おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

安倍政権「終わりの始まり」!?

2014年07月21日 | Weblog

 

午前5時の気温はプラス16度。晴れております!!

日中の最高気温は25度の予想ですが、そんな程度に収まってくれるのか?

きょうは薪割りを頑張ろうと思っておりますので、涼しいと嬉しいのですけど、どうなんだろ?

きのう、久々にお近くのレストラン89(ハック)で昼食をいただきました。

ここは自前の農場(ハックルベリーファーム)で育てた新鮮野菜を提供してくれるのが嬉しいわけ。

3連休の中日とあって、札幌方面の観光客など、主にリピーターの方で賑わっておりました。

農場の責任者の方にお話を聞きましたけど、今年は雨不足で農家は大変なことになっておるそうです。

ご当地の農業関係者は「夏の日照り」でたいした困っておる。

適度なお湿り、いつになるのでしょう???

さて、

ご尊敬申し上げる元政治家の田中秀征さんが「滋賀県知事選は安倍政権の暴走にブレーキ!」と題して以下のように書いておりまする。

当初圧勝が予想された与党推薦の小鑓氏だったが、「やはり安倍晋三政権の2つの強行が主因であろう。1つは原発再稼働の推進、もう1つは集団的自衛権の閣議決定だ」と分析しております。

そして「この流れは今後一段と勢いを増し、福島、沖縄、愛媛の県知事選にも決定的な影響を与えることは間違いない」とも申しております。

さらに「これでも川内原発を再稼働させるのか。行政改革を放置して消費税10%を実施するのか。ガイドライン(日米防衛協力の指針)を改定するのか。それとも、安倍首相は、暴走を反省して行革と経済に専念する方向に転換するのか。その岐路を迎えている」としております。

自民党内にも大勢いるはずの良心的な皆さんにも大いに期待をしたいところでござる。

また田中秀征さんは「今回の県知事選は、民主党にも大きな転換を要請している」としております。

それは「党内の原発推進派や集団的自衛権行使派と明確に手を切れというのが、かつての民主党に期待した人たちの大半の願いなのである」と、まことにごもっともな発言でござる。

民主党がこの先存続できるかどうかは、ここらあたりで党内の保守派と手を切れるかどうかにかかっておる。

元総理でしたけど、単なる自民党の補完勢力に過ぎない野田佳彦なんか、その最たるもの。安倍政権設立をアシストした罪は相当大きい。

こういうアンポンタンは、トットと自民党員にでもなるのがよろしい。

そして田中さんは「民主党は、有権者が期待し、民主党が公約した『消費税増税の前の行政の改革』を平気で反古にした。民主党政権のこの不信行為こそ党没落を招いた。これも有権者は忘れることはない」と申しております。

ま、もう誰も民主党には期待してませんけどね。

と思ったら「三日月氏が民主党衆議院議員だったことは決して民主党の復活を意味してはいない。かつて民主党を支持した人たちの多くが彼に投票したにせよ、それは現在の民主党を支持していることを意味してはいない。正反対の意見や主張が同居している限り、民主党は二度と浮上しないことを肝に銘じるべきである」とまことにごもっともでござる。

三日月氏が勝っても、民主党に春は来ないと知るべきだろね。

また、山田厚史さんも「脱安倍へと動き出した民意」として、以下のように書いておる。

曰く「原発の争点化を避けるおなじみの選挙戦術だったが、終盤に自民党が党を挙げて応援に乗り出したことで争点は一気に国政へと移った」。

そして安倍政権に関してはまことに納得いくのが次の一言でござる。

「国会中継を見ても、批判されるとムキになる。感情を露わにし攻撃的な口調が目立つ。自信がないと想定問答を棒読みするだけ。とても分かりやすい性格だ」とは、おぢも同感でござる。

安倍総理の性格は、国会中継をラジオで聞いておると、ホントよくわかる。

批判されるとムキになり、感情を露わにするあたりは、小児病的な感じ、一国の総理としていかがなものか?

さらに「大学に闘争の嵐が吹き荒れていたころの『にわか革命家』に似ている」はけだし名言でござる。

6月23日の産経新聞一面に中曽根康広元首相の寄稿が載っていたそうで、その中身は安倍政権に自重を促す内容だったという。

論旨は以下のようだ。

①敗戦後の日本は憲法9条の下でどのように実効性のある安全保障体制を作るかが基本課題だった
②同盟国である米国と協議して他国の理解と自国民の支持を得ることが重要だった
③安保政策は自民党と野党が話し合いながら注意深く形成されてきた
④自衛権の整備は安全保障上の一要素、外交戦略が欠かせない
⑤集団的自衛権は中国、韓国、ロシアを刺激する。反応の分析や検討が大事だ
⑥日本の戦後外交の基本は善隣友好だ。対中・対韓での協調を忘れてはならない
 

山田さんは「文章の端々に現政権の内政・外交にハラハラする思いが伝わってくる」と書いておる。

自民党内の最も右寄りとされた中曽根元総理がハラハラする、「革命家」安倍総理の政権運営、こんなもんでござる。

こうもいう。

「頻繁にテレビに登場する首相の映像に、有権者は一抹の不安を覚えるようになったのではないか。表情は正直に語っている。高揚すればするほど手前勝手な未熟さが見えてしまう。安倍首相に対抗するライバルは自民党内になく、野党は無力化。長期政権化がささやかれ、メディアの腰は引けている。そんな状況に『目覚まし』を迫ったのが滋賀県の有権者である」。

そしてこう締めくくる。

「安倍政権への反旗は、地方から始まるのではないか」。

10月の福島県知事選と11月の沖縄県知事選が、安倍政権「終わりの始まり」となるか、たいした興味深いことになっておる。

エキセントリックな二世議員が、総理になって進める革命、そろそろいい加減にせんかい、二千回!! と思う人々は、地方に五万といるのでござる。