おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「遺伝子」が特許って、ありゃりゃな米国企業

2013年06月27日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス15度。あたりは今朝も霧に覆われておりますが、予報によると、きょうは終日曇り空だそうな。

ニャンにご飯を与えようと外へ出たら、どうやら細かな霧雨でござった。

どんより暗い一日になりそうでござる。

一方、きのうはというと、天気は良好、爽やかな風も吹き、なんとも気持ちのいい一日でした。

そんな1日でしたので、おぢは午前中またまた草刈りをして、午後からは1時間ほど薪割りをいたしました。

「年寄り半日仕事」実践中ってこと。けっこう汗もかいたのですが、気持ちもよろしかった。

でもって、夜は先週お休みしたズンバ・エクササイズ。ここではコーチにお尻の筋肉の衰えを指摘されましたです。

田舎暮らしは歩かないので、足腰の筋肉の衰え、ヤバイのです。

そういえば、ニセコ町にお試し移住中のTさんご夫婦は、夏は毎日ゴルフです。

あれぐらい歩けばお尻の筋肉にもよろしいのでしょうけどねぇ。

おぢ、ゴルフには興味ないし…

小まめな散歩とジムでのウォーキングに精出すことにいたします。

さて、

参院のアホバカ首相問責決議が可決されたことで、重要法案が廃案でござる。

なんといっても許せないのは、電気事業法改正案の廃案じゃ。

ったくもう、これで「発送電の分離」はまたまた遅れるではないの。

政府案ゆえ、電力会社が持ち株会社になるなどインチキ臭い発送電の分離だけれど、結果、廃案ではゼロ回答じゃ。

自然エネルギーによる発電会社設立を夢見るおぢにとっては、まことに腹立たしい。

問責決議が通ったいきさつは、これまたよくわかりません。

与党も野党も廃案の責任のなすりあいだそうで、おかげで12法案が廃案ってなんじゃらほい。

こんな仕事しておる国会議員の年収、やっぱ高過ぎ。

2800万円もの年収に加えて、歳費が3400万円も使えるのだとか。

スウェーデン並みに国会議員の年収は800万円程度が妥当だと思うけど、どうよ?

高すぎですってば!!

ところで、今週号の週刊ポスト、「国債暴落アベマゲドンがやってくる」が読みたくて買ってきましたけど、鎌田實さんの「ジタバタしない」に面白いことが書いてましたです。

アンジェリーナ・ジョリーが乳がんの可能性を恐れ、乳房切除した話でござる。

今回、彼女が行った遺伝子検査は「BRCA1、BRCA2」というものだそうで、これアメリカでは費用が3000ドル以上かかるのだそうな。

3000ドル=約30万円でござる。一般庶民に検査できる値段ではありませぬ。

アメリカでは現在、この遺伝子の特許権について最高裁で争われておるのだそうな。

ミリアド・ジェネティックという会社は、BRCA1とBRCA2の遺伝子を分離する技術と、この遺伝子をスクリーニングする技術、さらに分離された遺伝子そのものが「特許になる」としておるとか。

これに対して「遺伝子が特許ってなんじゃらほい」と猛反発が起きて、訴訟となっておるのだそうな。

「遺伝子の中の一部であるBRCAに初めて注目したからといって、遺伝子の特許を持つというのは極めておかしい」と鎌田さんは書いておる。

ったく、アメリカ人ってのは、何でもかんでも特許にして、金儲けばかりじゃ。

我がニッポンのノーベル賞受賞者の山中さんなんぞは、まったく無料で「iPS細胞」を公開しておるではないの。

「人類に貢献する」という高邁な理想を掲げて、奮闘しておる。

人間の遺伝子を特許にするなんぞ、許せんです。安い料金で世界中の女性が検査できるようにして、なおかつ儲かるって方法だって、いくらでもありそうじゃん。

こういう会社、許せませんです。

今回の訴訟は、アメリカの人権団体や15万人もの遺伝学者、病理学者、研究員が起こしたものだそうな。

アメリカにはトンデモ企業がある一方、こうした良心的な皆さんもおって、なかなか面白いことになっておりますなぁ~