おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

怪しい肉は氷山の一角

2014年07月23日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス20度。

ずいぶんと久々の雨でござる。昨夜からけっこうな降りってことで、農家もさぞかしホッとしておることでしょう。

おぢはすっかり風邪っぴきで喉が痛くて困っております。

痛くてしんどかったのですが、ハニーさんが新しくなった新千歳空港を見たいというので、きのう旧友を空港まで見送りがてら、行ってまいりました。

最近はハニーさんをあまりあちこち連れてってないもんだから、ちょいとムリしたのです。

新千歳空港は、ドラえもんのアトラクションやらロイズのチョコレート工場に加えて、温泉やら映画館まであってなんだか凄いことになってました。

ではありますが、ハニーさんがはまっておったのは、先住民のアイヌのコーナー。

アイヌ独特の模様が気になったようです。

なんでも「魔除け」などいろいろ意味があったりするみたいなのです。知りませんでした。

も少し学校で少数民族についての教育も必要かもしれませんな。

元々北海道に住んでおったのは、我々和人ではなくて、アイヌの皆さんだったわけだしね。

オーストラリア、ニュージーランドなんかでも、先住民に関する教育はしっかりされておるようだ。

北海道の顔ともいえる空港に、ああいったコーナーが設けられておるのは、そういう第一歩として、たいしたいいことだと思ったりもいたしました。

さて、

中国・上海の食品会社でとんでもない実態が明らかになったです。

床に落ちたチキンナゲットとみられる肉を、放り投げて元の食品製造行程に戻したり、賞味期限切れの肉を使っておったりしておったそうな。

専門家は「氷山の一角」と申しておりましたけど、たぶんそのとおり。

こんなことは中国に限ったことではあるまい。

テレビニュースを見ておったら、インタビューに答えて東京あたりの若いおねーちゃんが「信じて食べてましたぁ~」とか申しておって、これまたノー天気なことで、これにも呆れてもうたです。

外食産業、とりわけファストフードなんてなもんは、どんだけ怪しい食材を使っておるかわけわからんことは、いまに始まったことではないじゃん。

北海道苫小牧市の「ミートホープ」は、牛肉のミンチ肉と称して安い内臓肉を混ぜたり、消費期限切れの肉をラベルを変えて出荷したり、100%牛肉と称するひき肉に、豚肉や鶏肉、果てはパン粉まで混ぜたりしておった。

2006年のことでござった。

この大事件を告発した方は、その後不遇をかこっておると聞きましたけど、こういうホイッスル・ブロアー(笛を吹く人、内部告発者)はちゃんと評価されないと困ります。

ニッポンでさえ、こんなことがあったわけだから、外国ならどんなことになっておるかわけ判りません。

アメリカやヨーロッパで猛威を振るった狂牛病(いまはBSEと妙ないい方してますけど)は、牛の骨からつくった牛骨粉と呼ばれる飼料を牛に食べさせたために起きた病気。

脳がスポンジ状になり自分の足で立つことも出来なくなった、へたれ牛がヨーロッパやアメリカで出てきました。

この牛の肉を食べた人間は、痴呆性のクロイツヘルト・ヤコブ病の患者なった。

これは最初英国で発症し、ヨーロッパやアメリカに広がりました。

ニッポンの牛もけっこうな数の牛がこの狂牛病のへたれ牛になっておる。

ヨーロッパではこのあと、しっかりした対策が取られ、いまは安全な牛肉が提供されておる。

オーストラリアは、そもそもこの狂牛病は上陸しませんでしたので、いまも昔も安全な牛肉とされております。

一方、今も昔も延々と怪しいのがアメリカ産の牛肉と言われておる。

そもそも食肉処理の方法がズサンだったり、牛を短期間で飼育するために、ニッポンでは禁止されておるホルモン剤をエサに投入したりと、けっこうムチャをしておるという。

特にこのホルモン剤、エストロゲンという女性ホルモンは、米国産牛にはニッポンの600倍残量しておるといわれておる。

ノー天気に「米国産牛」を使ったハンバーガーだとか、牛丼、焼き肉を食べておってはヤバイのです。

なのに「信じて食べてましたぁ~」という若い女性の無知さかげんには改めて驚かされます。

このホルモンのせいか、子どもの初潮が早くなったという話も聞く。

我が家では、ハンバーグのような何が混じっておるかわからんもんは、札幌の専門店「Toshi」とか倶知安農業高校の生徒がつくったモノ以外はほぼ食べません。

「Toshi」は池田町のあか毛和牛にこだわって使用しておるというから食べるのです。美味しいこともありますけどね。

農高の生徒がつくったハンバーグも出所が明らかです。

出所不明で、どこでどう育てられたか不明な牛では、気持ち悪くて食べられないことになっておるのが、いま食肉を取り巻く世界の実情でござる。

そういえば、我が家では以前、市販のカレールーを使ってカレーライスを作ってましたけど、「牛脂」の入った某食品メーカーのものは買ったことがありません。

パッケージに書いてある「牛脂」、どこの国のどこの牛脂なのか? ちゃんと書いていないのでは怪しくないか?

ガンなどのリスクを避けるためにも、怪しい食品は「極力避ける」のが賢明な消費者ってもんでしょう。

ボーッと、お安いファストフードばかり食べておっては、とんでもない健康リスクを背負うことになる。

自身の健康はしっかり自分で守ることが大切でござる。

もっとも、安くて怪しいものを食べて不健康になるのも自己責任、そういう人はお好きにするのがよろしいと思う。

だけど、子どもにファストフードを平気で食べさせる茶髪のアッパラパーのママさん見ると、「これでいいのか?」とため息が出たりします。

母親にはもっとしっかりしてほしいと思いますけど、どうよそのあたり???