藤田慎一著『ぼくらはみんなハゲている』にいわく、
「高度成長とともに、人々の暮らしは豊かになってはきたが、
髪の薄い人が多くなってきた。食べるものに困らなくなった。
多くの人は、自分の「見た目」のコンプレックスを解決して
くれそうなものに、高い金を払い続けるようになった。
「人の心の弱みにつけいる商売」。これをコンプレックスビジネス というのだそうだ。今一番儲かる商売。花盛り。
「1ヶ月で、100人のうち97人に、即効果が現れました」という
宣伝文句につられ、一本15,000円の養毛剤を通信で買ってみた。
3ヵ月使っても効果なし。先日その販売員から電話がかかってきた。
「そろそろ(中身が)無くなった頃ではありませんか?次の ご注文は○○へ」と。
「無くなったのは髪の毛です。3ヵ月で髪フサフサになるんじゃ なかったの?」。すると、
「あなたは、100人中3人のうちの一人でした」で終わり。
毛(け)チョン。
無駄と分かりつつも、毎月、養毛剤、育毛剤に1万円以上費やしている。 1年で12万円、30年で360万円!!!!? どどど゛と、今残っている毛は 1本500円くらいの価値あり。
55才の私 65才の私