おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「室井佑月」はカッコいい!!

2014年07月15日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス19度。

薄曇りで少し風のある朝ですが、ずんずん晴れてまいりました。

ご当地の最高気温は29度だそうな。

暑い一日になりそうでござる。

ひよいと窓を開けると、耳に心地よい小鳥のさえずりと、ときおり、やかましいカラスの鳴き声が聞こえてきます。

心地よい朝のひとときを台なしにするカラス野郎、許さんね!!

ところで、YAHOO!ニュースによると、作家の室井佑月さんが、週刊朝日で「なぜ子どもをわざわざ福島に連れていかなきゃいけないの?」とまことにごもっともなご意見を申しておる。

室井さんがプンプン怒ったのは以下のニュースについて。

「原発事故による風評被害の払拭に向け、政府は、修学旅行先として福島のモデルコースを設定し、全国の学校に提案することなどの強化策をまとめました」

福島県では子どもの甲状腺がんが50人もおるという。

これについて福島県は、過剰診断としておるそうだ。

だけど、放射能の影響を完全否定する証拠などどこにもない。

福島第一原発の事故から来年は丸4年だ。

チェルノブイリ事故の経過を見ても、福島県の子どもの甲状腺がんは、さらに急増するだろう。

そんな中で室井さんは、「あたしはなぜ、全国の子どもたちをわざわざ福島へ連れていかなきゃいけないのか理解できない」という。

さらに続けて「政府の意見が正しいことの証明に、子どもを使うのはやめてくれないかな。大丈夫であることの証明に、子どもを使うって野蛮すぎる」とも。

おっしゃる通りでござる。

福島県に住む子どもたちは、この夏もご当地ニセコをはじめ札幌などに「夏の保養」にやってきます。

きょうの写真は「福島の子どもを守る会」のホームページからいただきました。

我が家も、ご当地に保養にやって来る子どもたちをサポートすることにしております。

その子どもたち、北海道にやって来ると必ずこう母親に聞くのです。

「お母さん、外で遊んでいいの?」

そう、諸般の事情があって、福島県から移住することのできない家庭の子どもたちは、県内では外で遊ぶこともできないのです。

福島県を出て、「流浪の民」となった県民は15万人。

そして県内に住む子どもたちは、いまだに外で遊ぶこともできないのです。

酷くないか? 

それでも原発再稼動か?

原発なくてもニッポン経済は復調する気配じゃん!!

…っておぢは思います。

室井さんは集団的自衛権の行使容認についても以下のように述べておって、まことにストンと落ちる。

「集団的自衛権に対してもそうだよ。日本の若者も血を流さないと? まず先に、どうすれば日本の若者が血を流さずにすむのか。そこに命をかけることこそ、今の大人が頑張ることだろ」。

いまは「大人が頑張るとき」でもあるのです。

おぢももう少し声を大きくしないといけません。

威勢のいいことばかり、大きな声で言う輩が多いもんだから、なんだか「正しい声」が聞こえにくい。

そんな中「男前」室井さんの発言、たいした小気味がよろしい。

一方、東京新聞によると

「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」と詠んだ市民の俳句を、さいたま市大宮区の公民館が月報への掲載を拒否した、というからこれまた異常なことでござる。

「市内外から『表現の自由を萎縮させる』との批判が市に相次いでいる」そうだけど、さもありなんだ。

役人の対応は、いきなり戦前の「言論統制」に似て見えてくるから気持ちが悪い。

そうとう嫌な感じがいたします。

大人のおぢも出来る範囲で頑張らないと、ニッポン中に気持ちの悪い空気が流れておって、たいした息苦しい昨今なのでござる。