午前8時の気温はプラス21度。
セミの鳴き声がジイジイ聞こえる快晴の朝でござる。
そんな朝というのに寝坊しております。
昨夜酒を呑んだわけでもないのに、いつもの時間の起きることができませなんだ。
疲れがたまっておるのでしょうか?
はたまた歳のせいか?
10時間も寝てましたわ。
「年寄は早起き」と言うのはウソじゃん!! と思います。
それから慌てて仕事で出かけ、昼前に戻りました。
更新が遅れてごめんなさいね。
昨夜は録画してあったBSプレミアム、アナザーストーリーズ「映画“男はつらいよ”~寅さん誕生 知られざるドラマ~」を拝見しましたです。
今年は渥美さんの没後20年だそうです。
早いものです。
「男はつらいよ」は、そもそもフジテレビで放送し、この最終回で寅さんがハブに噛まれて死んでしまいます。
それに怒った視聴者がフジテレビに抗議の電話。
フジテレビには抗議電話が鳴り続け、あまりの人気なので山田洋次さんも腰を上げ、劇場版がスタートしたのは有名な話。
ですが、改めて、当時のフジテレビ関係者のインタビューがあれこれ面白かった。
そして何より、男はつらいよの最終回1995年の「寅次郎紅の花」撮影の際に、NHKが2か月間密着した記録があったという話は知らんかった。
渥美さんは、この手の取材はそれまで一切断り続けてきたそうな。
私生活は全く謎の人物なのです。
この最終回の撮影後に、渥美さんは肝臓がんで亡くなるのですが、死後3日間はこのことが隠され、家族で葬儀を終えた後、山田洋次さんに伝えられたというから驚いた。
それも渥美さんの遺言だったそうな。
昭和40年代のフジテレビ版「男はつらいよ」から付き合いのある山田洋次監督さえも、渥美清の自宅を知らず、家族にも会ったことがなかったというのには驚いた。
渥美さん徹底して秘密主義だった。
そしてこのインタビュー中に、アメリカ映画スーパーマン話が出てくる。
渥美さんは「スーパーマンのロケ現場で子どもがスーパーマン役に『飛べ!!』っていうんだけど、飛べやしないよねぇ~ワイヤーで吊らなきゃ飛べないんだよ…」と呟く。
元気で威勢のいい映画の中の寅さんと、ガンにむしばまれた本名の田所康雄の実情を、映画スーパーマンに例えたのでした。
詳しくは9日深夜11時45分からBSで再放送されますのでご覧くださいな。
数々のエピソードに唸るドキュメンタリーでした。