おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「田中角栄はなぜ消されたのか」

2016年08月05日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス20度。

薄曇りのお天気です。

ご当地ではきのう日中も30度近くまで気温が上がり、まさに夏本番でござる。

周辺では、やたら交通量が増えて、本州ナンバーの車を数多く見かけるようにもなりました。

ご当地を観光で訪れたり、夏休みを涼しい北海道で過ごす皆さんなのでしょう。

飲食店も混雑しております。

そんなきのう、東京の旧友Tが娘を伴ってやってまいりましたです。

娘は、東京のさるお嬢様大学におられますけど、来年はいよいよ就職だそうな。

我が家でギャーギャー泣いておむつ替えておった娘が就職とはねぇ、、、

クラクラしますわ。

そんなことで、昨夜は地元中華の名店「広華」で会食をいたしましたです。

ランチタイムは混雑しては入れないことが多く、運良く入ることができても、注文したものがなかなか出てこないこともあり、最近は足が遠ざかっておりました。

そんなことで久々に訪れましたが、これがやっぱ美味なのよ!!

中でも「中華おこげ」と「あんかけチャーハン」が絶品でござった。

あんかけチャーハンは、ふあふあしたリゾットでも食べてるような食感で、初めての味覚と舌触りに驚いた。

あれは卵白かなぁ、、、

中華おこげもこれまたなんとも旨かった。

ほかにもぐつぐつ鉄なべで出てくるピリッと山椒の効いた麻婆豆腐やきょうのお勧め「野菜となんとかの炒め物」などなど、いずれも「う~ん」と唸って食べましたです。

旨いもんは人を元気にしますなぁ、、、

さて、

週刊ポスト今週号は「衝撃新証言 田中角栄はなぜ消えたのか ロッキード事件40年後の驚愕証言」の見出し。

水曜日はいつも週刊現代を買い求めるのですが、今回はこの見出しに惹かれて週刊ポストを購入いたしましたです。

事件当時、衆議院議長秘書を務めておった平野貞夫さんの証言でござる。

平野さんは「この事件は米国発だが、主要な舞台となったのは政府与党の内部。その熾烈な権力争いの結果、敗れたのが田中さんだった」としておる。

ロッキード事件とは、大型対潜哨戒機P3Cを売り込む「児玉ルート」と、大型航空機のトライスターを売り込む「丸紅ルート」の2つを巡って、政界に巨額のカネが流れ込んだ事件。

田中角栄が逮捕されたのは、ロッキード社の代理店だった丸紅から5億円のわいろを受け取った「丸紅ルート」とされる。

しかし、実は21億円ものカネが秘密コンサルタント料として児玉誉士夫に渡った「児玉ルート」が本線だったという。

この児玉ルートは当時防衛庁長官だった中曽根康弘さんにつながる。

しかしこの本線の児玉ルートは、児玉誉士夫が脳梗塞の後遺症で意識障害を起こし国会の証人喚問ができないとしてポシャッたのだそうな。

児玉さんは、事件発覚当初から病気を理由に証人喚問を拒否しておったそうな。

平野さんは「児玉氏が中曽根氏を守るために、自分の意思で証人喚問を拒否したと思っていた。しかし、その判断が間違っていたことに、後になって気がついた」そうな。

それは当時の「新潮45」に掲載された記事で、児玉氏の主治医・喜多村孝一東京女子医大教授の部下だった天野惠市さんの手記。

これによると喜多村さんは1976年2月16日、児玉宅に行って、フェバノールとセルシンといういずれも強力な催眠作用と全身麻酔作用の薬を注射する。

そんなことしたら、患者は完全に眠り込んで国会医師団が来ても診察できない。そんな犯罪的な医療行為をしたらえらいことになりますよ、と天野さんは喜多村さんに申したそうな。

しかし喜多村さんは、薬剤と注射器を往診カバンに詰めて出て行ったそうだ。

これが事実だとすると、昏睡状態だったため児玉さんの証言が得られなかったわけ。

そこで中曽根さんが絡む児玉ルートから、田中角栄が絡む丸紅ルートへ、東京地検は舵を切ったのだそうな。

平野さんは「田中さんは物的な証拠がないまま、証言だけで有罪になった。政治、捜査機関、司法当局、そしてメディアによって、〝田中有罪〟という世論の大合唱が作り上げられた」と話しておるそうだ。

田中角栄が無罪だったかどうかはともかく、それよりはるかに巨額のカネが動いた児玉ルートが事実上捜査対象から外れてしまった背景にこんなことがあったとはねぇ、、、

平野さんの著書「田中角栄を葬ったのは誰だ」読まんでどうするって話でござる!!