喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

龍巡り1. 瀧尾神社

2024-01-06 | 龍巡り

私の干支でもある辰年の今年、
思い立って、京都の龍巡りをすることに。

青春18きっぷを使って、
京都駅で奈良線に乗り換えて一駅、東福寺で下車。
駅を背に、左に数分行ったところにある瀧尾神社へ。






本殿

赤い鳥居をくぐってすぐの拝殿の天井に、



長さ8mの木彫りの龍。

天井に龍を描くことはよくあるけど、
彫刻は珍しい。

辰年のお正月(8日まで)限定で、
拝殿内から龍を見上げることができる。

本殿はもともと貴船神社奥宮の社殿を移築したものだそう。
貴船神社の祭神は高龗神(たかおかみのかみ)という
水をつかさどる龍神。
そんな関係から龍の彫刻が作られたのではないかと。

江戸時代後期に
大丸百貨店の創業者の下村彦右衛門が
自宅のあった伏見京町から
毎日欠かさず瀧尾神社にお参りをし、
大丸百貨店の繁栄はそのご利益のおかげと
莫大な額の寄進をし、それによって、
神社は移築・改築、整備されたのだそう。

ところで、この龍、あまりにもすばらしい出来だったため
夜な夜な拝殿を抜け出し、
「川に水を飲みに行っている。恐ろしく眠れない」
と近所から噂が広がり、
困った神社が、龍が抜け出せないように
当時、天井に金網が設置されたそう。

大丸京都店に展示されていた瀧尾神社の龍頭 2023年7月17日 撮影:MKタクシー
昨年大丸京都店に展示された瀧尾神社の龍頭

下から見上げただけでは、龍頭がよく見えなかったけど、
瀧尾神社は2024年の辰年にお参りしたい龍の京都初詣スポット - MKメディア (mk-group.co.jp)
この↑記事に瀧尾神社のことがいろいろ書いてあって
龍頭がよくわかる写真があったので拝借。

今年も祇園祭の頃、展示されるのではないかと。
その時、祇園祭の大船鉾の龍頭も
一緒にご覧になるといいかも。
瀧尾神社の
龍頭を参考に復元されたのだそう。
是非、二つを身近に見たいものだ。



※作者は江戸末期の京の彫物師、丸山新太郎で、
 本殿の正面や、社内、回廊には彼が彫った
 動物の彫刻がたくさんあるそうだ。
 残念なことに、今回は急いでいたのでパスした。

コメント
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