おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

安保法制も、原発も、「アーミテージ・レポート」のまんま!!

2015年09月08日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス10度。

あたりはすっかり秋の気配が漂っております。

日中、半袖Tシャツを着ることもありますが、朝夕は長袖Tシャツで、さらに何か羽織る感じでしょうか。

あちこちで収穫作業も始まっております。

ブランドのおコメとして知られるらんこし米の収穫も、蘭越町で始まったとか。

間もなく新米をいただけますなぁ、、、

ってことで、そろそろ、薪ストーブのメンテナンスをしなきゃならん時季でもございます。

さて、

安保法制や原発の再稼働は、「アーミテージ・レポート」に基づくものだと、過日のTBSサンデーモーニングが指摘しておりましたです。

そこで、ちょいと調べたら、2012年8月に発表された「第3次アーミテージ・ナイレポート」というのがある。

そこには9項目にわたる日本への提言が書かれておる。

どうやら安倍内閣のやっておること、レポートのまんまでござる。

以下は海上自衛隊幹部学校のHPに書かれておるレポートからの抜粋じゃ。

提言は以下の通り。

(1)原子力発電の慎重な再開が日本にとって正しくかつ責任ある第一歩である。

(2)日本は、海賊対処、ペルシャ湾の船舶交通の保護、シーレーンの保護、さらにイランの核開発プログラムのような地域の平和への脅威に対する多国間での努力に、積極的かつ継続的に関与すべきである。

(3)環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加に加え、経済・エネルギー・安全保障包括的協定(CEESA)など、より野心的かつ包括的な(枠組み)交渉への参加も考慮すべきである。

(4)日本は、韓国との関係を複雑にしている「歴史問題」を直視すべきである。

(5)日本は、インド、オーストラリア、フィリピンや台湾等の民主主義のパートナーとともに、地域フォーラムへの関与を継続すべきである

(6)新しい役割と任務に鑑み、日本は自国の防衛と、米国と共同で行う地域の防衛を含め、自身に課せられた責任に対する範囲を拡大すべきである~中略~米軍と自衛隊の全面的な協力を認めることは、日本の責任ある権限の一部である。

(7)イランがホルムズ海峡を封鎖する意図もしくは兆候を最初に言葉で示した際には、日本は単独で掃海艇を同海峡に派遣すべきである。

(8)日本は、日米2国間の、あるいは日本が保有する国家機密の保全にかかる、防衛省の法律に基づく能力の向上を図るべきである。

(9)国連平和維持活動(PKO)へのさらなる参加のため、日本は自国PKO要員が、文民の他、他国のPKO要員、さらに要すれば部隊を防護することができるよう、法的権限の範囲を拡大すべきである。

いやはや、安倍内閣のやってることも言ってることも、なんでもかんでもこのレポート通りで、呆れて口あんぐりでござる。

背景にはいくつか要因があるのでしょうが、「世界の警察官」を自認してきたアメリカの力が、相対的に落ちてきておるためだろう。

アメリカ国内のえん戦気分や財政負担の軽減ってことなどから、自衛隊にもご協力してほしいってこと。

ようするに、自衛隊も米軍とともに血を流せと申しておる。

だから米政府も、安倍総理に上下両院合同会議で下手な英語での大演説させたわけだと、チョー納得いたしますわ。

我がニッポン国、独立国だと思ってましたが、こうなるとまるで合衆国のひとつの州に過ぎませぬ。

こんなんでいいのか、ニッポン国!!