昨日の研修会のテーマは
『新カリキュラムに対応した授業展開の考え方
ー医療安全教育ー』だったのですが、
偶然にもその日の中日新聞の夕刊に、
‘駐中国韓国公使が突然死 医療過誤の可能性’という記事。
サンドイッチを食べて腹痛を起こし、
病院で点滴中に突然呼吸障害に陥り死亡した。
併用すると血栓が生じるなど副作用の危険がある
抗生物質を同時に投与したため。
遺体解剖の結果、血管内に多くの血栓が生じていたと・・・・
本当に注射事故は怖い
計算ができない、単位が分からない、
読解力がないといった学生も多い。
このような状況で、医師の指示を正しく読み取れるか
指示された量を正しく注射器に吸えるか・・・・・・・・・とても不安
『卒後2年間は学校の責任』と講師の先生に言われて
『臨床実践能力を高める』ということを意図し、
平成21年度から看護学校のカリキュラムが改正。
そのために、今、カリキュラムの見直しに迫られている。
看護師の働く場が増えただけで(病院だけではなくなった)、
全体の看護師の数は減ってはいないと思うけど
看護基準が7:1になり、
病院の看護師不足でその人員を維持できなくて、
病棟を閉鎖する病院もある。合併する病院もある。
医療の高度化、多様化。
学生が卒業して働く病院は色々な面で厳しい
頑張れるへこたれない看護師、考えて行動できる看護師、
自ら学ぶ(自己研鑽)ことのできる看護師、
多様な価値観を尊重できる看護師・・・・・・・・・に育つといいな。
それと、心を動かせる(感受性豊か)人になって欲しい。
そして、病院は、働く意欲を損なわせない、
魅力的な病院になってほしい。
これらは自分にも置き換えて言えること。