午前6時の気温はマイナス13度。天候は晴れ。
さらっと10センチほどのパウダースノーが積もっておって、絶好のスキー日和でござる。
仕事も除雪もあるけれど、スキー、どうしようかしらん…
そんなこんなではありますが、きのうは札幌の陸運支局へユーザー車検を取りに行ってまいりましたです。
かかった費用は重量税に自賠責、諸費用を合わせて5万円と少しでござった。
検査の職員もおおむね親切でござった。とはいえ、フロントガラスの左隅に張られておった古い24か月点検のステッカーが付いたままだったので、一度「不合格」になりました。
でもって、これを手ではがして、チェックしてもらって、ようやく車検に合格したのでござった。
古いステッカーを1枚貼ったままだったので、「車検に不合格」ってどうよ?
これぐらいなら「合格ですが、そのステッカーは、すぐにはがしてください」って言っておくだけで、いんでないの???
ブレーキが利かないとか、ウインカーが点滅しないとか、それなら不合格と納得するけど、これは単なるイヤミか、嫌がらせのたぐい? などと感じるのはひねくれ者のおぢだけか?
でもって、めでたくユーザー車検に合格し、お昼は人気ハンバーグ店の「Toshi」へ。
前回は大混雑でしたけど、今回は空いておって、待ち時間なしで入店できてウキウキ。
でもって、メニューを見ると「トッピングにチーズ200円」とあったので、その勢いでちょいと贅沢いたしました。
ではありますが、これが残念な結果に。せっかくのハンバーグの旨さが、濃いチーズ味でわかんなくなったのでした。
ハンバーグの旨さを味わうには、チーズは余計でした。ま、かなりたっぷりのチーズでしたから、チーズ好きにはたまんないのでしょうが、じーさんのおぢにはちょいと合わなかったのでした。
でも前回同様、お持ち帰り用の冷凍ハンバーグを買い求めましたので、この先自宅で「チーズなし」が楽しめますけどね。
そんなきのうは、ニセコ町で作家の佐々木譲さんの講演があるというので、トットと札幌から戻って聞いてまいりましたです。
佐々木さんは、おぢより1歳年上。現在中標津町在住ですが、ひらふ地区に父親が建てた別荘があるのだとか。「エトロフ発緊急電」はここで書いたと申しておって、へぇ~となったのでした。
また、有名なカナダのリゾート、ウィスラーについて、景観も良く、「素晴らしいスキー場だけど、雪が酷い、ニセコは勝てる」とも申しておりました。
そして、世界各地の新しい観光地を紹介しながら、「ニセコをアーティスト村」にしてはどうかと提言をされておりました。
つまりは、スポーツやアウトドアのリゾートから、クリエイティブな時間を過ごすためのリゾートになって欲しいとも。
それと、これが大事なことなのですが、「町とリゾートがつながってはいけない」とも申しておりました。環境を守り、「森を抜けて、リゾートへ向うような景観」こそが大事だとしていました。
森を抜けて、そこにパッとリゾートが広がる風景、インパクトがあります。ひらふ地区へ向かう道沿いに、町から延々家が建っていては、「リゾートが台なし」ってことなのです。
そのためには「私権も制限」すべきだとしてました。示した写真には、パリのマクドナルドは景観に配慮して店舗には赤い色がなかったり、銀座のセブンイレブンにも、看板も例の色合いは使わず街並みにあったシックな色合いになっておる。
美しい、その町にふさわしい景観、ある程度の私権を制限して、なんとか守らないといけません。
佐々木さんのお話で冒頭に新雪谷町の話がありましたです。
これ、ニセコ町のことだそうです。昨年我が家に来た中国のレストラン王は「二世古ではダメ」「富良野はいい」と申しておりました。
一世ではなくて「二世が古い」のでは中国語的にはどもこもならんというのです。
それに引き替え富良野は「富が良い」わけで天地の差だとも。
この新雪谷町、15年も前からそうなっておるそうですけど、おぢは昨夜まで知りませんでしたね。
第一、いまパチパチ打っておるパソコンだと「にせこ」と打つと「二世古」と出る始末なのです。
ニッポンのワープロソフトでは、にせこと打っても、絶対に新雪谷とは出ません。まずはニッポン人にこの字でニセコって読むことを知ってもらわんことにはどもこもならんと思う。
佐々木さんも新雪谷町はいいと申しておりましたけど、いかんせん、ニッポン人がこれをニセコとは読めないです。
なんとか漢字の新雪谷をニッポン人に広める手立てを考えないと、拙いのではないかと思ったのでした。
ワードとか一太郎に新雪谷入れないと始まんないと思うけど、どうよそのあたり???