喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

スヌーズレン

2007-10-12 | 徒然日記

『スヌーズレン』
この言葉、初めて聞かれる方が多いと思います。

実習をさせていただいている施設に、このお部屋があり、
学生が見学させていただくことになりました。
そこで、私も一緒に見学。

オランダ語の‘スヌッフレン’(くんくん匂いを嗅ぐ)と
‘ドゥーズレン’(うとうとする)という
二つの単語からできた造語で、
障害を持つ人ができるだけ感じ取りやすく、
楽しみやすく、リラックスしやすいように、
光、音や音楽、触感やさまざまな香りなどを
体験できる環境に設定してあるお部屋です。





細長い円筒の中を光の泡が上っていく「バブルチューブ」
光ファイバーを使った「ひも」状の照明
部屋の天井に流れる雲が映し出されたり、
回転盤を回転させて
四色に部屋の色が変わるプロジェクター
ミラーボール、音響、
アロマポットなどが環境設定には必要。

重度の障害のために言語的なコミュニケーションや
自由な身体運動が困難な人々に対しても、
感覚を刺激して、気分の高揚を図り、
精神活動の活性化につなげるというもの。

介助者は「見守り姿勢」でそばに寄り添い、共感し、
その中から
コミュニケーションとか意思の疎通を促していく。
けっして、指導したり、効果を求めたりしてはいけない。

1970年代に、オランダで、
知的障害者の身体的・精神的ケアの一方法として開発され、
一定の療法的な価値があることが認識され、
欧米各国に広がったのだそうです。

とにかく不思議な空間!でした。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする