を先につけて

「明日ありと思う心の仇桜・・・・」と続けます。

「明日ありと・・・」とを座右の銘にしている私ですが、
現実には「明日で良い仕事は明日に先送り」している私です。

口と行いが一致しない。言行不一致。自戒の意を込めて、口に
するのです。



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