貯筋
午後から、名市大病院で、
高齢者健康づくりセミナーの「テイクオフ・シンポジウム」があり、
参加してきました。
20歳を過ぎると徐々に筋肉は減少し、
50歳位を境に急激に低下していくそうです。
特にお腹と太ももの前側が急激に落ちるそうです。
太ももの前側の筋肉は１年に１％の割合で減少するのだとか。
筋肉が減りやすい足は、
太ももが上がりにくく、つまづきやすい、
スムーズに立ち上がれないなど、
急激に機能が衰えてしまうのだそうです。
こういった機能の低下をゆるやかにしていくために、
筋力をアップさせる運動をし、
筋肉を「貯筋」しておくことが大切なのだそうです。
太ももの前側の筋肉は、
通常の日常生活だけでは１年に１％落ちていくそうです。
身体の不活動は、１日で筋肉が０．５％減っていくそうです。
寝たきりの生活をしていると
２日で１％落ちてしますそうです。
短い時間でも正しい運動を効果的に行い、
筋肉に刺激を与えることが大切なのだそうです。
筋肉を貯めるにはウォーキングより
椅子に座って、膝伸ばし・もも上げ・つま先やかかと上げ、
浅く腰掛けて、体を前傾しゆっくり起こしなどといった
筋肉に負荷をかける運動がよいそうです。
ウォーキングは脂肪を減らすのには
非常に効果的だそうです。
私は両方しないといけん。
筋力に負荷をかける運動は、黙ってすると、
力んで血圧が上がってしまうので、
歌を歌いながらするとよいそうです。
大きな声で歌うことは腹筋を使うことにもなるのだとか。
そこで、今日の講師の福永哲夫先生（鹿屋大学学長）の作詞で
貯筋運動のテーマをご紹介。
「線路は続くよどこまでも」のメロディーで歌うのだそうです。
１番 ２番
みんなで伸ばそう 元気に歩こう
健康寿命 足取り軽く
使えばなくなる タクシーバス電車
お金の貯金 さようなら
使って貯めよう 脚にも貯筋で
筋肉貯金 段差も平気
老後に備えて 太もも使って
貯金と貯筋！ スクワット
３番 ４番
気になるお腹も 押したり引いたり
貯筋でシェイプ 上半身
ぷよぷよウエスト 振袖二の腕
さようなら さようなら
ナチュラルコルセット 重たい荷物も
貯筋で巻こう 楽々運ぼう
お腹に集中 腕立て伏せさぁ
腹筋運動 腕貯筋
６番まであります。
とにかく、歳をとっても動ける体を作ることが大切であると。
そのためには、脂肪を減らして、筋肉を蓄えることが大切だと。
実は私、数年前、某看護学校の教員をしていた時に
体力測定で、学生に交じって、
腹筋運動をしたことがあったのですが、
その時、１回も起き上がれなかったんです。
運動には自信があったので、
何故？？？？と
今日のシンポジウムでよ～くわかりました。
腹筋が少なく、ぷよぷよ脂肪お腹が原因とわかりました。
お腹の筋肉を蓄える運動をすると、
見事に、腹筋運動ができるようになった高齢者のビデオを見て、
訪問看護を始めて、１年半になるけど、
週三回もしくはそれ以上、
利用者さんと一緒にストレッチをしているので、
私はどうだろう・・・・・・・と腹筋運動やってみたら、
一回もできなかったのに
少しできるようになっていました。
すごい！
お腹の筋肉が少しついたんだろうね。
とにかく、
「貯筋」をしていくことが
健康を維持し、老化のスピードを抑えることに繋がるのだと。
