タイトルはこの旅のキャッチフレーズ。
旅行名が“『美しさに出逢う』石和温泉の旅”
中央道を山梨へ。
勝沼のこの四季菜のビニールハウスでトマトのもぎとり体験。
『アイコ』(食べ物のカテゴリーで2008年10月5日に記事にしています)
もぎとり体験したのは
こちらの『プチルビー』。
もぎとる数に制限があって、
これだけ・・・・・・・「トマト狩り」じゃなくて「もぎとり体験」だから。
この辺り、バスの中から見える景色は、
家の玄関先から庭先までみなぶどう畑。
木は幹が太く、がっしりしている。
山梨のぶどうの歴史を調べてみたら、
718年に僧行基が
柏尾(現勝沼町)に大善寺という寺を建てたとき、
その境内にぶどうの苗を植えたのが始まりだとか。
その後1186年に上岩崎(現勝沼町)の住民が
野生のぶどうを発見、自分の畑に移植し栽培し、
1191年には実をつけ、
1197年に善光寺詣での帰途の源頼朝に献上したそう。
1582年武田氏が滅亡し、その後甲斐を領した浅野長政が
ぶどう・ももなどの果実の栽培を奨励したのだとか。
随分歴史があるんですね。
ブドウの木の寿命は30年から40年位だそうです。
それ以上だと生産量が落ちたり、
害虫などウイルスに罹りやすく衰弱していくのだそうです。
次はワイン工場を見学。
この日は休日で、残念ながら、機械は稼働していませんでした。
工場を見学した後は飲み放題・・・・・・・違うか
試飲コーナーで、試飲し放題
ほろ酔い気分で、
ホテルふじで昼食をいただき
甲州地養鶏にぎわい御膳
温泉に浸かって・・・・・・極楽!極楽!
この辺り、石和と書いて「いさわ」と読み、
関東でも有数の温泉郷だそう。
歴史は浅く、昭和36年に果樹園の中から突如として
温泉が湧出したところから始まったらしい。
この後、御坂峠を超えて河口湖を通り過ぎ、
最後の見学場所の『信栄真珠 珠屋』へ。
御坂峠は古くから
甲斐富士見三景の一つに数えられている場所だそうです。
後の二つは「花水坂(北杜市長坂町地区)」「西行峠(南部町万沢)」。
天気も晴れ、山の切れ間から迫って来た富士には感動しました。
富士山は、どこで見ても感動します。
珠屋の駐車場から
バスタブごと撮ればよかった
珠屋は中国に養殖場を持つ、
湖水(淡水)真珠の専門店。
玄関を入ると、映画に出てくるようなバスタブが置いてあり、
その中には上の写真のような湖水真珠が詰っていました。
思わず、
「1回、ワンコイン(500円)でつかみ取りさせてよ」
と思っちゃいました。
ビデオやネックレスを見せられながら、湖水真珠の説明があり、
その後、カードを渡され、階上の売り場で、
身に着けるごとに、そのカードにサインしてもらい、
5回サインをしてもらうと、
この、ミニテディベアの携帯ストラップがもらえたんです。
アコヤ真珠と淡水真珠の違いがよくわかりました。
この説明を聞く限りでは、
淡水真珠は核を使わないから100%真珠。
アコヤ真珠は有核でその上に真珠層を巻かせるので、
真珠層の厚さは0.3~0.5mmだそうです。
ちょっとアコヤ真珠に幻滅しましたが・・・・・
売り場では店員さんたちの
「お一ついかが」
「買ってちょ」(こりゃ名古屋弁でした)というオーラが・・・・・・・
結局ここを発ったのが、16時過ぎていました。
帰りは河口湖大橋を渡って。
自宅に着いたのが、22時半でした。
少し疲れましたが、とても得した気分の一日でした。
ところで、Kさんが
「富士五湖って、河口湖と山中湖とあと三つ何だっけ?」と
言えますか・・・・・・・
ご招待の日帰り旅行、
6時半に名駅西口集合でした。
4時半起床・・・・・・ 眠い!
主人が駅まで送ってくれました。
小牧線が350円、名古屋線が750円。
名古屋高速が合計1100円、休日負担が1000円。
車の中で化粧しながら、
「無料が2100円の出費か」と私。
主人がすかさず、「下道行こか!」・・・・・・・・
それにしても名古屋高速は高い!
さて、バスに乗り込んで、隣の席の方がまだ見えず
本を読み始めたら、添乗員さんがチェックしにきました。
添乗員さんが同じ列の向うの席の方を
「Kさん」と呼んだと同時に、
顔を上げた私と、そのKさんと目が合いました。
「え~~~っ、Kさん!」と
4年前に、4年制の看護学校の開設の仕事をしていて、
その時に、開設したら、その学校の教員として
就職しする予定だったKさんでした。
開設が、理事長の都合で、中止になり、
その後、Kさんは私のいた某看護学校に就職し、
間もなく私は退職したので、
Kさんとはそれっきり会う事もなかったんです。
Kさん、仕事でとても悩んでいて、
心療内科に通って、薬をのんでいるそうです。
夜も眠剤をかかせなんだそうです。
この4月から、病院へ転勤するのだそうです。
そんな彼女が、私に偶然、遇ったことは、
彼女にとって、河合隼雄さんのいう
『意味ある偶然』ではないかと思った。
同じ日を選んだこと、同じ車両になったこと、
同じ、並びの席になったこと、
2人とも、隣が空席・・・・
いや~~ぁ、私にとっても『意味ある偶然』になるかも・・・・・
28日にSKITの食事会があるので、
早速、誘いました。
予期せぬ再会で、
楽しさが一層増した旅行になりました!
独身の時から、ベルメゾン(千趣会)の会員歴30数年。
ご招待は二度。
随分前・・・・・確か、名古屋国際会議場で、
パリコレのファッションショーのご招待。
この時は、職場で千趣会の世話係をしていた。
そして、昨日の日帰り旅行無料ご招待
正確には休日だったので1000円負担が発生したのだけど・・・
こんな美味しい話、のらないてはないよね。
実は次女がベルメゾンのお得意さんで、
インターネットでよく買い物するんです。
会員が私なので、私が買い物したようになっている。
そこで、私に招待が来たわけ。
『過去にお買い物をされた
愛知県に在住の方の中から厳選』だそう。
次女に感謝!
これからも、ベルメゾンでどんどん買って下さい。
ところでこのツアーで
予期せぬ出来事が・・・・・・・この続きは明日。
こんな見出しのメールが。
少量から中程度の飲酒習慣のある女性は
体重が増加しにくいことが、
米ブリガム・ウイメンズ病院(ボストン)のLuWang博士らの
研究で示されたと。
1日1~2杯相当の飲酒をする女性は、
全く飲酒をしない人に比べて
体重が増加する確立が30%低いということらしい。
研究グループによると、
男性がほかの食品に追加して
アルコールを摂取するのに対して、
女性はほかの食品の代わりに
アルコールを摂取する傾向があるのだそう。
そうかなぁ
お酒の飲みながら、よ~く食べるけど。
「適度な飲酒の習慣のある女性はアルコール以外からの
エネルギー摂取量が少なく、
同時にアルコール摂取がアルコール自体から摂取した
エネルギーよりも多くのエネルギー消費を
誘発する傾向があることから、
適度な飲酒習慣が結果としてエネルギー損失につながるのだろう」と。
別の専門家は、
飲酒は適度にすべきというメッセージであり、
減量の手段として捉えるべきではないと言っている。
私も、この研究の成果、信じていいですか?って思っちゃう。
減量の手段とする人いるかなぁ?
お酒はカロリーが高いというイメージあるから・・・・
飲むと罪悪感にさいなまれる。
「あ~~、太る」って
最近読んだ、柳田邦男さんの『新・がん50人の勇気』にも
彼女の最後の様子が載っていた。
1993年7月6日、胃がんで52歳という若さで亡くなっている。
子育てが山を越した37歳で、
わずか二週間で書いたという『情事』で作家デビュー。
池田満寿夫さんの『エーゲ海に捧ぐ』が
芥川賞を受賞したことに刺激されて書き始めたのだとか。
52歳で亡くなるまでの15年間という短い期間に、
小説・エッセイ・翻訳など100冊を超える著書があるそう。
イギリス人のご主人と、3人の娘さんたちを養うために、
小説を書いて稼いでいたとも、何かで読んだ。
それはそれでいい。
柳田邦男さんの前述の本を読んだばかりで、
『最後のエッセイ集』『絶筆“短銃”』というのが目に入って、
図書館で借りてきた。
彼女の本を読んだのはこれが初めて。
彼女はとても美意識の強い女性のようだ。
この『人生の贈り物』の中には、彼女が愛用していた
ランバンのアンティーク・ドレス、ベネチアン・グラス、ガラスの首飾りなど、
贅を尽くした品々がでてくる。
その品々との出合いや、思いを綴ったエッセイ集。
とても感受性が強く、その物が輝くのは、
服や宝石であれば身につけられて初めて、美しく輝くと。
そんな彼女も、『木箱の中のガラス瓶』で、
「ものが集まるというのは、ほんとうに不思議なことだと思うのだが、
それほどお金がなく、子育てに専念した時代、
ステキなものや心魅かれるものにあまり出逢わなかった。
それは、どうせ買えないのだからという頭から否定する思いがあるから、
ショーウィンドウの中など覗く気にもならなかった、という理由もあるだろう。
それと、子供達に食べさせ着せることに精一杯の時代には、
ガラス瓶の美しさよりも、トマトの真赤なものや、
お魚の方がよほど大事だったとも言える。」と書いている。
24歳で結婚され、小説を書き始める35歳までは
子育てに専念されたそう。
だから、ごもっともかなと思うが、
私は一生、この本に出てくるような物は買えないだろうと。
ふと、この本を真似て、
私のお気に入りの物は何だろうか・・・・・と思い浮かべてみた。
比較にならないほど、安物ばかり。
その物との出合いも、思いも鮮明には思い出せない。
1つの物に、あんなに話が書けるなんて、すごいと思った。
アッ!彼女、物書きだった。
書けて当然か・・・・・
私も彼女を真似て、
私のお気に入りの物達のエッセイを
いつか書いてみたいと思った。
『人生の贈り物』
著 者:森瑤子
出版社:Gakken