東濃の龍巡り二つ目の寺は
いつも通勤で車で走っていた国道19号線から
北に少し入ったところにあった。
以前、勾玉作りをした美濃陶磁歴史館の近く。
境内には見事な桜の古木があり、
春が楽しみだ。
恵那の圓頂寺も、ここも、次に行ったお寺も、
事前に電話を入れたほうがよいと書かれていた。
電話するタイミングを逃したり、電話したけど留守、
3つ目ははなから電話する気なし( ^-^; )と。
それも当日の事。(・_・;)
たまたま見れたから良かったけど、
アポ取って行かれた方がよいかもです。
ここは住職様が不在で、奥様が案内してくださった。
残念ながら、御朱印は御住職不在のため
書いていただけなった・・・・・桜の頃、また来よう。
玄関入ると、
「雨がふる 虹が立つ」さんのブログから拝借
実物の縮小写真が飾ってあった。
これだけでもすごい。
本堂入ると、
「
メイクで人生をもっと自由に★フジタハナさんのブログより拝借
外陣の天井全面に五龍圖。
樹齢700年の高知の魚梁瀬杉を
縦191㎝、横108㎝の板にして、
11枚を繋げて描かれているのだそう。
私は見ていなかったので知らなかったけど、
NHK大河「いだてん」のオープニングのタイトルバック絵、
この東京圖を描かれた山口晃さんが、
1ヶ月半ほど、お寺に泊まり込みで、描かれたのだそう。
作品が完成し、張替えをした時、
取り外した天井板の裏に
当時(約350年前)の暮らしの様子が書いてあったそう。
これは面白いという事で、山口さんも勧められ、
『三食共ニシ 何くれ無ク世話ヲ頂クの事 甚ダ有難き事ナレドモ、
風呂の湯チト熱シ。梅ノ頃ヨリ始メ 櫻ノ頃仕上ル』
と裏面に書かれたそう。落書き見たい。(=^・^=)
おそらく何百年か先、再びお寺の修繕が行われ、
天井画が外されたとき、
それを同じように未来の人たちが見つける。
どんな反応をするんだろう。
想像するだけで楽しいね。
一番右の龍
右から2番目の角が1本の黒い龍(「雨がふる 虹が立つ」さんのブログから拝借)
中央の龍
左から2番目の1本の角で火を吹いてる龍(「雨がふる 虹が立つ」さんのブログから拝借)
一番左の白い龍
5匹の龍は左から白、赤、黄色、黒(紫)、緑(青)の
五色を表しているそう。
墨の濃淡だけで、色彩は施されていないけど、
形相から色が推し量られるようだ。
鱗も1匹ずつ違って、それぞれの龍に合っている。
また、方角も表しているそうで、
白は西、赤は南、黒は北、緑は東。
中央の龍は黄で、他の龍より高い位置で護っているのだとか。
そういえば、悟りを開いた長老のような顔をしてる。
天井画をひと時堪能した後、
お堂の奥に案内してくださった。
お堂を修繕された時、
天窓にガラスの角柱を付けられ、
案内された時、
ちょうど、夕日がその柱に反射して、
壁に光のスペクトルが、仏教旗のように。
いやはや、家から二、三十分のところに、
こんな素敵なお寺があったなんて、
全く、知らなかった。
己書で、また、年賀状で
初めて龍を描いたことや
年女であることが、
私の好奇心に火を付けた。(*´з`)
今年の一年は龍巡りに没頭するぞ・・・・・・・!!
いい龍の天井画や襖絵をご存じの方は
教えてちょ。
追記
私が長老だといったこの龍の中に、
隠し文字と隠し絵が。
行かれたら、是非、探してみて。