おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

防災無線整備に5億円

2014年01月07日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス8度。

雪は降っておりませんが、きのうは除雪をしないまま放置プレーしておりましたので、デッキの上が凄いことになってます。

デッキは約3メートル四方のものが玄関の両側にありまする。片側だけなら楽ですが、両方とも除雪するのではちょいとしんどい。

実際には、小さな除雪機が仕事するわけですがね。

今年の夏はムリだけど、片側を人気の「アウトドアリビング」とか「ガーデンルーム」にしようかしらん。こういうのがあると、冬の除雪が片方無くなっていいのだけれど。

豪雪地帯に対応したものがあるのか???

春や秋に、ちょっとぽかぽか過ごせるこうしたガーデンルームでお茶するってもの悪くないなぁ。

値段がクラクラしますけどね~

ところで、我が町にも防災無線ラジオがこの春ようやくやって来るのだそうな。

我が家では、何かあったなら「自己判断でトットと逃げる」つもりでおりましたけど。

今回、町は5億円もの費用をかけたのだとか。小さい町にしてはとんでもない金額です。

お隣ニセコ町には、町が放送設備をつくった「公設民営方式」の「ラジオニセコ」というFMコミュニティー放送局が一昨年からスタートしております。

全戸に無料でラジオを配布し、音楽番組などを放送する一方、防災情報も流すことになっておる。

もちろん「防災」目的で国の補助金をつかっておる。

お隣ニセコ町のこのラジオ放送に便乗して「ラジオニセコの共同運営」でもしてくれたら、こんなにお金もかからんかったはず。

町内のほぼ全域でこのラジオニセコはちゃんと聞こえるし、聞こえにくいところだけ整備してもいいような。

さすれば「端末配布」でよかったんでないの???

「ラジオニセコの共同運営」でいいと思うけど、それでは補助金が出ないか?

硬直化したお役所仕事でござる。

もっとも、大事なのはこうしたハードではなくて「ソフト」。

去年、伊豆大島で起きた土石流災害では、役場が避難勧告を出さなかったため死者行方不明者が40人以上にのぼっておる。

町長、副町長が不在だったこともあるけれど、この町では50年以上大きな土砂災害が起きていなかったことに加え、火山噴火の砂防施設が整備されていて、土砂災害には「無警戒」だったとか。

防災無線などがしっかり整備されていても、肝心の役場職員がちゃんと避難勧告を出さなかったための災害で、いわば「仏造って魂入れず」状態で40人以上が亡くなった。

避難勧告を出さずに、多くの死者を出して、それでも役場職員は過失致死で逮捕もされてないというから不思議でござる。

ご当地も、そんなことにならないよう願うばかりですけど、5億円かけようが10億円かけようが、そのハードを運用するソフトがしっかりしてないと大島町のようになっちゃうんだなぁ、これが。

倶知安町は人口でみると、約1万5000人と近隣町村では際立って大きい町でござる。

だけどインフラ整備なんかは、しっかり遅れておる。

お近くの真狩村やニセコ町では、「全戸に光ケーブル」がとうの昔に通っておっておるし、防災無線とかラジオとかもすべて整備されておる。

ところがギッチョン、我が家のインターネットは勝手に「イーモバイル」で延々とやっておる。

スキー場周辺はさすがに光を整備したけれど、市街地以外は放置されておりました。

おかげさんで1メガを超える写真データなんぞは直接送るのはいまもムリ。

役場によると「光通信はNTTなど通信業者がやることです」とにべもない。

いずれにせよ、5億円の防災無線といったハードより、これをしっかり運用できるシステムを構築する方がよっぽど大事だね。

大島町のようなことになって、友人・知人でも亡くそうもんなら、おぢなら町長と役場担当者を告訴する。

避難勧告を出さなかった大島町の役人は、いまどう思っておるんかねぇ、、、

だから5億円のインフラが「出来て終わり」ではないのです。

どう運用するかがポイントだけど、お役所仕事ではハードが「完成して終わり」ってことになる。

この防災無線システムの運用方法、マニュアルなんかはつくるんだろうけど、2~3年で職場を異動になる役場では、継承も難しい。

やっぱ最終的には今回のハードが「完成して終わり」ってことになるんだろなぁ、、、

すべてムダ遣いとまでは言いませんが、どうよこのあたり!?