おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

東電総務部

2014年01月29日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス11度。荒れ模様の天候でござる。

予報によると、吹雪や大雪に注意だそうな。きょう夕方には緩むそうですけどね。

今年は厳しい冬なのでござる。

さて、

朝日新聞電子版「原発利権を追う 東電総務部」によると、ここには「裏仕事」というのがあるのだそうな。

「社内では他の部の部長よりも総務課長が偉かった」というから絶大な権限があるらしい。

でもって「総務部は表に出せない資金を扱う。中でも国会議員のパーティー券の購入はトップシークレットです」だそうな。

現役官僚が書いたとされる小説「原発ホワイトアウト」では、合法的な裏金で政治家へのパー券が配られておった。

誰にいくら配るのか、そのあたりを差配したのが「東電総務部」なのだろう。

そして「近年の総務課長の査定が最も高かった政治家の一人が甘利明経済再生相だ。」という。

過日「殿ご乱心」と記者会見で述べておる。

支援してくれる業界のため一所懸命に働く甘利さん、あまりに判りやすくて、呆れます。

東電では1971年から総務部出身の社長が4代続いたそうだけど、原発立地が一段落した時代には、30年ぶりに総務部以外から社長が出たのだそうな。

ところが、フクシマの事故で雲行きが変わった。脱原発の動きが広がり「合法的な裏金を使った政界対策」が必要となり、またまた総務が再登板の時代を迎えた。

しかし、事故によって東電は業界のリーダーから転げ落ち、いまでは関電がこれを担うようになったのだとか。

政治家が「ニッポン経済のために原発が必要だ」と声高に叫んでも、実際には「電力会社などが購入してくれるパー券」の見返りってことだ。

これを支えるのカネの出所は「総括原価方式」に基づく「国民の電気代」ってこと。

増々腹が立ってくる。

きのうの国会、安倍総理は原発について「そう簡単にやめるというわけにいかない」と述べておるけど、その背景は上記のようなことだろう。

電力関連の皆々さまが安倍総理のパー券を買っておるかどうかは定かではありませんけど、自民党、民主党の相当数の議員にカネはばら撒かれておるのは確かです。

いずれにせよ、原発を支えるニッポンの構造、まことに古くて薄汚い。

カネまみれの原発の実態を「ニッポン経済に必要だ」「コストが安い」などと糊塗して、「キレイごと」を言い募ってきたことに腹が立つのです。

この際原発を支持する皆さんは、カネに転んだ単なる恥しらず、と申しておきましょう。