午前8時の気温はマイナス10度。細かな雪が降ってます。
今日は一転、真冬に逆戻りです。
きのうは仕事を終えてから、デッキの除雪をいたしました。いつものふあふあ雪だと楽なのですが、気温が高く硬い重い雪で、すっかり疲れたわ。
本州方面の重い雪は大変なんだろなぁと、しみじみしたりもいたしました。
きのうは町内の知人宅で開かれるお茶会に招かれ、夫婦して行ってまいりました。
お茶なんぞとは無縁のおぢですが、「新春放談会」でもあるそうなので行ってきたのです。
そしたらこれがまぁ、、ビックリ仰天!! あ然呆然となったのです。我が夫婦にとってはまさに驚天動地でござった。
上の写真は茶道具などなど、書画骨董品をごっちゃりお持ちいただいた管内在住のあるお方。で、この夜自宅から持参してきたのは総額6億円もの茶器などいうから、参加者の誰しもびっくり。
さらに自宅には総額145億円もの骨董品がひしめいておるというから、ハンパない。
こういう骨董品の類を持っておる方が、そもそも北海道に住んでいるってことが、まずはにわかには信じがたいです。
上の写真、左手の器は、北大路魯山人の作だそうです。
上の写真左は国宝級の茶器で、その上は利休の作だとか。あとは誰の何といわれても、わけがわかりませんでした。
自宅にある所蔵品リストをいただいたのですが、これが歴史上の人物や美術の教科書に載ってる方の作品ばかり。とんでもないことになっておる。
中国なら隋の時代、ニッポンなら平安、室町時代から延々とあるのです。空海作の弁財天なんて彫刻もありました。これには発見を報じる昭和10年の新聞記事もついておって、当時は30万円相当とありました。
ご本人曰く、時価は3億円だそうです。
絵画はというと、ピカソにダリ、セザンヌにモネだも!!
日本の絵だって、教科書に載っておった黒田清輝、岸田劉正、最近でいえば梅原龍三郎なのだ。
でもって、おぢは1升4万円という吟醸酒を、備前だかのぐい飲みでいただきました。
そのぐい飲みも、そばに置いてあった本に写真が載っておって、たいしたビビりましたです。
先年、TV東京のお宝探偵団のスタッフが自宅に来たそうですけど、TVでの扱いに困惑して帰ったとか。
考えられるのは、①ほぼすべてモノホンで参った。②ほぼニセモンで呆れた。または、③番組に出演している骨董屋さんの師匠から買ったものなので、真贋の怪しいものが多数あって、どもこもならんかった。
そんなあたりか!?
この所有者は昭和一桁生まれで、管内のとある場所の出身、現在もそこに住んでおりますけど、その昔は東京駒込に住んでおって、15年間にわたって東京の著名な骨董屋からこれらの品々を買い続けたのだそうです。
当時は現在の価値の10分の1程度で購入したけど、10分の1でも相当に凄い額ではありまする。
資金は、ビルの賃貸料など月間800万円、ってことは年間9600万円で、これを15年間つぎ込んだそうな。
購入価格が10分の1ってことで、時価の数字はちゃんと合うわけ。いずれにせよ、3億とか5億とかのそこらの金持ちとも無縁のレベルなのです。
本州ならいざ知らず北海道くんだりでは、この手のものは美術館とかデパートの催事場とかで鑑賞するものだと思ってました。
こんな高価なものでお茶なんかいただいていいんか? 手袋しないでいいのか? そんなレベルなのです。
でもって、おぢは利休と銘の入った茶碗でお茶をいただきましたね。手は震えませんでしたけど、割ったらどうしようって感じですか、妙なドキドキ感もあったりしてね。
それにしてもご当地後志管内ってところを甘く見てはいけません。とんでもないお人が、想像もつかないところにいるのだと、思ったのでした。
後志、恐るべし!!