現代の虚無僧一路の日記

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2.26事件の「機密日誌」

2021-03-02 18:27:33 | 虚無僧日記

今日2月26日は「2.26事件」の日。事件から81年が経った。

一昨年書いたブログ。あらたな一等史料見つかったとの話。

憲兵司令部の総務部長で、司令官代行だった矢野機(はかる) 

陸軍少将(1887~1992年)の「戒厳機密日誌」。


昭和11(1936)年の2月26日の「2・26事件」で、反乱将校を
自殺させようとする戒厳司令部と、証人として身柄を確保しようと
する憲兵側とのやりとりが生々しく記されている。

陸軍内部では穏便に決着させようとする長老らと、鎮圧を主張する
強硬派が対立。矢野は自殺させず逮捕するために、陸軍省と参謀本部
高官の間を奔走した。

29日の記述では、香椎(かしい)浩平・戒厳司令官が「叛徒
(はんと)タル将校ノ罪ハ大イニ憎ムヘシ、将校ハ全部 之(こ)レヲ
斃(たお)スヲ適当トス」などと述べ、逮捕した場合は自殺させるのが
適当と主張した。これに対し矢野は「此ノ機会ニ軍ノ明朗化ヲ期ス、
該将校ハヨキ証拠人ナリ」などと主張。反乱将校は自殺した1人を除き、
全員逮捕された。

裁判になれば、長い時間がかかり、判決も難しい。このような事件は

「犯人が自殺、自決」してくれることが最善ということか。

ケネディ暗殺の犯人とされたオズワルドも殺された。死人に口なしで

事件の真相は闇に葬られたっけ。

 

 



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