龍安寺から南へ歩いて20分くらいの所に
妙心寺がある。
甲子園球場が8個ほど入る広さで、
敷地内に36ヶ寺、敷地外に10ヶ寺の塔頭寺院があり、
龍安寺もその一つ。
また、敷地内の道は生活道路になっていて、
自転車がよく行き交っていた。
ところで、敷地内には妙心寺と名のつく寺院はなく、
図の勅使門、山門、仏殿、法堂、大方丈、大庫裏、浴室の
七堂伽藍を指して妙心寺と呼ぶのだそう。
法堂天井の雲龍図
狩野探幽により、8年の歳月を費やして描かれ、
どの角度からも目が合うことから、
別名、「八方睨みの龍」と言われている。
この法堂には作製年、文武天皇2年(698年)の
日本最古の梵鐘が保管されていて、
録音された音色を聞くこともできる。
ちなみにこの梵鐘、国宝に指定されている。
龍巡り、面白いなぁ。
普段は非公開といった文化財も多いので、
確認をして、巡る順番(アクセスも)もよく練って
出かけるに限るね。
この一年も仕事頑張って、
龍巡り、楽しむぞーっ。(*´з`)
※塔頭とは
本山の住持(長)やそれに相当する高僧の
隠居所、また、菩提寺とした寺院
法堂とは
禅宗寺院で用いられ、お経をとなえたり説法を行う建物
他の宗派は講堂と呼ばれる
追記
妙心寺の三門の楼上には
非公開だけど、観世音菩薩と十六羅漢が祀られ、
極彩色鮮やかに飛天や鳳凰、龍の図が柱や梁に描かれているそう。
6月18日の山門懺法会のときに、特別に拝観できるようだ。
JR嵯峨野線「花園」駅から徒歩8分、市バス26「妙心寺北門前」バス停から徒歩5分
泉涌寺から東福寺駅にもどって、京都駅へ。
ちょうどお昼時。お店も決めていなかったので、
時間も稼げるので、
駅弁買って、ホームの待合室で。
今まで京都、何度も来たけど、初めて。
しかし、美味しかった!
地下鉄烏丸線に乗り換えて、
今出川駅で下車し、相国寺へ。
法堂の鳴き龍をみるはずだったのに、
12日からの公開だった。(・_・;)
気を取り直して、バスで
次の目的の石庭で有名な龍安寺へ。
山門
何十年も前に一度来たことがある。
石庭の風景だけは鮮明に記憶に残っているけど、
他の景色は全く記憶に残ってなかった。
有名な「吾唯足知(われただたるをしる)」のつくばい
昨年の春、細川護熙氏が約3年かけて描いた
「雲龍図」襖絵40面が完成し、
32面第 2~8の龍が公開されている。
龍安寺 令和5年度 細川護熙筆「雲龍図」襖絵特別公開|【京都市公式】京都観光Navi (kyoto.travel)
細川さん、14日で86歳だそう。
40面もの襖絵、すごい体力だなぁ。
それにしても、政界を引退されて、
「雨読耕晴」の生活をされていると、
何かで読んだことがある。
この細川さんの襖絵が
何百年と、後世に残るんだね・・・・・・すごい!